84-1.2003年6月13日.台湾への原子炉輸送反対「平和船団」抗議行動(1)〜(10)

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呉中央桟橋から貨物船が出るということですが、ボートを降ろす場所が無いため、いつもの通り、海上自衛隊潜水隊前から6隻のボートに乗り、中央桟橋へ直行

このページの下に藤井純子さんからの報告を掲載

13日毎日、中国、読売新聞、14日毎日、朝日新聞に出ていました。

大庭里美さんからの呼びかけとプルトニウムアクションの抗議文は3ページ目の下に

湯浅さんからの呼びかけと、ピースリンクの抗議文は4ペジ目の下に

ノーニュークス・アジアフォーラムの抗議文は5ページ目の下に

台湾現地からのアピールは6ページ目の下に挿入しました。

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今回は直接関係ありませんが、自衛隊艦船の間を通っていくのも意味あることです。12時前に海にでました。

 

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 人文字の山田和尚夫妻のカヌーがカッコ良かったです
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 手漕ぎではさすが遠く最後尾でロープにつなぎ中央桟橋に一目散
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原子炉を積んだHAPPY BUCCANEER号が見えました

 

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 ウワー、でかい船
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 残念ながら、波が荒く肝心なショットがぶれてしまいました。(腕不足かな。)だから、多目に撮影せざるを得ないと改めて感じ入った次第。
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HAPPY BUCCANEERの船名ははっきり見えるのでデジカメの問題かも?

 

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 Sさんらのボートと藤井純子さん等のボートで横断幕を広げてもらいましたが、ここまでは撮影がうまくいかず、申し訳ありませんでした。
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ともあれ先頭の伊達純、平岡典道コンビはいつもながら大活躍

 

            

広島の藤井です(長文お許しください)

被爆地広島のすぐそばの呉バブコック日立から原発輸出をするというとんでもない情報がはいり、急きょ抗議をしました。

6月12日、呉のバブコック日立に抗議に行ってきました。

参加者は、大阪のノーニュークス・アジアフォーラムから3人、プルトニウム・アクション・ヒロシマ、原発はごめんだヒロシマ市民の会、ピースリンク広島・呉・岩国の4人。

バブコック日立庶務課長ほか1人の対応で申し入れをしました。
それぞれの抗議文を読み上げ被爆の苦しみを知る広島からなぜ、原発を輸出するのかと問い、さらに現地塩寮反核自救会の抗議文も一緒に読み上げました。

課長は「自分たちはGE(ジェネラル・エレクトリック社)の発注どおりに淡々と仕事をしてきただけ。上に伝える」と言い、原発については「安全性も基準内で問題はないと信じる」との受け答えに「現地での抗議があることや、私たちの申し入れを真摯に聞き、政策転換をするくらいに話し合ってほしい」と詰め寄りました。

最後に「呉から海上自衛隊が出、また原発輸出をする。二重に悲しい想いをしている呉市民がいることを知っておいてくれ」と呉YWCAのメンバーが言い残しました。

13日、原子炉は貨物船に積み込まれて出港を待っているところに平和船団で抗議をしました。参加者は、大阪の三人と、島根二人、ピースリンクの6人。カヌーはゴムボートに比べカッコいい。

オランダ船籍のHAPPY BUCCANEER(海賊?)で運ぶようでした。英語での呼びかけは、船内の乗組員も聞いてくれていました。
「台湾の人たちは原発がくることを望まない。輸出を止めて」と。シュプレヒコールも「被爆地から原発輸出をするな」「原発のない社会を」「台湾の海を汚すな」…と続きました。4日後に着くそうですが向こうでは漁船がたくさん出て大々的な阻止行動があるらしく、けが人が出るのではないかと心配です。

台湾の反核自救会も「恨みと恐怖の輸出を止めよう!原発に脅かされない新しい非核アジアを一緒につくろう!」と言っています。

被爆地からも原発輸出に抗議の声を届けます。
原発はいらないという皆さんからも抗議の声をお願いいたします。

日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/Div/power/

以下のサイトから抗議文を送ることができるようです。
 http://StopNukes.org/#partner

藤井純子  第九条の会ヒロシマ
E-mail       fujii@jca.apc.org
HP           http://www.jca.apc.org/~fujii/index.htm


            

(大庭里美さんからの報告ー13日)

昨日、呉のバブコック日立に抗議に行ってきました。今日11―12時ごろ出港予定と聞き、市民団体は海上デモをすることになっています。私は、明日からの岐阜、京都での講演と集まりの準備でどうしても都合がつかず、今日は行きません。

昨日は大阪から家族連れで来たノーニュークス・アジアフォーラムのSさん、Uさんたちを含めて、プルトニウム・アクション・ヒロシマ、原発はごめんだヒロシマ市民の会、ピースリンク・広島・呉・岩国の4団体が抗議文を持ってバブコック日立の薬師寺庶務課長たちと会い、抗議の申し入れをしました。
Sさんは、現地塩寮反核自救会の抗議文も一緒に読み上げました。

薬師寺課長は、「自分たちはGE(ジェネラル・エレクトリック社)の発注どおりに仕事をしてきただけで何も問題はないと思う。このような反対があることは、今日の今まで知らなかった」と言いました。武器を作る人たちも、きっと同じことを言うのでしょう。

すでに原子炉は日立の手を離れ、貨物船に積み込まれて出港を待っていました。港に見に行きましたが、船体はあざやかな黄色で雨の中でも目立っていました。

反核自救会の抗議文は、次のように締めくくられています。
「十数年来私たちは命をかけて第四原発に反対してきた。悔い無しの反原発一筋である。原発反対運動は後に引く余地がない。台日双方の力をあわせ、市民のパワーで原発政商怪獣の行動を引き止めよう!第四原発建設を止めて、恨みと恐怖の輸出を止めよう!原発に脅かされない新しい非核アジアを一緒につくろう!」

予定では、呉を出港した貨物船は4日後、現地塩寮海岸に到着する予定だそうです。現地では、搬入実力阻止行動を準備しています。


今日の参加できなくて残念です。もっと多くの人たちが、台湾への原発輸出やアジアの原発問題に関心をもってほしいと思います。

被爆地からの恥知らずな原発輸出にみなさまの抗議の声を!
台湾反核運動への、支援・連帯メッセージなどもありましたらお願いします。

大庭里美
/Fax:082-828-2603


 日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/Div/power/
以下のサイトから抗議文を送ることができます。ぜひ、多くの方に伝えてくださ
い。
 http://StopNukes.org/#partner

また、昨年10月の台湾フォーラムの報告がのった「希望の種子31号」、まだの方はぜひお読みください。