84-4.2003年6月13日.台湾への原子炉輸送反対「平和船団」抗議行動(31)〜(40)

 (31)  
精一杯近づいて抗議しました。 
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 岸壁の様子、パブコック日立関係者、警察、マスコミか?
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テレビも来ていたようなので岸壁へもサービス・コール

 

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英語で呼びかけるUさん、手前がこの日の責任者・小田原栄子さん

 

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 ああ、原子炉を積んだ貨物船HAPPY BUCCANEER号、大分離れてしまいました。
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ピースリンクの湯浅です。重複と長文をご容赦ください。
表記の件について緊急行動のお知らせです。本当に怒りが湧いてきます。部分的でも、ご参加を。12日,13日と連続行動をします。

 戦前の海外侵略と今日の海外派兵を担う街が、今度はアジアへの原発輸出を担う街に!

                         お知らせ

ヒロシマ(呉市)からの日本初の本格的原子炉輸出への抗議行動
       緊急抗議行動 ストップ!原子炉輸出

             ピースリンク広島・呉・岩国            
           世話人 湯浅一郎
               連絡先:
           呉市幸町3−1 呉YWCA気付 
                呉21-2414     小田原

  別紙の要請書のように、6月13日の午前に、呉市のバブコック日立が製造した原子炉が、台湾に向けて搬出されようとしており、最悪の公害輸出と、核拡散の危険性を増すものとして緊急の抗議行動を行います。圧力容器だけでなく、原子炉本体の全体にわたる本格的な輸出は、今回が初めてのようです。広島県内の町から、それも旧海軍工廠の砲塔などの制作していた地で作られて原子炉が、100年前日本が植民地政策のために上陸した塩寮に持ち込まれると言うのは、偶然とはいえ何ということでしょうか。
  ピースリンクは、日頃は、原発問題に直接的には関わっていませんが、核拡散につながることなどから、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン、原発はごめんだヒロシマ市民の会などと合同で、緊急に下記の抗議行動をすることとしたものです。

  ・6月12日  バブコック日立への申し入れ
    16時 YWCA集合(車の人)
  または16:30   呉駅
    (エスカレーターを降りて右手のハートイン前集合)
   17時前 バブコック日立呉工場正門での抗議の申し入れ     (呉駅の南側)        

  ・埠頭(陸)で実物を視察。
   呉中央桟橋の西側の埠頭そばに、台船にのって置かれている。

  ・13日  午前中
  ピースリンク平和船団を使用した海上からの抗議行動

    9時 現地集合
   集合地点:追って連絡
      10時 海上に
        呉中央桟橋西側の埠頭に向けて。

   呼びかけ団体:ピースリンク広島・呉・岩国
       ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン

  ※問い合わせは。小田原(呉YWCA)にお願いします。

ピースリンクの要請書:

パブコック日立株式会社社長様     
2003年6月12日

 ヒロシマからの原発輸出の中止を求める要請書

  私たちは、世界初の核兵器による無差別攻撃を受けたヒロシマのまわりで、基地に反対する運動を続けている市民グループです。ヒロシマは、アメリカの大量破壊兵器による無差別攻撃を受けた地であり、半世紀を経た今も、被爆者を初め多くの市民が得も言えぬ苦悩を背負って生きています。
  さて、そのヒロシマの足下にある呉の街から、日本で初の原発輸出が行われようとしていると聞き、驚くと当時に、強い怒りを覚えます。バブコック日立呉第二工場で製作された原子炉圧力容器は、呉中央桟橋のすぐ側の台船におかれており、13日にも台湾に向けて搬出されるといいますが、何としても止めていただきますよう強く要請します。これは、135万キロワットという大型原発であり、この輸出は、今後日本がアジアへの原発の拡散を推進する突破口となるものですし、炉内にプルトニュームが蓄積されることから、核兵器の拡散にもつながる重大な問題だからです。
 台湾は核不拡散条約(NPT)に参加しておらず、日本と台湾との間には、原発の技術や機器を核兵器開発に利用しないことを担保する二国間協定もありません。稼働すれば、炉内にプルトニュームが貯まり、その再処理によって核兵器開発も可能であり、日本からの原発輸出が台湾の核兵器開発に使われる恐れもあることを深く憂慮します。それが、被爆地広島県内の街で製造され、アジアに輸出されると言うのですから、広島県民として絶対に容認できません。台湾民主化運動のリーダーは、「広島、長崎で原爆を経験した日本が原発を輸出しないで!」と訴えているといいます。
 また、塩寮(エンリャオ)住民からのアピールの次の一節は、私たちの胸に重くのしかかってきます。「ここは私たちの先祖代々が伝えてきた土地である! 原子炉を乗せた船がこの埠頭に着く日、そのすぐそばにある日本軍上陸記念碑とともに、その原子炉は再び私たちの心に痛々しい傷を残すだろう!」。塩寮は100年前に日本軍が植民地統治のために初めて上陸、侵略した地でもあるといいます。原子炉は、旧呉海軍工廠で、砲塔などを製造していたピットで作られています。戦前の海外侵略を支えた呉の街が、今度は、アジアへの原発輸出を担う街になろうとしているのです。私たちは、この本当に悲しい歴史を容認するわけにはいきません。あなた方には、台湾の原発予定地住民の叫びが聞こえないのでしょうか。
 このほか、原発は、事故の危険性、処分しょうのない死の灰を生み出し、その処分を将来の世代にゆだねてしまうなど、冷静に考えれば、世界規模で中止せねばならない技術であることは、既に自明のことです。それらの面も含めて台湾への原子炉の搬出を中止し、今後、一切の原子炉の製造を止めるよう重ねて要請するものです。
 私たちが生を受けた、水をたたえた地球は暗黒の宇宙に浮かぶオアシスです。地球は、形成から40億年もの年月をかけて多様な生命体を生み出し、近年になり人類という思考能力を持った知的生命体を産み落としました。銀河系に1000億個の太陽があるといえども、同時代性を持って、このように生命が豊富な星は、ほとんどありません。その奇跡的な存在である私たち人類が、なぜ生命に危害を加えるような製品を製造し、後世のあらゆる生命体にツケを残すようなことを続けるのか。貴社が、この愚かしい活動を速やかに止められることを切望するものです。

  入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!ピースリンク広島・呉・岩国  29団体
    
連絡先:トマホークの配備を許すな!呉市民の会    世話人 湯浅一郎
  呉市幸町3−1 呉YWCA気付 呉21-2414     
        広島キリスト者平和の会
      世話人 久保田十一郎
  安芸郡府中町柳ケ丘9-4   広島281-9837
    岩国市平和研究所
      代表  田村順玄
    山口県岩国市牛野谷町3丁目75−19      岩国31-3383