８４-５．２００３年６月１３日．台湾への原子炉輸送反対「平和船団」抗議行動（４１）〜（５０）

（４１）
	だんだん離れて行くが、声の届く限り抗議（このあたりの写真も使えるかも）
（４２）
（４３）
（４４）
	どんどん離れて行く
（４５）
	これで、HAPPY　BUCCANEER号とのお別れか
（４６）
	あーあ、行っちゃたか
（４７）
	ここからは、ご苦労様の「記念写真」
（４８）
	藤井純子さんがカッコいいだって！焼けるね
（４９）
	伊達純さん、平岡典道さん（船団長）お疲れ様
（５０）
	Nさんと藤井純子さん

ノーニュークス・アジアフォーラムの抗議文：

日立製作所のすべての社員のみなさんへ
バブコック日立のすべての社員のみなさんへ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　抗議文

　本日、あなたがたは原子炉（改良型沸騰水型炉＝ABWR、135万ｋＷ）を、台湾北部の塩寮（エンリャオ）に建設中の台湾第四原発に向けて積み出そうとしています。
　台湾の人々は、「広島、長崎で原爆を経験した日本が原発を輸出しないで」と訴えています。
　国内で売ることが難しくなった危険で高価な原発を、アジアの国々に押し売りする最初の本格的原発輸出です。恥ずかしくありませんか。
　あなたがたは「買いたいというから売る」「買う方が了解している」というでしょう。元請けのゼネラル・エレクトリック社が契約したのは国民党独裁政権下の国営企業・台湾電力です。

台湾の多くの人々がこの原発建設に反対しています。1994年に地元の貢寮郷で行われた住民投票では、96％の住民が反対しました。その後、台北県、首都台北市、となりの宜蘭県でも住民投票が行われ過半数が反対しました。

貢寮郷政府、台北県政府も明確に反対しています。地元の合意はないのです。

2000年には第四原発建設中止を求める10万人デモも行われました。陳水扁民進党政権2000年にいったんは建設中止を発表しました。台湾の人々は現在、来年３月の総統選挙時に国民投票を行うよう求めています。

あなたがたは「合法的な商取引だ」というでしょう。しかし人の道に反しています。
あなたがたは「安全だ」というでしょう。
応力腐食割れの原因解明・対策ができていないのではないですか。福島や柏崎の原発のようにひび割れが起こらないといえるのですか。
台湾は地震が多いのです。最近、現地のすぐ近くで数十の海底火山も発見されました。
ひび割れと大地震が重なったら、あるいは人為ミスが重なったら、大事故が起こるかもしれません。

その時、あなたがたは「想定外だ」というでしょう。被曝するのは台湾の人々です。

別紙の声明文「日本の人々へ」にあるとおり、現地貢寮郷住民たちは「日本が台湾に原発を輸出することは、私たちの心の中に恨みと恐怖を輸出することを意味する。あるいは悲劇を輸出するともいえる」といっています。
原子炉の積み出しを中止して下さい。心からお願いします。

放射能の加害者になりたくないのです。

２００３年６月１２日　　　　　
　　　ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン