151−5.20045月23日、有事法案を廃案に!イラクからの自衛隊と占領軍の撤退を!5・23ヒロシマのつどい (41)〜(43) 

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下に翌日の湯浅さんからの報告。

 
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ピースリンクの湯浅です。昨日はお疲れ様でした。とりあえずの報告です。

 有事法案を廃案に!
      イラクからの自衛隊と占領軍の撤退を!
                  5・23ヒロシマのつどい 
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 5月というのに梅雨かと思われる日々が続く中、久方ぶりの好天になった。原爆ドームの周りは、新緑と木の葉が放つ酸素にあふれて心地よい雰囲気がただよう中での集会となった。     まづ正午から〜1:00までは3つに分かれての行動。
集会の宣伝のためビラまき・署名集め。パルコ前、本通りナビア前の2カ所で。私は、ドームで舞台作り、進行などの準備に。
 午後1:00前当たりからマスコミが結構来た。毎日、中国、読売、朝日。共同はわからなかった。テレビは、RCC, 広島テレビが記者とカメラの両方。他にもいたかもしれないが。日曜と言うこともあるかもしれないが、新人が多い。ピープルヅ声明実とは何か?どういう人で構成するのか?全て一から説明である。結構手間がかかるが、教育と思って丁寧に対応。そのうち、玉谷さんが開会。 ピースソング・リレー。
「写真パネル」はやや小さく、テープでつないで、人が持つことに。署名コーナーはつくったがやや不発。署名板を参加者の方に回せば良かったかも。 歌と演奏は、虹のコーラス、K-net、広島合唱団の順に。100人ちょっとかな。この時点では500人に行きそうもない。
 午後2:00から トーク・リレーへ。司会は難波、久野と異色のコンビ。まず難波さんが主催者として実行委員会共同代表の岡本三夫があいさつを。やや緊張気味に毅然として発言。評価は色々あるかもしれないが、僕は好感を持った。ここからリレートーク。まずは医労連の戸田都巳子ら3人が、戦前の従軍看護婦の出で立ちで登場。なかなか迫力がある。戦争の当事者にされるのはお断りときっぱり。急遽いれたWTI世界イラク国際民衆法廷広島公聴会実行委員会の日南田さんは、WTIの意義と広島公聴会の内容、結集を訴えた。 被爆者はだめかと思っていたが、李実根(リ・シルグン)さんが久しぶりに来てくれていた。熱のこもったすばらしい発言。そこで、司会は、久野君に。政党代表3人を、次々にきちんと評価して紹介。藤本さん(共産党)、金子さん(社民党)、土屋さん(新社会党)。
 最後にアピールを島村さんが読み上げ、拍手で採択。ここで、参加者は300人と発表。K−ネットの歌で〆。午後2:40すぎ、藤本幸作さんがピース・ウオークの説明。このところ恒例となっているコース。原爆ドーム〜本通り〜福屋前〜原爆ドーム。 先頭はk−ネット、市民運動。周辺は、修学旅行の中高校生が結構いて、じっと見ている学生もいた。本通りは、相変わらず人通りが多い。その中を、ラップ調のアピールをくり返す。
3:40過ぎ、いつもより20分ほど早くドームに到着。簡単にまとめをして解散。
参加者数は今ひとつだったことは、深刻に反省するべきである。しかし、そこそこの数ともいえる。問題は、主体をどう作るかである。

                集会アピール

 今、日本の市民には、「子どもたちに戦争が出きる国を残すのか?」という問いが突きつけられています。5月20日、衆議院は、「米軍支援法案」や「国民保護法案」など有事関連7法案を、まともな審議を経ることなく、一括して可決しました。
これらは、日本周辺で米軍が起こす戦争に日本が参加することを前提に、日本列島を戦場として日米両軍が共同で戦争を行うための法律です。国としての「自衛権」を掲げてはいるものの、明らかに交戦権を放棄した憲法九条に違反します。「米軍支援法案」は、米軍の戦闘を最優先させ、市民や自治体の権利を著しく制限するものですし、「国民保護法案」といいますが、実際は、市民の土地を取り上げ、市民の権利を制限し「国民を統制・管理する」法律です。どれも戦争の遂行を最優先させ、戦争が
できる国になる体制をつくるもので絶対に認めるわけにはいきません。
 一方、イラクでは、市民は米英占領軍を拒否し、今も全土が戦地という状態です。
陸上自衛隊がいるサマワも、治安維持部隊であるオランダ軍から死者が出て、オランダ軍は撤退も含め検討を始めています。このような事態を生み出した原因は、ファルージャでの大虐殺や捕虜・民間人の虐待・拷問などの戦争犯罪を繰り返し、イラクを破壊し続けているアメリカにあります。米軍は、ねつ造されたイラクの「大量破壊兵器疑惑」を口実に先制攻撃をしかけ、劣化ウラン弾やバンカーバスター、クラスター爆弾などの非人道的な兵器を大量に使用し、軍人もあわせれば2万人近くのイラクの人々を殺害しました。今や、アメリカの戦争と占領に何一つ大義がないことは世界の知るところとなりました。
 こうした状況下でも、小泉首相は、「テロには屈しない」「自衛隊は撤退しない」と繰り返し、ブッシュ・ブレアの戦争犯罪を応援し続けています。 自衛隊員が、戦闘に巻き込まれ、イラク人を殺傷したり、自らの命を落とすことになるまえに、とにかく撤退すべきです。
 閣僚・国会議員の年金未納問題が発覚した中で、掛け金の値上げと支給の低減をはかる年金法案を強引に成立させようとする与党を許せませんが、それ以上に、戦争ができる国にするための法案を作らせるわけにはいきません。私たちは、子どもたちに「戦争ができる国」を残したくはありません。米軍支援法案など有事関連7法案を廃案にし、戦地というべきイラクからの自衛隊を含めたすべての外国軍の撤退を求めます。そして憲法九条を堅持し、その精神を世界に広げ、対話による問題解決の方法を外交の基本にすえることを求めます。

                         2004年5月23日

有事法案を廃案に!イラクからの自衛隊と占領軍の撤退を!
5・23 ヒロシマのつどい  参加者一同

 連絡先:ヒロシマ・ピープルズ1000人声明実行委員会
共同代表:池上忍、岡本三夫、駕屋晴治、田村和之、三末篤実、宮田喜久代、森滝春子
 連絡先:広島市中区大手町4−3−10  Tel&FAx:082-241-5313