182−2.2005年1月28日.第5次イラク派兵編成命令撤回、海田陸上自衛隊第13旅団申し入れ(11)〜(20)
(11) | |
藤井純子さんが読み上げた後 下に湯浅さんからの報告と「申し入れ書」 |
|
(12) | |
このようにちゃんと「申し入れ書」を手渡し | |
(13) | |
さらに、北海道、名古屋等からの「申し入れ書」も手渡しました。 | |
(14) | |
今までは、奇跡的にも犠牲者が出ていませんが、今は信管付きロケット砲弾が打ち込まれるなど、今度こそは本当に危ないですよ!と忠告。 | |
(15) | |
「申し入れ」が終わったら、すぐに多くの新聞記者に取り囲まれる藤井純子さん
|
|
(16) | |
呉だったら湯浅一郎さんが中心にマスコミの相手(岩国だったら田村順玄市議)をするのですが、この日は、藤井純子さんが中心に応対しました。 | |
(17) | |
新聞が終わったら、今度はテレビの共同インタビュー
|
|
(18) | |
(19) | |
キチンと応対していますので、報道もしっかりね! | |
(20) | |
いつものメンバーに加えて、共同センターから利元克己さんが参加されました。感謝!感謝! なお「壮行式」が2月2日午前に行われるということです。また抗議行動を行う予定。 |
1/28 編成命令を受けて、ピースリンクとして海田基地への申し入れをしました。申入書は下記のとおりです。
報道:ひろしまテレビ、RCC,中国、毎日、読売、共同
対応:荒木職務室長。
27日の編成命令を受けて、あくまでも、イラク派兵に反対する声を届けようと、 申し入れ書を作成しました。急な呼びかけにも関わらず8人が集まりました。
陸上自衛隊第13旅団長
2005年1月28日
内田益次郎様
申し入れ書
海田も含む第五次イラク派兵の編成命令の撤回と、 イラク特措法に基づくヒロシマからのイラク派兵の中止を求める
私たち「ピースリンク広島・呉・岩国」は、核兵器廃絶と恒久平和を目ざすヒロシ マが、戦争の準備をし、戦争に関わることを止めようと、広島、岩国、呉でささやか>
な行動をしてきており、ヒロシマ(海田13旅団)からのイラク派兵の中止を求め、 昨年11月25日にも申し入れをさせていただきました。昨日、第5次イラク派兵
部 隊の編成命令が中部方面総監に対して出たことで、改めて派兵中止を申し入れさせて いただきます。
第五次派兵部隊は、第10師団(司令部・名古屋市)を中心に約49 0人で編成するとのことですが、その中に、海田13旅団から10人規模での要員が含まれています。「支援の柱である給水活動は大幅に縮小し、陸自部隊向けの飲料水などに限定していく方針です。
28日にも派遣命令を受け、2月上旬から3波に分けてイラクへ派兵されると言います。そこで下記の理由により、海田基地を含めた第五次イラク派兵を中止されるよう重ねて要請するものです。
(1)2003年3月に米英が一方的に始めたイラク攻撃と占領には何一つ大義がありません。先制攻撃の理由となった大量破壊兵器は存在しなかったことをアメリカ政府自らが認めている一方で、米英軍は、バンカーバスターや劣化ウラン兵器など準大量破壊兵器を駆使して、十万人近くのイラク市民を殺害したのです。これは、国連憲章や国際法をも無視した戦争犯罪そのものです。今、必要なことはアメリカによる先制攻撃と打撃の責任をしかるべき国際機関が、断罪すべきです。
(2)これでは多くのイラクの人々から多国籍軍が歓迎されるはずもなく、多国籍軍の一員として自衛隊を派兵する大義は何もありません。特に航空自衛隊の武装兵士の輸送作戦は、イラク特措法にすら違反するものです。
(3)政権が移譲された今も多国籍軍が居残り、国民議会選挙を目前にしても、連日のように武力衝突は激化し、死者が出続けています。その中でアメリカ軍の仲間として派兵される自衛隊が標的になることは疑いようがありません。
(4)1月11日にもロケット弾が陸自基地内に撃ち込まれており、宿営地を狙ったとみられる攻撃は9回にも及んでいます。昨秋までは信管がはづされていたものが、最近は信管付きに変わってきており、いつ自衛官から被害者が出てもおかしくない状態が続いています。自衛隊員から戦死者が出る前に、また自衛隊がイラクの人々を殺す前に、とにかく自衛隊を撤退させるべきです。
サマワの治安を担当するオランダ軍が3月にも撤退することから、その代替をイギリス軍が行うことで、危険性はますます高まるばかりです。そのため、給水要員を減 らし、警備要員を増やして治安悪化に備えると言うわけです。自衛隊は、自分自身を> 守るためにイラクに行くとでも言うのでしょうか。これこそ「自衛」隊の本領発揮かもしれませんが、苦しい台所のなかで、税金を使うには、余りにも理不尽です。社会的、経済的な復興業務が目的ではなく、自衛隊という、事実上の「日本軍」がイラクに存在していること自体が目的であることは明白です。
(5)第5次イラク派兵に海田基地が含まれていることは、一般論としてだけでなく、核兵器廃絶と世界の恒久平和を世界に発信し続けてきたヒロシマから米軍の仲間として、実質「日本軍」である自衛隊がイラクに出て行くことを意味しており、人類史的な面からも思想的な問題として許すことができません。これではヒロシマの世界的な発信の力を著しく弱め、説得力、信頼感を損なうことになります。戦後60年間、ヒロシマが築いてきた信頼と尊敬を自ら崩していくという愚かな行為を許すわけにはいきません。被爆60周年とNPT再検討会議が開催され、核兵器廃絶への声を飛 躍させるべき2005年に、被爆地ヒロシマからのイラク派兵を許すわけにはいかないの です。
(6)政府は、新たな「防衛計画の大綱」を策定し、専守防衛の原則を取り払い、海外派遣を本務に組み込もうとしています。これはアメリカが、対テロ世界戦争を機動的に遂行するべく、米軍の再編を行なっていることに呼応したもので、日米安保は今や世界規模に拡大強化されようとしており、イラク派兵の継続は、そのような方針に沿ったものであり、自衛隊の海外派兵は、憲法九条、自衛隊法に違反する行為です。
(7)上記のような大義のない目的のために派兵される自衛官の皆さんの心境を思うと、本当にやるせなくなります。依然として、自衛隊のイラク派兵は、私たち、日本市民全体の危険性を高めることにしかならないと言うことを、十分検討すべきです。
そこで、第13旅団長より小泉首相、大野防衛庁長官にたいして、以下の点を意見具申していただくよう求めます。
要請項目:
1.大義のない多国籍軍への参加の不当性を明確にし、第五次イラク派兵の編成命令の撤回を求めること。
2.中部方面隊からの第五次イラク派兵を中止するよう求めること。
3.海田13旅団からのイラク派兵を絶対に行わないこと。
4.多国籍軍の一員としての自衛隊を一刻も早く撤退させること。
5.日本政府としてアメリカ政府に対し、米英軍はただちにイラクから撤退するよう要請すること。
入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!ピースリンク広島・呉・岩国 28団体