204−2.11月3日.イラク帰還米兵ジェラルド・マシュー夫妻講演会
「兵士として、親として劣化ウラン被害を訴える!」―ヒバクシャとの出会い―(11)〜(20) 

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   パソコンから写真を投射しながらの説明です
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指のないまま生まれたわが子の写真を!

 

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    2005年11月3日

皆様

 広島集会は、無事終わりました。
 明日のこともあり、詳しいご報告ができないのが残念ですが、3時間、初めから終わりまで、張りつめた熱気に溢れた、とても良い会だったと思います。マシュー夫妻の話は、それぞれ、胸揺さぶられる、素晴らしいものでした。

 イラクに派遣されて以降、自らの身に起こった経験を一気に語った後、広島平和公園の慰霊碑に献花した時に感じた、全身に鳥肌が立つような感覚ー自らが抱えた重い苦しみ故に共感することができ、また自らも理解される、そんな場所に立っているのだという感覚、苦しみが自分の中から一気に沸き上がってきて、解き放たれたかのような感覚、そして、劣化ウラン兵器を含む、大量破壊兵器の廃絶に向けて一緒に闘っていく新たな決意を語ってくれたジェラルド・マシューさん。また、母としての、妻としての不安、苦悩、決意を涙ながらに吐露してくれたジャニス・マシューさん。
 さらに、お二人の話を受けての、ヒバクシャの方々も含めた様々な参加者ーー医師であり、詩人である丸屋博さん、講釈師の緩急車雲助さん(本名=久保浩之さん)、森瀧春子さん、『知られざるヒバクシャー劣化ウラン弾の実態』の著者・田城明さんなどーーからの発言は、それぞれ、力のこもった”応答”でした。

 体調の悪さにもかかわらず、また、大きな危険を覚悟で日本にやってきてくれたお二人に心から感謝いたします。
 また、今回の急な呼びかけに賛同・支援を寄せてくださった団体・個人の方々に改めてお礼申し上げます。
 長崎、大阪、東京での集会を通じて、またマスコミの報道を通じて、お二人の訴えが一人でも多くの方に届きますよう、祈念しております。 
      
                       嘉指信雄  NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表
                       ICBUWアジア・太平洋地域コーディネーター