227−2.2006年5月20日.、「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の発足総会(11)〜(20)
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小田実さんは、今、ホメロスの「イリアス」の翻訳に没頭しているということです。なぜか。戦争の問題をするどく描いているかということです。 トロイ戦争は、王子様の面子の為の大義なきものだったが、現代だって、私利私欲で行われている。また、小さな人間を扇動して戦争に持ち込んでいるが、今でも、ベトナム戦争は小さな人間がサボったせいで負けた。小さな人の 小田さんは、先般、韓国の済州島へ行き、市民運動家の会議に出たそうです。 |
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少し人数はまばらでしたが、皆さん熱心に聞いておられました。 | |
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田村順玄市議や「住民投票を成功支える会」の共同代表を努められた国安洋子さん、稲生慧さん等 | |
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アメリカは世界中に(速やかに)軍事力を展開したかった。そのためにブッシュが出てきた。折りしもうまい具合に9.11テロが起きた。そこで、世界を再編成するという恐ろしい構想が出てきた。そして、中国の脅威を煽る。そういうことが進んでいる。「小さな人間」もそうした大きな視野を持つ。大きな視野を持ちつつ、小さな人間が意思表示する必要がある、としました。 また、日本と韓国の政府は靖国で揉めているが、アメリカのポチという点では同じだ。一方、日本も韓国も、軍需経済ではなく、平和経済という点も共通している。平和産業(軍事産業以外)が中心で発達した大国は両国くらいで、ドイツにしてもフランスにしてもアメリカにしても軍需産業が大きな比重を占めている中では異例だというのです(筆者補足:左派の間で評価が高いスウェーデンでも軍需産業は凄い)。 アメリカは、軍需産業に優秀な人材が行くが日本は民需へ行く。ここが経済の競争力の差になった。 |
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また、そもそも、日本は資源が乏しく、戦争が出来ない。食糧自給率も低い。実は、平和憲法は現実的ではないか、と指摘しました。 また、今のアメリカのやっていることは昔の日本の「大東亜共栄圏」そっくりであり、それについていったらおしまいではないか。中南米では違う世界を求める動きができてきている。とにかく、小さな人間が動くことが、大事だが、こういう大きい構想を持つことが必要、といいました。 |
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質疑応答に入ります。 | |
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会場から、「沖合い移設したら騒音が減ると言われていたのに、拡張という事態になった。私たちは見事に騙されたようなものだ」と怒り心頭に発するような意見が出ました。 | |
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同感 | |
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「小泉政治への不満は高まっているが、動きが中々単発的な面があるし、全国的広がりにならない。」という質問 |