227−3.2006年5月20日.、「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の発足総会(21)〜(30)

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 「日本は、民主主義というと選挙、という嫌いがある。しかしアテナイでは、選挙はあまりやっていない。むしろ直接行動が盛んだった。欧州では平気で100万デモやるが、成熟した社会ではないのか?市民がまず自分の政策を作って欲しい。それに応じて、自民党でもいいし、共産党でも社民党でも良い。自分自身の政策に応じて票を投ずればよい。自民党なら自民党、共産党なら共産党ばかりに拘るようではだめ。政党頼みでは、彼らに利用されてしまうだけと断言し、市民に奮起を促しました。
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稲生慧さんからは「戦争が出来ることになろうとしている。多くの人が基地は嫌いではないが、拡大して迷惑をかけてはいけないと考えている。国は地域振興をちらつかせているが、国に頼るのではなく、自分たちの知恵で(地域を活性化)しようと、檄。

 

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 大島からやってこられた河井弘志さんからは、県が周防大島を地元と思っていないが、実際は滑走路の延長線上のほうが、騒音はひどいと、厚木基地周辺に居住した経験から説得力のある訴え。
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このようにかってホーネットが大島に墜落した時の残骸を写した写真を示して、それを実証されました

 

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 基地問題での漫画を書いている山根郁さんからは、4作目の漫画が近々出ることを紹介しました。
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 大川清さんから、今日の参加者は200人。この会を会則と、会の役員を承認。自分が当面代表を引き受ける、と。
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 今井千代美さんから、集会アピール(下に)
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 国安洋子さんの挨拶で閉会しました。まだまだ少ないが、住民投票で反対に○をつけた人はみんな入ってほしいですね」と挨拶。
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これからも、子供や孫のために頑張りましょう。

最後に司会から、それなら、これから、限りなく「43433人」(住民投票の沖合い移設反対の票)に会員を増やしていきましょうと発言があり、閉会しました。

 

           

住民投票の成果を生かす岩国市民の会発足総会 集会アピール

私たちは3月12日の住民投票において、厚木からの空母艦載機部隊の岩国基地への移転案に対し、圧倒的多数の反対意見で、はっきりと「ノー」の意思を示すことができました。
 また、4月23日には、合併後の新しい岩国市における市長選においても
、騒音や犯罪などの基地問題に対する温度差があるにも関わらず、私たちは再び移転反対の民意を示すことができました。
 しかし、5月一日、日米両政府は、安全保障協議会(2+2)において、空母艦載機部隊だけでなく、空中給油機などを岩国基地に移転する案に最終合意しました。
 私たち岩国市民は空母艦載機部隊の岩国への移転案が報道されて以来、市議会の反対決議、6万人の反対署名、そして住民投票における圧倒的多数の反対の意思表示、撤回を掲げる市長の選任等、一貫して反対の声を上げつづけてきました。また岩国市民のみならず周辺市町村の自治体、住民団体も米軍再編による岩国基地機能の強化が市民生活
を脅かすものであるとして強く反対の意を表明しています。
にもかかわらず、こうした私たち岩国市民の声を全く無視した日米両政府の合意に強い憤りを覚え、断固として抗議します。
今、全国的にも住民投票や市長選で示された岩国市民の意思が注目されています。国からの一方的な押し付けではなく、岩国の
未来はそこに暮らす私たち市民みんな築いていきたいと願っています。
今回日米両政府が合意した「最終報告」では、10月に出された中間報告で2008年をめどとされていた移駐案が2014年まで引き延ばされています。
これは住民投票や市長選などを通して私たちが声を上げたことの成果であると思います。
私たちは今日ここに「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」を発足し、住民投票で表された岩国市民の意思と成果を活かし、私たち住民を全く無視した無謀な移転計画案をなんとしても白紙撤回させるために、共に前進していくことをここにアピールします。

2006年5月20日

「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」発足総会 参加者一同