230−2.2006年6月27日、「空母艦載機の厚木基地から岩国基地への移駐」などについて、「3回目の公開質問状」への広島防衛施設局からの回答(11)〜(20)
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(8)について、住民投票の結果は承知しているが、厚木の基地の問題も解決する必要がある。 (9)について、関与した事実はない。 |
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以上、今まで三回の質問状に回答してきたので、一通り回答が済んだと考えている。要請は受けるが、回答は今までのようにはできない場合もあるかもしれない。 | |
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それに対し湯浅一郎さんが「現在のようにやり取りすることは民主主義の基本であり大切である。今後も質問状は出すつもりだ。 | |
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ちかじか、総括的な質問状をだしたい、と発言。 | |
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勿論時と場合によっては、国会議員による質問主意書という形をとっての場合もあるが、このような話し合いは貴重だ。 | |
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勿論国政さんの言われているとおり、回答はとても納得できるものではないが。
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防衛施設局は無くなるというが、当然それに替わる部署は出来るはず、などわき道にそれた話も | |
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内閣総理大臣
2006年6月27日
小泉純一郎様
外務大臣
麻生太郎様
防衛庁長官
額賀福志郎様
イラク派遣陸上自衛隊の撤退表明に関わる要請書
先制攻撃を旨としたイラク侵略戦争の総括をし、自衛隊派遣の不当性を認めてください
6月20日、日本政府は、イラク人自身による政府が立ち上がり、あわせて陸上自衛隊が派遣しているムサンナ州の治安維持の権限がイラク政府に委譲されるのを機に、陸上自衛隊の撤退を決定しました。このこと自体は、私たちも、一刻も早い撤退を求めていたので、遅きに失したとはいえ歓迎すべきことですが、基本的には、ただそれを受け入れるだけですますわけにはいかない問題がありますので要請させていただきます。
まず、イラク戦争そのものの正当性を吟味する作業のないまま、「自衛隊はイラクの人々から感謝された」と言うことだけを強調することは許されません。ブッシュ大統領が、声高に「イラクの大量破壊兵器保有」を理由として、一方的な先制攻撃によってイラク戦争を開始し、日本政府は、米国のイラク戦争開始をいち早く支持し、特別立法を作って、多国籍軍の一員として「人道復興支援」のために、自衛隊を派遣した事実はなくなりません。先制攻撃は、国連憲章でも禁じており、イラク戦争は、文字通り侵略戦争でした。
しかも、占領後、米軍が躍起になって探し回っても、大量破壊兵器のかけらすら見つからず、2年あまりたってから、ブッシュ大統領は、「大量破壊兵器保有の情報は誤りであった」などと、極めて無責任な声明を出しています。まずは数万人とも言われる殺戮された人々の生命を奪った罪は、きちんと断罪されねばなりません。またクラスター爆弾や劣化ウラン弾などの非人道的な兵器を使用した影響は、環境破壊も含めて生き残ったイラクの市民に大きくのしかかっている罪もあります。
また、米軍は、仮に占領軍としての軍隊は撤退したとしても、日本でそうであるようにイラク内に巨大な米軍基地を4つほど建設すべく準備を進めているといわれます。サウジアラビアの基地を失った今、米国は、中東の中心に位置するイラクに恒常的な米軍基地をおくことが一つの目的であったことを示唆する事実です。
岩国に象徴されるように当該地域の住民と自治体の意志を全く無視し、政府自らが、民主主義を破壊してまで合意した米軍再編により、司令部機能の一体化や訓練の分散を進めようとしている今、一体化する当の米軍が先制攻撃戦略を採用している中では、直近の戦争であるイラク・アフガン戦争をどのように捉え、総括するかは、決定的に重要です。イラク戦争の総括に当たっては、このような要素も含めて全体的に行われるべきです。
これらの構図から浮かびあがることは、先制攻撃という非人道的な戦争を行った米軍を全面的に支持し、自らも多国籍軍の一員となったことは、日本もイラク戦争という国家犯罪の一部を担ったことは紛れもない事実です。
にもかかわらず航空自衛隊が、バグダッドなどにも輸送範囲を広げて作戦行動を継続しようとしていることは、絶対に許せません。
また自衛隊の活動が、投入した予算に見合って、本当に有効に機能したかどうかは、はなはだ疑問です。宿営地という名の自衛隊基地の周辺では、何度となくロケット弾などが打ち込まれたりし、宿営地を出られない日が、相当数あったと言います。550人の隊員の内、3分の1は警備兵であり、何と効率の悪い「復興支援作業」でしょうか? 私たちには、多国籍軍の一員として、自衛隊がイラクのどこかに存在しているという事実だけが目的であったようにしかみえません。
そこで、以下、要請します。
1) 陸上自衛隊の撤退にあたり、大量破壊兵器保有の誤った情報を口実とした、先制攻撃による侵略戦争としての側面をぬぐえないイラク戦争の正当性を、起こった事実に基づいて総括すること。
2)その上で、自衛隊をイラクに派遣したことを改めて総括し、戦争犯罪に手を貸したことを内外に向けて認め、真摯に謝罪すること。
3) 航空自衛隊の作戦行動を継続し、さらに拡大するのでなく、むしろ陸上自衛隊とともに撤退させること。
4) 今もなお、先制攻撃戦略を保持している米軍との一体化を目指す米軍再編にかかわる合意を撤回すること。
5) 6月末からの開始が予定されているリムパック環太平洋合同演習への呉の護衛艦「さみだれ」「ひえい」(ともにアフガン作戦に参加)も含めた海上自衛隊の参加は、実質的な集団的自衛権の行使に当たるもので、参加しないこと。
以上
入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!
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