232−3.2006年7月15日、岩国基地増強問題を考えるシンポジウム(21)〜(30)

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 その上で、市長は次々と、「受け入れ賛成論」に反駁していきました。論点として、まず第一に「国の専管事項」という議論がある。たしかに市長には、法的な権限はない。しかし、住民生活の安全を守るために意見を言うのは当然だ。」
「第二に、国の安全を軽視しているという議論がある。しかし、大きな誤解だ。安全は軽視していない。ただ、岩国にもってこないとだめか、ということだ。」
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「第三に厚木の負担軽減のためにはやむなしという議論だ。一昨日も厚木爆音訴訟で40億円の賠償命令が出た。厚木の大変さは理解すべきだ。国全体で考えないといけない。しかし、人口が少ないから岩国へ持っていけばよいというものではない。」

 

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 「第四に、閣議決定をしてもくるものはくる、という議論だ。地域振興策をもらっちゃえという議論だ。たしかに、覆すのは難しいかもしれない。
しかし、国も一方的に実行するのは簡単ではない。むろんお金は必要だ。しかし、岩国には膨大な予算が今までも基地関連でつぎ込まれた。だが、発展したかというとそうでもない。基地頼みは邪道だ。自分の町は自分で自立すべきだ。」とし
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「明確な意思は示されている。諦めるほど簡単ではない。民意を実現するのが政治家だ。」というと、ご覧のとおり万来の拍手。

「広島県での取り組みが心強い。広島湾岸地域全体のためともにがんばろう」と檄を飛ばして締めました。

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 ついで、パネルディスカッション。パネリストは秋葉忠利広島市長
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 山下三郎廿日市市長
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 関太郎広島県・廿日市市文化財保護委員
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吉田正裕宮島大聖院座主

 

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本田幸男・大竹市阿多田島自治会長

 

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司会進行は中国新聞、今中亘さん