250−2.2007年5月2日、「行政通じた質問以外回答せず」(4月16日)との広島防衛施設局の姿勢(撤回)への抗議行動(11)〜(20) 
   

(11)

 
 

なぜ先日のような発言があったのか?説明責任の放棄ではないか?誰の判断だったのか?

 

 

 

(12)

 
 

西浦室長からは「今日は補足説明である。自治体へ窓口を一本化したい思いはあった。しかし、ピースリンクを含め、市民の方からの質問にも、出来る限り対処したい。」と。

 

 

(13)

 
 

湯浅一郎世話人からも、今まで長いこと、意見の一致はなけれど、一定の信頼関係のもとに議論を重ねてきたのに残念。

 

(14)

 
 

色々釈明される西浦室長。しかしあいまいな発言に終始。

 

 

(15)

 
 

国はゴリ押ししているのではないかと、藤井純子さん

 

 (16)  
 

(17)

 
 

大月純子さん

 

(18)

 
 

田村順玄岩国世話人(市議)からも国の強い姿勢が出てきているのではないのか?と指摘

 

 

(19)

 
 

公開質問状に対しても文書で回答を求めましたが、基本的にはこれまでの回答どおり。

 

 

 

(20)

 
 

呉の平岡典道さんからも、「公開」だったり、マスコミを締め出したり、あるいは代表者のみに限定されるなど、この間の施設局の対応のブレを指摘

 

 

   
              

抗議及び要請文

2007年5月2日

防衛大臣    久間章生様                  

外務大臣    麻生太郎様

防衛施設庁長官 北原巌男様

広島防衛施設局長月橋晴信様         

                           
抗議及び要請書

 私たちピースリンク広島・呉・岩国は「在日米軍再編」とそれに伴う「米空母艦載機の厚木基地から岩国基地への移駐」について、4回にわたる公開質問状の提出と要請をしてきました。そのうち、3回目までに対しては用意した文書を読み上げ、口頭によるとても納得できる内容ではありませんが、担当者も同席いただき、一定の回答をいただきました。

 しかし、2007年4月16日、広島防衛施設局が岩国で行った住民説明会において説明された騒音コンター図の根拠となる飛行回数などについての新たな公開質問状の提出に際し、広島防衛施設局の田口広報官は「当庁としては、先般の米軍再編について、これまで貴団体からのご質問に対して、行政サービスの一環として可能な限り回答したところでありますが、これまで基本的な内容については、関係自治体等からのご質問等への回答でおおむねお答えしてきたところから今後はご要請は賜るものの、それぞれのご質問についてはその対応を差し控えたいと考えているので、ご理解を賜りたい」と文書を読み上げ、通知してきました。

4月16日に提出した岩国基地の騒音問題に関する「公開質問状」はもとより、これまでの「公開質問状T、U、V」で十分な回答が得られなかった項目などを再質問した「公開質問状W」についても「回答しない」ことは、広島防衛施設局の本来、果たすべき説明責任の放棄であり、断じて許すことはできません。

さらに、田口広報官は市民団体だけではなく市民一般からの質問はすべて「関係自治体を通してください」と明言しました。その理由として、「これまで可能な限り回答はしてきた」とあたかもこれまでの対応で地元住民の不安は解消されたかのような答弁をされましたが、当該自治体市民はもとより、周辺地域の市民の不安は解消されておらず、このような市民を無視した態度は許されません。更にいえば、当該自治体や市民の意志を全く省みることなく、一方的に政府が決めた方針を押し付けようとすることは、「主権在民」の原則を放棄し、民主主義を根底から否定するものであり、憲法で保障されている私たち市民の直接請求権、質問権をないがしろにするものです。

 しかも、現在広島県内では国が地元とみなしている大竹市以外では、説明会は行われておらず、更には、市長が容認してしまっている大竹市などにおいては、地元住民の質問をすいあげて国に問い合わせていただくことはかなり難しく、その状況においては、大竹市民の質問には国は答えてもらえないという事態を招く事になります。

 行政と市民を別のものとして扱い、市民が直接疑問を投げかけることを許さない今回の広島防衛施設局の不誠実な対応に強い憤りを覚え、断固として抗議いたします。

このような防衛施設庁の態度は「市民の理解と協力を求める」ことを放棄し、一方的に米軍再編を推し進めていくということに他ならず、断じて許すことはできません。さらに、その背後でSACO合意の約束を自ら反故にし、岩国市の新市庁舎補助金カットなどに代表される反対する自治体への「いじめ」など、民主主義をも否定するような行為に対し、強く抗議いたします。

ところが4月17日、基地対策室西浦室長よりリムピースおよびピースリンクメンバーに対し「ご無礼があったようで申し訳ない。いただいた質問については、本庁と相談した上で、可能な限り回答する」という趣旨の連絡をいただきました。このような対応に、もともと今回の対応が誰の指示のもとに行われたのか、なぜたった1日で撤回するのか、疑問を抱くばかりです。

今回の問題は、通り一遍の謝罪によって払拭されうるような表面的なものではなく、貴職に染みついた体質に関わることです。国の保持する情報や方針は、本来、主権者である市民のものです。「説明してあげる」とか、「公開してあげる」という類の問題ではありません。政府の仕事は、当面の方針を「伝え、説明する」ことではなく、その妥当性を市民の立場から常にチェックしながら、国政をよりよくしていくことのはずです。これこそが主権在民や民主主義の基本的な思想です。貴職の姿勢は、これとは極北の位置関係にあります。「防衛・外交は国の専管事項である」としても、政府の政策決定の段階で、当該住民の意思を無視していいなどという原則はありません。それでは、独裁政治となんら変わりません。貴職には、国政の方針を一方的に市民に説明し、納得させることが仕事であるかのごとく捉えている傲慢な意識が根底に流れているとしか見えません。この体質は一朝一夕に修正できる
課題ではありません。

米軍再編促進法案が衆議院で強行採決された直後の4月16日の対応そのものが、民主主義を否定し、国の専管事項として米軍再編を強引に推し進めようとする国の姿勢に対し、強く抗議し、以下のことを要請いたします。


1、4月16日の対応が誰の判断によるものなのか明らかにしていただきたい。

2、今回の事態について、なぜこのような事態が起こったのかを明確に説明し、謝罪してください。更にその体質を改革するためにどのような努力をされるのかを明らかにしてください。

3、「公開質問状W」(07年2月27日付)および「公開質問状」(同4月16日付)に対して、早急に文書にて回答してください。

4、今後、岩国市民や広島県民からの質問に対しても、誠意を持って対応し、文書にて回答してください。                                

                                以上

入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!

ピースリンク広島・呉・岩国(28団体)


(連絡先)広島世話人:新田秀樹(ピースサイクル広島ネットワーク)

      広島市中区大手町4-3-10(広島YWCA気付)090-3373-5083

     岩国世話人:田村順玄(リムピース岩国)

           岩国市牛野谷町3-75-19 0827-31-3383

     呉世話人:湯浅一郎(トマホークの配備を許すな!呉市民の会)

           呉市幸町3-1(呉YWCA気付)0823-21-2414



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