284−1.2008年2月21日.米兵による女性に対する暴力事件についての広島県への抗議(1)〜(10) 
   
 (1)  
 午後4時、広島県庁総務部国際室の会議室。ピースリンク広島・呉・岩国としての抗議と要請です。

新田さんからの呼びかけは下に

抗議と要請書は次ページ下に

2月22日付け毎日新聞ホームページに出ています。

中国新聞は紙面を確認。

テレビでも報道されたようです。

 (2)  
 最初に新田秀樹さんが申し入れに来た趣旨を説明し、続いて大月純子さんが「米兵による女性に対する暴力事件についての抗議と要請書」の読み上げ

 

 

(3)

 
 

応対したのは国際室長・脇本修目氏(左)、主任企画員・上野祐之氏(右)

 

 

(4)

 
 

このように脇本国際室長に大月さんからしっかりと「要請書」が手渡されました。

取材は、中国新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、NHK、RCC、広島ホームテレビでした。

 

 (5)  
 それを受けて、脇本室長が、10月14日の事件に対する広島県の対応を説明され、10月14日に事件が起きたことは、広島県民の安心安全を脅かすことで、きわめて遺憾なことであるという趣旨の抗議文を10月22日に防衛大臣、外務大臣に対して行ったこと。

毎年年に2回低空飛行についての抗議を行っているので、11月15日に低空飛行と10月14日の事件についての抗議を防衛大臣、外務大臣に対して行ったことを書面を示しながら紹介されました。また、米軍再編については、2005年
5月10日に県として国に対して要請しており、日米地位協定の抜本的見直しも基地を抱える14都道府県からなる渉外知事会を通して要請していること、NLPについても容認できないことを表明していると説明されました。

(6)

 
   

日米地位協定の抜本的見直しはどれくらい前から要請しているのか?という質問をする大月純子さん。

ては、「県は捜査機関にはコメントできる立場ではない」という回答。


 

(8)

 
 

「2月14日に岩国基地内で軍法会議の予備尋問が行われて、被害者が被害を訴えているのに、コメントできないのか?」と追求する大月さん。

答えは、コメントする立場にないという一点張り。

沖縄の事件については「遺憾に思う」とコメント。

10月20日の県知事の発言については、県知事自ら見解を明らかにしているので・・・と県知事自らのコメントを読み上げましたが、「発言の真意は、犯罪にあわないためのリスク管理として一般論として言及したまです。」とコメントされていることをそのまま紹介される。

 

 

(9)

 
 

なぜ謝罪をせずに言い訳をされるのか?それは、被害者を3重にも傷つけることになるのだと抗議する大月純子さん。

帰ってきた言葉は「自分が父親だったら、自分の子どもにはそう言います」という問題発言まで飛び出すありさま。全く問題認識がない。

 

(10)

 
 

父親ではなく、そのへんのおじさんではなく、知事がそのような発言をされたことに問題があるのだ。国際室がその発言をなんの問題も感じずに私たちに対して回答として紹介すること自体がおかしいと、呉YWCAの永富弥古(やすこ)さん。

 

   
              
  

新田です。

 2月10日、またしても米兵による女性暴力事件が起きました。今回は基地外に住居のある隊員であるため、日本の警察が逮捕、拘留ということになったようですが、日米地位協定の壁の前にまともな捜査も行われず、昨年の10月の広島の事件のように被害者が泣き寝入りを余儀なくされる事態が起こっています。また、その後も、飲酒運転、住居侵入などとりわけ基地の集中する沖縄では連日、米兵による犯罪が頻発しています。

もし在日米軍再編が予定通り実施され、岩国基地に空母艦載機部隊が移駐するようなことがあれば、現在の米兵は倍増し、それとともに犯罪の増加も懸念されます。週末にはここ広島でもより多くの米兵が遊びに出かけてきて、他人事ではありません。

今回ピースリンクとしては12日付で日米両政府に抗議文を送ったところですが、広島県に対し今後の対応策などを求め、21日16時から申し入れを行います。参加よろしくお願いします。

 

2月21日(木)

16:00〜 県庁国際室

    15:45県庁1Fロビーに集合とします。

 申し入れが終わり次第、17:00頃から記者会見を県政記者クラブにて行いたいと思います。