287−1.2008年3月2日、艦載機が来たらどうなるの?〜厚木基地の地域住民を招いて〜(1)〜(10) 
   
 (1)  
   午後2時、岩国市福祉会館で大月純子さんの司会で、厚木からの方を招いて集会は始まりました。

 

3月3日付け朝日新聞ホームページに出ています。

3月3日付け中国新聞ホームページにも出ています。

3月3日付け毎日新聞ホームページにも出ています。

同日山口新聞ホームページにも。

読売新聞、NHKローカルニュースも確認しました。

 

(2)

 
   

最初に、「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の大川清代表から挨拶。井原氏の敗北の夜は悔しくて夜も寝られなかった!と述べた後、住民投票の民意は変わっていない、13日には「公開質問状」を提出」した。しかし福田新市長は1週間の回答期限を守らず、2週間以上待たされた。それなのに中身は全く無内容。

市民の熱意を聞く気があるのかはなはだ疑問。二枚舌に心の底から憤りがわいてきた。子供たちのためにも、艦載機の移転を簡単に進めさせてはなりません。

(3)

 
   

今日は、厚木から3名の方が、自分たちの味わっている苦しみを岩国に押し付けてはならない、一緒に手を取りあって頑張っていきたいと、ここにこられています。これからも、ともに声をあげ続けたいと言っておられます。

 

 (4)  
   岩国基地沖合移設事業埋立承認処分取消請求の行政訴訟の18名の原告団を代表して田村順玄市議が報告。2月7日初めて裁判をおこした。今まで、議会で何度も沖合い移設の問題点を指摘してきた。その懸念どおりに沖合い移設は、沖合い拡張になった訳だが、国は完成目前に、やっと「変更申請書」を出してきた。

(5)

 
   

県知事は、岩国市長の空席を狙うがごとく、2月12日に、国の申請について、私たち訴訟提起を無視して、「承認」処分を出してしまった。そのため、2月25日に「埋立承認処分取消請求訴訟」を山口地裁に起こしたところです、と。

 

 (6)  
   

訴訟への皆さんの理解と支援をを訴えます、と。

 

 

 (7)  
   山口県6人、広島県4人の行政訴訟の弁護団が紹介されました。

 

 

 

 (8)
 
   代表して山田信廣弁護士が報告。地域の環境を子々孫々に残していく責任が私たちにはある。そのために山口県がやった行政処分に対して取り消せ、埋め立てを阻止しようと立ち上がった原告18名に敬意をはらいます。

現地に行ってみると、ほとんど終わっているじゃないか。いまさら止めてもむだじゃないか。という声がある。しかし、まだ、し尿処理場を撤去して、埋め立てるためには1年はかかる。あの埋立を止めれば、基地を移転させることができなくなる。移転をしてしまえば、今より騒音被害が拡大する。それより今のままの方がまだましじゃないでしょうか。
59機の艦載機がまきちらす音だけじゃない。
広島、沖縄の事件を見て下さい。きっと、何度も被害者のところに防衛省が飛んで行って、交渉していることでしょう。
 (9)  
   

山口県知事が国に対して行った埋立を許可する処分を取り消せ、という訴訟。勝てば、国は埋立権限がなくなって中止せざるを得ない。厚木からの移転ができなくなる。取り消す内容は2つ。

1つは平成8年2月に国が行っている許可処分。国は埋め立ての目的を変える変更承認申請を行ってきている。それを承認するなという裁判を行った。なんで裁判で差し止め訴訟を起こしたのに、山口県知事は処分をしたのか。
行政訴訟は正式裁判。仮処分といのがあるが、それは緊急事態として仮に行うもの。私たちがしたのは、正式裁判。

 (10)  
   仮の措置を裁判が行うのは、補うことのできない取り返すことのできない損害が発生する。中止は求めるが、原告の方で立証しないといけない。それをやっている間に山口県は承認をしてしまう。この仮の措置は行わず正式裁判を起こしたのです。それに対し、山口県知事は承認をしてしまった。そこで我々は今度は2月12日に行った変更承認処分を取り消しなさいと25日に訴訟の内容を変更した。4月8日に第1回の行動弁論があり、裁判が始まる。