287−2.2008年3月2日、艦載機が来たらどうなるの?〜厚木基地の地域住民を招いて〜(11)〜(20) 
   
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 大阪、航空機運航の差し止めのように、騒音被害の賠償を求めるという裁判と表裏一体の関係になると思う。埋め立て阻止の裁判を行っているが、今の現状そのものを改めろという裁判、今のような騒音を体験している人への補償をしろという民事損害賠償。
爆音訴訟の管轄は山口地裁だが、将来的に運航の差し止め訴訟になるかも知れない、その場合は岩国支部で行うことができる。
 

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選挙の結果は、済んだものとして、新たに県や国に生活を守っていくことを訴えていこう。
法的手段を駆使して、全力を投入して基地被害をなくすために頑張る。長い戦いになるかも知れないが、元気に頑張りましょう。

 

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それにしても狭い集会室でしたが、ご覧のとおりギッシリ満員。250名もの市民が駆けつけたとのこと。

 

 

 

 
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 この日、スライド(パワーポイント)を操作してくださったのは、野口豊、第4次厚木爆音訴訟団 事務局次長の野口豊さん。

 

 

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 これがスライドのメイン画面。

 

 

 

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この日のメイン発言者、第4次厚木爆音訴訟団 原告団事務局長の斉藤英昭さん。

 

 

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厚木基地周辺住民は、自分たちが受けているのと同じ苦しみを他の日本の国民、住民の方に味あわせたくないということを前提に活動をすすめてきた。
第1回の裁判を起こして以来、3回にわたって裁判を行ってきた。
地域住民の組織として、厚木基地の爆音をなんとかしたい、
厚木基地爆音期成同盟という市民団体を立ち上げた。これをベースに活動の基本として、50年間活動を進めてきた。その一端として裁判訴訟を行ってきた。
今回の岩国市長選挙の結果について、厚木基地爆音訴訟を支援してくださっている人たちも残念。くやしいけど、挫折するのではなく、岩国の人たちが反爆音でたちあがり、岩国に平和で静かな空を求めてスタートする、改めてこれをチャンスにして欲しい。これから先2014年の期限までにまだまだ色々やって、食い止める方策はいくつでもある。

 

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 過去50年にわたる活動ですが、限られた時間の中で・・・枚挙にいとまがありません、これもお渡ししたい、お見せしたいと。二人の訴訟団事務局で、資料とは違うことになるかもしれないが説明しましょう。

厚木基地っていったいどういう基地なの?ということですが、
大和市と綾瀬市に所在しています。訓練場は大島の沖合が海上での訓練空域、東京都とのほぼ岩国と同じ長さの滑走路、周りは住宅密集地、2割が大和市、8割が綾瀬市。
1昨年、厚木基地の騒音空気、防音工事の行える区域の見直しを行ったところ、15万世帯から23万世帯に広がった。騒音区域が拡大している
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 飛ぶはずのない鉄の塊を飛ばしている。品質管理がちゃんとなされていない。それをP3−cの代替機で使おうとしている。
2機厚木基地に4年間常駐させる。そういうものが航空専門誌07年9月号に載っている。十分なテストをしているといわれるが、実際には行われていない。それが8月から行われようとしている。
過去三回にわたって訴訟を起こして、判決が出た。第1次東京高裁で、横浜地裁で出た判決を認めない。最高裁で上告した。20年近い。しかし爆音は違法だ!
6から7回の違法という判決が出ている。そういう判決が出ているにもかかわらず、国はなにも策を講じていないではないか?ということまで踏み込んだ判決。
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 まずスライドで厚木基地の図面を紹介されました。