<集会アピール>
私たちは今日、艦載機部隊が実際に岩国に移駐してきたら、私たちの生活がどうなるのかという不安を覚え、実際に現在爆音被害に悩んでおられる厚木基地周辺の地域住民から学ぶためにこの場所に集まりました。
2月10日に市長選挙が行われましたが、出口調査では艦載機移駐に容認はわずかにすぎず、今も岩国市民の多くは艦載機部隊移駐に反対の意思を持ち続けています。
福田新市長は、艦載機受入れについては、いまだに「容認する」という明確な表明はしていないものの、実質的にはすでに「容認」のようなあいまいな態度で国や県との交渉を続けている行為は、私たち岩国市民の民意をないがしろにするものであり、断じて許すことはできません。
また、財政については論じられますが、実際に艦載機部隊が岩国に移駐されれば私たちの生活がどうなるかについては、一切触れられていません。今日、厚木基地周辺住民からお話をお伺いし、今回、艦載機部隊の移駐を容認してしまえば、艦載機だけではなく、次々に新しい部隊が移駐されてしまうことは容易に想像することができます。
艦載機部隊がどれだけ爆音をまき散らし、私たちの安心で安全な生活を脅かすかについて学ぶことができました。すでに岩国でも基地周辺住民は今いる戦闘機の爆音に日々悩まされ続けています。すでに身体的、精神的に被害が出ています。
そして、実際に国や行政とのやり取りの中で、飛行時間の制限など様々な約束を勝ち取ってこられた厚木基地周辺住民の取り組みについて学ぶことができました。
だからこそ、私たちはここで、艦載機部隊の移駐に反対の意思を表し続けなければならないのです。
そのためにも今すでに岩国基地の戦闘機が私たちの生活にもたらしている爆音に対し、司法の判断を仰がなければなりません。
私たちは、今後もあきらめることなく、すでに基地がもたらす爆音被害と戦っておられる全国の地域住民の方々と連携しながら、私たちの安心で安全な生活を守るために、行動し続けていくことをここに確認します。