294−4.8月5日、8・6ヒロシマ平和へのつどい2008(31)〜(40)  
   

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「広島市民や被爆者のこれまで以上のリーダーシップと参画が必要だ。核保有国同士の交渉から各国をテーブルにつかせる努力、決断を作らせる段階。しかし頂上に達するのは容易ではない。これからが困難だ。しかし正しい道のりを歩めば2020年までに核兵器廃絶は可能だ。核は安全保障の手段としては役に立っていない。地位と価値を失いつつある。冷戦時代、約6万発あった核弾頭はいま、2万発に減少。かつて強力な権力のシンボルであったものが、今ではテロリストなどの「弱い権力者」のツール。核より貧困、HIV、温暖化の方が脅威になっている。だがその一方で、米印原子力協定の危険、米露の核兵器『再評価』のうごきなどもある。日本は日米軍事同盟の下、アメリカの核の傘の下にある。六ヶ所再処理施設などの問題、潜在的な核保有能力がある。2010年NPT再検討会議に向けての戦略が必要だ。」

 

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「ファスレーン、ヒロシマ、アクション」の活動について、スライド(パワーポイント)も駆使して紹介されました。ファスレーン365日座り込み運動に参加した人たちのスライド写真等を紹介しながら

 

 

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 「現在、イギリスでは55%、スコットランドでは80%がトライデントシステムに反対している。ファスレーンでの行動は1150名強が逮捕された。核兵器廃絶には国際的な連携が要だ。核の傘をなくす。核兵器工場をなくす。新たな核兵器を作らせない。民生用も含めたプルトニウム使用の禁止。人間の安全保障の構築。核兵器保有国の一つに核兵器廃絶をさせることができたら、核兵器の鎖をもとにもどせないほど断ち切ってしまうことができる。その可能性のある国は、英国。それを実現するためには、トライデントを更新させないような強い国際的圧力を英国に与えなければならない。と同時に、スコットランドの人々とスコットランド政府を支援する必要がある。」と発言されました。
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 わが広島からイギリスの反核運動に参加してきた若きホープ、上山耕平さんも紹介されました。
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 豊島耕一さん。豊島さんはこの運動に日本で一番詳しい人です。ファスレーン365日本実行委員会代表、佐賀大学教授、物理学者です。

 

 

 

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昨年夏行われたファスレーン海軍基地封鎖行動の報告。その時の写真をスライドで説明。

 

 

 

 

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 実際、ファスレーン現地で逮捕もされました。

 

 

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 レベッカ・ジョンソンさんに質問する立命館大学教授・藤岡惇さんと藤岡さん付き添いの通訳者。宇宙規模の軍拡に対する注意の喚起。

 

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藤岡さんの質問に答えるレベッカ・ジョンソンさん。

 

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 1時間半にわたる講演有難うございました。