<アピール>
海上自衛隊呉基地周辺の自衛隊員の皆さん、わたしたちは、ピースリンク広島・呉・岩国の平和船団です。
2001年10月7日、米国政府は、9.11事件が、アルカイーダによるテロと決め付け、それを擁護したアフガニスタンのタリバン政権をたおすためと称して、一方的にアフガン戦争を開始しました。これは、あたかも、国際社会全体の支持の元に行われているような装いを凝らしていますが、実際は、せいぜい、アメリカによる自衛戦争であり、イギリスなど有志連合は集団的自衛権の行使として、参加しているだけのものです。憲法9条を持つ日本は、本来かかわれるものではありません。
ところが、1ヶ月もたたないうちに特別の法律を作ることで、11月半ばには、海上自衛隊を派遣し、米軍などへの燃料補給をはじめてしまったのです。その重要な一端を担ったのが呉であることは、ご存知の通りです。
テロ特措法、さらに補給支援特措法によって派遣された自衛隊の艦船は、延べ63隻におよび、その約25%を呉が占めています。それは、長崎県とともに二つの被爆県が中心を担うということを示しています。
(うち呉は16隻、佐世保は23隻、横須賀は15隻)
自衛隊員の皆さん、海外派遣を本務にすることを望んでいますか? それは話が違うと思っている人のほうが多いのではないでしょうか?
こういう流れは、やめてほしいということを、何らかの方法で表明してほしいと思います。
<シュプレヒコール>
給油新法・補給支援特措法の延長反対!
海外派遣恒久法をつくるな!
自衛隊はアラビア海に行くな!
呉からアラビア海に行くな!
「とわだ」はアラビア海に行くな!
自衛艦はアラビア海から帰れ!
燃料補給も戦争の一部だ!
米国の戦争に加担するな!
航空自衛隊は、イラクから撤退しろ
自衛隊の海外派遣反対!
憲法九条を変えるな!
憲法九条をいかそう!
平和憲法を活かそう!
軍転法を活かそう!
呉を戦争を担う街にするな!
平和産業都市「呉」を作ろう!
様
ピースリンク広島・呉・岩国
西岡由紀夫、新田秀樹、田村順玄
0823−21−2414
安倍首相の政権放棄から1年、またしても福田首相の政権放棄、新たに自民党総裁に麻生太郎が就任して、麻生政権が誕生し、臨時国会の論議が始まりました。衆議院議員総選挙を前に、麻生首相は、昨年末に一端中断し、衆議院の再議決で成立した補給支援特措法について、インド洋での給油活動継続に強い意欲をみせています。
これは、自衛隊の海外派遣をめぐって、日本が今後世界に向けてどのようなスタンスで力を注いでいくのかという進路に大きな影響をもたらす問題です。
ピースリンクは、自衛隊は海外に出て行くべきではないとの観点から、テロ特措法にもとづくインド洋・アラビア海への派遣に反対し、補給支援特措法についても同様に反対してきました。言うまでもなく、呉は、被爆県の街でありながら、この間、自衛隊の海外派遣の先頭を走り続けており、現在、呉からの派遣はないとはいえ、いつ再び呉から派遣されるのか、呉市民として、このような状況が慢性化していくことを心から憂慮しています。
私たちは、広島の市民として 補給支援特措法の延長と海外派遣恒久法について反対し、対テロ戦争という名のアフガン戦争の矛盾とその失政を反省し、その総括をすることを求めます。
そこで、アフガン戦争の開戦から丸7年がたち、総選挙を前にする、この時期に取り組みを行います。
10月4日(土)午前10時から
@ 補給支援特措法の延長及び海外派遣恒久法反対!
呉基地海上アピール
ピースリンク平和船団(ゴムボート10隻弱)で海上デモ。
午前9時 潜水隊前に集合 → ボート準備
潜水隊前から、順次ボートを下ろし、自衛艦をバックに、横断幕を広げ、公園前を周回してから、Fバース方面に沖へ出て、海上自衛隊基地周辺で、ハンドマイクにより、基地周辺にいる人たちにアピールする。
A 海自呉地方総監部(城下門):日本政府に対する申し入れ
要請書は、当日現地に持参します。
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