316−1.2009年4月26日、「ノーモア 核被害者!!〜チェルノブイリ原発事故から23年〜」の集い(1)〜(10)
   

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チェルノブイリ原発事故からちょうど23年のこの日、原爆ドーム前で「核被害者をこれ以上だすまい」と集いが行われました。

 

下に「集いアピール」

4月27日付け朝日新聞ホームページに出ています。

 

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 司会は平木薫さん

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主催者を代表して「原発はごめんだヒロシマ市民の会」の木原省治さん

 

 

 

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チェルノブイリのその後から上関原発着工に至る問題まで広く提起されました。

 

 

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「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」の森瀧春子さんは

 

 

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 インド、パキスタンなどの核被害者の現状について訴えられました

 

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 ボイス・オブ・ヒロシマの増田千代子さんは

 

 

 

(10)

 
 

上関をはじめ瀬戸内海の自然を守る重要さを訴えました

 

   
              

   集いアピール

広島市民が
核の問題とどう向き合うのかをあらためて考えざるを得ない事態が
        今私たちをとりまいています

23年前の1986年4月26日、ウクライナのチェルノブイリ原発で爆発事故が起きました。この事故による放射能流出のため、かつては穀倉地帯であった広大な地域が立ち入ることもできない土地と化し、今なお、多くの人たちが健康被害に苦しんでいます。チェルノブイリ原発事故は、核利用のはらむ限りない危険性を人類に教えました。
 この事故を教訓ともせず、広島から約80キロの山口県上関町で、出力137.3万キロワットの原子力発電所の建設が計画されています。また、広島の周辺、愛媛県伊方町の伊方原子力発電所と島根県松江市の島根原子力発電所で、通常の原子炉でウランとプルトニウムの混合燃料(MOX燃料)を使用するプルサーマル(「灯油用のストーブでガソリンを燃やすようなものだ」と喩えられる)の導入が計画されています。

 事故の危険に加え、原子力発電所は労働者を被曝させ、放射能を環境中に日々放出します。多量の温排水を放出して地球温暖化を促進します。1年間で広島型原爆の1000倍ともいわれる、劣化ウランを含む「死の灰」を廃棄物として生み出します。

 かつて原子力発電は「夢のエネルギー」だと考えられていました。しかし、高速増殖炉の現実化がきわめて困難とわかった今、原子力発電を行うことに資源節約上の意味もありません。原子力発電に代わる放射能を放出しない電源の開発は十分に可能です。また今後、エネルギー消費はそれほどの伸びが予想されず、地球環境を考えれば、エネルギー消費はむしろ抑制しなければならない局面にあります。

 それでも莫大な経費を使い、原子力発電所の建設が推進され、プルトニウムの生産と使用が継続する原子力一辺倒のエネルギー政策を国が変更しようとしないのはなぜでしょうか?かけがえのない自然や人々の健康をはぐくむ、幸福な未来のために、危険で人々を分断する原子力発電所の建設やプルトニウム利用からの撤退を強く望みます。

    チェルノブイリ原発事故から23年目の今
                               私たちは広島から                
      上関原発計画白紙撤回をはじめ
  原子力利用からの撤退とエネルギー政策の転換を
人々に対して、電力会社に対して、囲に対して、強く訴えます

    2009年4月26日 広島原爆ドーム前にて
「ノー・モア核被害者〜チェルノブイリ原発事故から23年〜」の集い

参加者一同