391−1.2011年9月11日、脱原発比治山(ABCC)デモ(1)〜(10)
   

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午前10時、原爆ドーム前。西塔文子さんが司会。まず、趣旨説明をしました。

福島原発震災から6カ月。いまだ収束せず、事態はより深刻な状況だ。現・放射線影響研究所=旧ABCC(原爆傷害調査委員会)は、被爆者を実験材料として、アメリカの核戦略が必要とするデータを集める作業をしてきた。さらに、原子力ビジネスを世界的に展開していくために、「放射能は危険ではない」という放射能安全神話を形成した。

それがヒロシマデータを基に作られた「国際放射線防護委員会」(ICRP)の基準だ。日本政府、広島県、広島市の全面的な協力の下にABCCが行った。

だから、ABCCにデモをかける。多くの市民に知ってほしい、と。

(下にこの行動への呼びかけ等掲載)

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「8.6 NO MORE ヒバクシャ みんなでウォーク〜原発も核兵器もない世界へ〜」のバナーも登場。

9月11日RCC中国放送(テレビ)のホームページにとりあげられています。(動画あり。)

 

 

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参加者は、約100人。

 

 

 

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左手の男性3人は、広島市緑政課の桑原靖課長ら。わざわざ、日曜出勤の仕事としてやってきた。広島市公園条例に違反するから無届集会はやめろと。

8月6日に続いて注意してきた。松井市長体制にかわってから、市民活動に対しての嫌がらせが目についていると指摘すると、桑原課長は、「そんなことはない、気付いたらただ注意しているだけです」と言うが。そもそも公園条例ができる前から、この一帯が整備される以前から、戦後、広島市民は、この場所で無届で、様々な活動を展開してきた。広島平和記念公園、原爆ドーム前での市民の自主的平和活動を広島市が抑圧することは許されない。他の公園一般の使用と意味が全く違う。市民の自主的活動の拡大で広島市当局の横暴を抑えていかねばならない。なお、中央署も公園内での集会は、公安条例に基づき届けを出せという。しかし、これは日本国憲法が保障する集会の自由に基づく権利行使の活動である。広島市や警察の許可で集会が開催されるのではない。公園条例、公安条例が集会の自由を圧迫してはならない。民主主義の根本問題である。

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広島平和研究所の高橋博子さんが、学問的な立場から、旧ABCC(原爆傷害調査委員会)の歴史的役割を説明しました。8月の「週間朝日」にも大きく記事が掲載されています。

 

 

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福島に何回も行っている三次市の小武正教さんは、その様子を訴えました。何も植えられていない田んぼ。草がぼうぼうの畑。放射能汚染の恐怖の中で暮らす人々。

広島・長崎の権威ある医師が、無根拠に大丈夫論をふりまく現状に怒りを持ち、福島の人たちの思いを胸にABCCまで歩きたいと語りました。

 

 

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(10)

 
 
   

           

   

9・11 福島の子どもたちを放射能から守ろう!

 脱原発ABCC(比治山)デモ

〜放射能安全神話はここから始まった〜

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 今、「放射能安全神話」のために、子どもたちが被曝の危険にさらされています。福島では「100ミリシーベルト以下は安全である」かのように、人々に思いこませる発言をヒロシマ、ナガサキの専門家が繰り返しています。

国や福島県は、深刻な「内部被曝」の影響を、人々から見えなくしようとしています。

この「放射能安全神話」が福島の子どもたちが避難する機会も奪い続けています。

そして、現在、「福島県民健康管理調査」が始められています。

これは、放射線被害を明らかにしたり、治療を目的にした調査でないことは明らかです

「放射能安全神話」は、ここヒロシマのABCCの調査から作られました。

 私たちは子どもたちを放射能から守っていくために、原爆ドーム前からABCC(比治山)まで歩き、このことをアピールしたいと思います。

 ●日時:2011911() 10001200

    10:00〜 原爆ドーム前スタート集会

    10:30〜 脱原発ABCC(比治山)デモ スタート

         原爆ドーム前→相生通り→駅前通り→比治山・ABCCへ

    12:00  比治山・ABCC前に到着予定。

★雨天決行

★それぞれアピールできるものをご用意ください。音の出るもの、楽器大歓迎。

★ウオークの途中からでも参加自由です。

主 催 : 原発・核兵器なしで暮らしたい人々

連絡先 : 090-4740-4608(久野)、070-5052-6580(藤井)、080-3885-9466(西塔)

メール : nuclerfreelife@gmail.com

事務局 : 〒733-0022 広島市西区天満町13-1-709 FAX 082-297-7145

ブログ : 「みんなでウォークのブログ」http://ameblo.jp/8-6hiroshima-walk/

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ABCCとは・・・

その前身は、アメリカの「ABCC(原爆傷害調査委員会)」であると同時に、日本の厚生省の予防衛生研究所の支所「原子爆弾影響研究所」でした。

「ABCC=原子爆弾影響研究所」は、被爆者を実験材料として、アメリカの核戦略が求める、放射能の人体への影響についてのデータを集める仕事を行ってきました。核による世界支配をめざすアメリカは、原爆の兵器としての効果を確かめると同時に、人々に「放射能は安全だ」と信じ込ませるための「神話」作りを必要としていました。被爆者やその子どもたちを実験材料として集められたデータを使って、ICRP(国際放射線防護委員会)の基準が作られました。この基準こそが「「放射能安全神話」なのです。

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 福島の子どもたちを放射能から守ろう!ヒロシマ・キャンペーン

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 福島第一原発の事故を受け、福島の大地や海が放射能で汚染されてしまいました。

福島の子どもたちをこれ以上内部ヒバクさせないためにも、被爆地ヒロシマから私たちにできることを始めたいと思います。

 ★放射能測定するためのベクレルモニターをいわきに送ろう!

  福島では、内部ヒバクをより低く抑えるために、いわき市民が「いわき放射能市民測定室」(仮称)を開設し、食品の放射能汚染を測定する『水質・食品・土

壌 汚染モニター(ベクレルモニター)』を配備する準備を進めています。

 そこで、広島から「いわき放射能市民測定室」(仮称)にベクレルモニターを送るためにカンパを集めます。ぜひ、ご協力ください。

目標額 :ベクレルモニター1台300万円 (ベルトールジャパン株式会社 ベクレルモニター LB200)

郵便振替口座:01330-9-101457

名義:「原発・核兵器なしで暮らしたい人々」

(通信欄に「ベクレルモニターカンパ」と明記してください。)

 ★福島の子どもたちに安心して食べられる野菜を送ろう!!

  福島県いわき市内にある社会福祉法人さくらんぼ福祉会のさくらんぼ保育所、好間保育所では、震災前はこどもたちが土や自然に触れることを大切にした保育を行い、給食については、地産地消にこだわって福島県産の食材を用いてきました。しかし、事故の後は、福島県外から取り寄せていますが、子どもたちが安心して食べられるお野菜の入手が困難な状況が続いています。    

そこで、さくらんぼ保育所、好間保育所の子どもたちに、広島から、できるだけ放射能に汚染されていない安心して食べられる野菜を送りたいと思います。

 ご協力くださる方は、090-7540-0332(大月)までご連絡ください。 

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 福島の子どもたちを放射能から守ろう!ヒロシマ・キャンペーン

連絡先:090-7540-0332(大月)

    090-6835-8391(渡田)