397−1.2011年10月22日、止めよう!伊方原発、ピースリンク広島・呉・岩国「平和船団」現地行動(1)〜(8)
   

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心配された雨が上がり、松山市駅前での早朝街宣(原発さよなら四国ネットワークと)

(下にピースリンク広島・呉・岩国の新田さんからの報告)

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おおいたピースサイクルから池田年宏さんが、歌でアピール

 

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土曜日の朝でもあり、人通りはまばら

 

 

 

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 ピースサイクルのメンバーは自転車で伊方へ向かう

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松山支店に移った四電原子力本部前

 

 

 

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 周防大島などの瀬戸の島々を右手に元気に走行

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休憩中の一枚

 

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 長浜を過ぎると伊方原発が見えてくる  

 

 

   

           

 
   



ピースリンク広島・呉・岩国の新田です。
 

「反原子力の日」を前にした10月22日、23日と愛媛県八幡浜市、伊方町で例年行われている伊方集会に参加しました。今年は原発事故を受け、規模を拡大して「第25回伊方集会」として開催されました。

主催は継続して粘り強く活動を続ける「原発さよなら四国ネットワーク」で第1回目からピースリンクとしてや、ピースサイクルのメンバーが継続して参加してきた。

今年はピースサイクルのメンバーは自転車で松山から八幡浜まで走行し、ピースリンクは伊方原発ゲート前集会に連動して、海上デモを予定していた。

 前日の21日夕方、ピースサイクルの先発団は松山入り。四国ネットワークと共同で街宣を予定していたが、午後からの豪雨で断念。翌日も雨予報で予定の大幅変更を考えていた。

ところが、翌朝は雨も上がり、雲が多いながらも時々晴れる天気で当日入りしたメンバーとともに伊予電松山市駅前(高島屋前、通称坊ちゃん広場)で用意したビラ配りと街宣や音楽。

土曜日の朝でもあり、人通りは多くなく用意した500枚の7割ほどを配った。大分から参加したメンバーは自分で作詞作曲した歌を披露。

 曲はこちらで聴けます。

ふるさとは原発をのぞまない

http://www.youtube.com/watch?v=keppdqHcSw0&feature=player_detailpage

竜王様のお告げ

http://www.youtube.com/watch?v=1tgMl35Vd5Y&feature=player_detailpage

ふるさと祝島

http://www.youtube.com/watch?v=pxCnkfjre84&feature=player_detailpage

 街宣を終え、11時には市駅前を出発。伊方原発に近い八幡浜までは50キロほど。交流集会に向けて自転車を走らす。

決して若いとはいえないメンバーだが、元気に快走して夕方5時前には集会会場へと到着した。活動の報告を依頼され、私だけは先に会場入りをした。

交流集会では地元の原発から子供を守る女の会の斉間淳子さん、伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さん、高知、大分、香川と続くがここは残念ながら聞けなかった。

規模を拡大して行なわれたが、福間の事故を受け、予想を超える80名の参加だった。

現在伊方原子力発電所はプルサーマル運転を行なっている3号炉が福島の事故前に点検に入り再稼動を模索しており、1号炉は夏に点検にはいり、現在も運転している2号炉も春

には点検に入る。

それぞれの発言からも、上関に焦点があたっていたが、福島の事態を見れば明らかに瀬戸内全体の問題であり、何としても早期に止めなければならないと語っていた。

夜は懇親会へと。近藤さんの乾杯の音頭で始まった懇親会で交流が深まる。

 23日は朝から八幡浜市内中心部と保内に分かれてビラ配り、そのあとは伊方町内を分担してのビラ配りに移る。この個別配布も長年粘り強く続けている。

昨年は街宣やビラ配りに対して罵声を浴びせるなどあったが、今年は違う。斎間さんとともに街宣に同行したが半分近くの人が手を振ってくれる。これまではありえない話で伊方では反

原発を唱えれば攻撃の対象になっていたからだ。確実に空気は変わっている。現地から脱原発の世論形成も大事になってくる。

 午後はピースリンクとピースサイクルのメンバーは海上デモの準備に移るが、風があり波が高い。

約2メートルのうねりがあるが行けるところまでと出たが断念。前回は昨年2月のプルサーマル稼動前だったがその時も高波に悩まされた。今回は原発近くへとたどり着くことが出来ず、ゲート前の集会に合流した。

例年の2倍ほどの人がゲート前に集まっていた。今井総務部長といつも対応する久保田総務課長が申し入れの受け取りに出てくる。参加者からも「すぐに止めろ」などの抗議の声が飛ぶ。

斎間さんや近藤さんからも厳しい追及が行なわれる。

 伊方原発沖には中央構造線が走り、近い将来に大規模地震が起こることも指摘されているが耐震工事も不充分なまま運転されている。四国は原発依存度40%で電力不足に陥るというが必要電力量500万kW余りに対して、四電だけでも800万kWほどでその他を含めれば1000kWの発電能力があり、200万kWの3基の原発を止めても、十分足りるとのこと。

 なかなか伊方の問題が広がらないが、一旦事故を起こせば瀬戸内、あるいは西日本全体の問題になり、広島としても重大な課題だ。

今回は四国以外でも大分からもたくさん来ていたが、広島からはピースリンク以外でも郵政ユニオンからも複数の人たちが参加していたが、さらに拡げなければならない。