427−4.2012年3月11日、ヒロシマ発「内部被曝はいやだ!原発はハイロ!!」(31)〜(40)
   
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   原発のある隣県からもメッセージが届いていると、石岡真由海さん。
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島根原発反対のメッセージ(島根原発増設反対運動代表芦原康江さん)、伊方原発反対のメッセージ(八幡浜・原発から子どもを守る女の会斉間淳子さん)を代読する原田二三子さん。

メッセージは下に掲載

 
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   原爆ドーム前で、「原発はハイロ」の札を掲げる参加者。
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   正午過ぎ集会が終わり、小中進さん、藤井智子さん、岡田和樹さん、横原由紀夫さんを先頭にパレードが出発。
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 ヒロシマの皆様へ

 昨年の3 月11 日、東北地方を襲った巨大な地震と津波は多くの犠牲者を出し、人々の悲しみは未だ癒えることがありません。そして、この地震と津波が福島第一原発を破壊した事実は、世界中の人々を震え上がらせました。
私たちがこの事故を通してみた日本という国は、大量に漏れ出した放射能から住民や大切な子どもたちの命を守ろうとしていません。その国家の下、福島の人々は今も放射能におびえる日々を過ごしています。島根原発の近くで暮らす私たちは、福島の人々の苦悩と悲しみ、怒りに共感し、これまで「安全神話」を振りまいて原発を推進してきた国や電力会社に対し、怒りを禁じ得ません。
私たちの街の島根原発は、福島と同じく地震の少ないアメリカで開発され、欠陥が指摘されるマークT型の原発です。そして、近くには活断層が存在し、いつ大地震が発生するかわかりません。私たちは、島根原発が福島と共通する危険性を抱えていることに脅威を感じています。
福島の事故以来、島根県や松江市は、万が一の原発重大事故を想定し、周辺30 q圏内の住民およそ46 万人の避難計画を策定しています。この内、約36 万人の住民を広島や岡山などの県外へ避難させるというものです。福島の現状を見ればわかるように、これは避難ではなく、移住です。私たち住民は、万が一重大事故が起きた際には、仕事を捨て、家を捨て、この町を出ていけ!と宣告されているのと同じです。こんな理不尽なことがあるのでしょうか。なぜ、たかが発電所のために、私たち全住民が追い出されなければならないのか理解できません。何より、いったん事故が起きれば、漏れ出す放射能による被曝を避けることができません。出ていくべきは、私たちではなく原発です。
現在、島根原発は2 年も停止している1 号機に加え、2 号機が定期検査で停止し、3 号機は運転開始のめども立っていません。私たちは原発の電気を全く使っていません。原発がなくても電気は足りています。このまま、永遠に止めましょう。原発のない安全、安心な生活を一刻も早く取り戻しましょう。


2012 年3 月11 日
島根原発増設反対運動
代表 芦 原 康 江


広島の集会にお集まりの皆さん。私は、八幡浜・原発から子どもを守る女の会のメンバーです。
私は、伊方原発から10キロのところに住んでいます。ここで、子どもを育て、年老いた親を見送ってきました。原発は事故が起きなくても常に放射能が
放出されています。私たちは、子どもたちの未来のために、30年以上も原発反対を訴え続けてきました。しかし、まやかしの「安全神話」により、現地の人々は、原発は安全なものと思わされてきました。今回の福島原発の大事故は原発のそばで暮らす私たちに大きな恐怖を与えています。安心して暮らすためには原発をなくす以外ありません。もし、伊方で事故が起きれば私たちは故郷を失います。子どもたちの未来はありません。福島のような事故が起きる前に一日も早く原発を止めるために力をあわせましょう。今や全国が現地です。国は決して国民を守ってはくれません。私たちの手で子ともをたち守るのです。
私たち女の会は。毎月11日には午前10時から伊方原発ゲート前で抗議の座り込みを続けています。3月11日、ネットワークの皆さんと座り込み、抗
議します。広島に集まっている皆さんの声を大きな力に変えて抗議します。


2012 年3 月11 日
八幡浜・原発から子どもを守る女の会
斉 間 淳 子