435.2012年4月9日、米海軍F/A−18Dホーネット戦闘攻撃機住宅街墜落についての岩国市長への要請(1)〜(10)
   
 (1)  
   

午前11時30分、岩国市役所で米海軍のF/A-18Dホーネット戦闘攻撃機が住宅街に墜落した件についての岩国市長要請が行われました。

 

この日は、「岩国爆音訴訟の会」でも、要請行動が行われました。両方とも田村順玄岩国市議は出席されました。

2012年4月10日付け、中国新聞ホームページに出ています。

 (2)    
   読みあげるのは「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」事務局長の桑原清さん。
 (3)岩国市総合政策部基地対策担当部長、杉岡匡さん。    
   
 (4)要請書は下に。  
   
 (5)  
   坂本千尋さん。市、県のこの事故の対応は?土、日はどうしていたのか。市民からの不安の声はとどいたか.。今事故を起こしているMA18Eの事故原因を究明していないのに、5月5日に飛ばすのはおかしい。早く原因をオープンにしてほしい。
 (6)    
   岩国基地に大型機はどのくらいきているか。情報開示を求めるべき。低空飛行をやめてほしい。
 (7)  
   明日にも、市と県が一緒になって岩国基地司令官に申し入れにいく、と杉岡匡さん。
 (8)聴き入る同席した田村順玄市議。    
   
   

           

 
   
 

2012年4月9日(月)

岩国市長 福田良彦様


瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク

  共同代表 河井弘志 森岡義則

岩国市青木町2−24−45 桑原清方


米海軍のF/A−18Dホーネット戦闘攻撃機が住宅街に墜落した件に関しての要請書

 私たち瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク(瀬戸内ネット)は、米軍再編に伴う厚木基地空母艦載機部隊の移駐、そして岩国基地強化の問題に取り組む住民団体です。

 4月6日正午過ぎ(日本時間で7日早朝)、米海軍オシアナ航空基地所属のF/A−18D複座型ホーネット戦闘攻撃機が、離陸直後、バージニア州バージニアビーチの住宅街に墜落・炎上し、パイロットを含む7人が負傷しました。米海軍のジョン・ハーベイ大将は、「死者が出なかったのは奇跡だ」と述べたといいます。また海軍当局者は、事故機に「致命的な故障」が発生していたことを記者会見で明らかにしたともいいます。

 F/A−18Dは、2008年12月にも、米カリフォルニア州の住宅街に墜落し、子どもを含む住民3人が死亡しています。F/A−18Dは岩国基地にも配備されています。また、岩国基地へ移駐される空母墜載機61機のうち49機が、従来のホーネットエンジン出力を強化するなどしたスーパーホーネットであり、5〜6機がスーパーホーネットの電子戦機版であるE/A−18Gグラウラーであると言われています。そして、2010年7月23日、カナダ空軍のCF−18ホーネットが、航空ショーの訓練飛行中に墜落するという事故も起きています。CF−18はF/A−18の派生型で、外見上の差異もほとんどなく、基本的には同型機です。岩国市民のみならず、岩国基地を取り巻く広範な地域の住民にとっても他人事ではありません。

 私たちは貴職に以下のことを求めます。


                     記

1.今回の墜落事故の原因が究明されるまで、同型機の飛行の中止を米軍に求めること。

2.今回の墜落事故についての情報開示を米軍に求めること。

3.米軍機が好き勝手に飛行する根拠となっている日米地位協定の見直しを求めること。

4.米軍再編に伴う厚木基地空母艦載機部隊の岩国基地への移駐に反対すること。

                                          以上