445.2012年5月11日、第63回愛宕山座り込み「開発跡地見守りの集い」(1)〜(12)
   

(1) 

 
 

これから新たな気持ちで反対運動を続けていこう、と岡村寛代表。

また「米軍住宅はいりません」という住宅地の回りに立てている幟旗が大分傷んでいる、新調したいと思うが、生地、文言、デザインについて皆さんの意見を聞きたい、と提案されました。

(2) 

 
 座り込んでいる皆さんから意見が出ました。結果、幟旗は今のままでいこうと決まりました。(この写真のもの)

(3) 

 
 

田村順玄さんから、5月5日の米軍基地開放デーで入場を阻止された件について報告。(前頁参照)

この件につて、民主党の平岡秀夫議員が「問題にしなければならない、国会でもとりあげ質問を行おう」と言っている、とも。

また、2012年5月12日毎日新聞ホームページで、田村さんが、米側に入場拒否の理由について情報公開請求すると報道されています。

 (4)   
 

5月5日、岩国基地「日米親善デー」、市民を敵視する「在日米軍」の本質 米軍が再び、田村順玄市議の入場を拒否! −−というリムピース(追跡!在日米軍)のホームページに投稿された記事を皆さんに印刷・配布して説明されました。

ものものしい警戒の中で入場を拒否されたのは私(田村)一人、と。

(下に田村さんのその報告記事掲載)

田村さんは、17日に、入場拒否の理由について、米軍側に情報開示の請求を行われました。

2012年5月19日付け毎日新聞ホームページに出ています。

 (5)   
 

また建設が進んでいる岩国医療センター建設用地について、建設前用地の使用料は今年度から有償となる筈だったが、無償とするという。このことについて14日の市議会特別委員会で質問する、と。

(下に「おはよう愛宕山」2012年5月6日からの記事を掲載)

 (6)   
 事務局の天野一博さん。5月16日11時30分から広島地裁で愛宕山訴訟第11回口頭弁論が行われる。午前9時に錦城橋駐車場(錦帯橋のすぐ北)からバスを出す。傍聴席は是非満員に。申し込みは天野さん(090−4805−7210)まで。
 (7)   
 30分で報告は終わりあとはなごやかに雑談。天気も良く、40数名の参加者が語り合いました。
 (8)   
 TYSテレビの取材を受けている田村さん。5月21日か、22日ごろの6時15分からのニュースの中で米軍再編関連の特集番組を放送する予定とのこと。
 (9)「守ろう愛宕山」の歌を合唱。  
 

(10)11時30分、ガンバローでこの日も終わり。  

 
 
              
   
 (11)    
 「国立病院機構岩国医療センター」(建設中ー左)の向こう側から造成地を撮影しておきました。
 (12)  
 
   

リムピース(追跡!在日米軍)ホームページより転載

 5月5日、岩国基地「日米親善デー」、市民を敵視する「在日米軍」の本質
米軍が再び、田村順玄市議の入場を拒否!

 東日本大震災で展開した「トモダチ作戦」の影響で昨年は実施されなかった米海兵隊岩国基地の「日米親善デー」行事が5月5日開催された。2年ぶりで連休の後半、入場料がいらないという効果が奏してか、この日岩国基地に集まった人々は主催者側の発表で28万人と過去最大を記録した。

 基地沖合移設事業で1.4倍に広がり新滑走路運用後初めての基地開放、普段は身近に見ることが出来ない軍用機がすぐそばで見学できるとあって参加者は全国各地から集まった。しかし米軍はこれまでなかった入場者への身分証の提示を求め、入門が許される基地正門周辺は大混乱に。その影響で市内の道路は大渋滞し、山陽自動車道の岩国インターから基地まで普段なら20分という距離が5時間以上かかる始末で、入門時間(午後1時半まで)に間に合わなかった人も沢山出た。

 この行事に筆者は30年以上前からゲート前で入場者にビラを配り、岩国基地に反対の姿勢を貫いてきた。今年も、「ピースリンク広島・呉・岩国」「リムピース岩国」「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」のメンバーが集まり、3千枚近いビラを配り一時間近くで配付を完了した。やっと正門前まで辿り着いても、そこからゲートを通過するまでゆうに20分は掛かる今年は異常な状態が目の前にあった。

 午前10時からのビラ配付行動を前に、筆者は昨年9月の「海自岩国航空基地祭」で入場拒否の扱いを受けた経過から「さて今日の米軍はどうするか」と確かめてみようと入場を試みた。筆者の扱い結果は大きなニュース性もあり、多くのメディアがその動向を見守った。基地正門で終点となった都市計画道路の交差点が基地正門、かなり広い交差点エリアはギッシリ入場者で埋まり人一目みて千人以上、ほとんど動かない状態だ。

 交差点と基地施設を区分する「イエローライン」を過ぎるとそこからは基地側の管理区域、前方から10人近い米軍憲兵隊の日本人警備員の顔が入場者を見つめている。同行していた友人が耳で「私たちを確認したようだ」と教えてくれたあと、彼らの動きが慌ただしくなった。トランシーバーで連絡を取り合い、まもなく人垣をかき分け5〜6人の警備員が前にはだかった。昨年9月の時に顔見知りになった警備員達で、「ここでお引き取りを」と筆者の入場を拒む。

 「理由は何か」「誰の命令か」「なぜ入場できないのか」と質問するが、「昨年と同じ」と具体的な説明はせず身分確認もしない。「田村さんのことはよくわかっておりますので確認の必要はありません」と言うような答弁で終始する。「米軍の命令というのならその責任ある人を出せ」と詰め寄ると「連絡してみます」との答えで暫く待つが返答がく、催促してやっと「連絡したが出てこない」「改めて要請されれば!」と開き直り膠着状態になった。

 すでに米軍の管理区域ではあるし、他の入場者に迷惑が掛かる状態の中でビラ配付の開始予定の午前10時が近づいてきた。今日はこれ以上の抵抗はせず、今後改めて対処することとし、入場の試みはこの辺で終えることとした。結局この日、28万人と言われる入場者のうち入場出来なかったのは筆者たった一人、米軍が筆者だけの入場を認めない理由とは「日米親善」というリスクを越えてまで貫いている理由が今ひとつわからない。

 ただ筆者がこれまで、15年以上続けてきた「軍隊にも秘密があってはなりません。!」「「あなたは知っていますか?在日米軍の実態?」と掲げた「リムピース」の活動、在日米軍の動きに迫る取り組みが、米軍や自衛隊にとって本当に目の上のこぶになっているということだけは事実だろう。
 もしそれが理由なら、ささやかな市民の行動も決しておろそかには出来ないという私たちの行動が改めて意味があるということを、改めて証明してくれたことになる。

 後日、このことが新聞やテレビで報道され、道行くひとが口々に「大変でしたね。」とか「まったく米軍は許せない」と憤りと共感の声を寄せてくれる。これから改めて問題の本質を掘り下げ、原因の究明や再発の防止をじっくり取り組んでみたいと思っている。

 2012年5月5日、岩国基地「日米親善デー」の顛末である。 

(リムピース岩国 田村順玄・岩国市議)

 
 (「おはよう愛宕山」2012年5月6日より)

医療センターの建設工事

 愛宕山街づくりエリアで岩国医療センターの新築工事が進んでいる。来年3月開院予定で工事は急ピッチ、11階で延べ床面積4万uの巨大病院だ。

 先月24日、市議会の特別委員会でこの病院建設を巡る新たな事実が判り話題になった。3月議会では筆者も一般質問で聞いたばかりだが、今年から市の用地となった建設用地の使用料は有償の筈だった。それを覆し今年度も無償にするというのだ。

 市は病院建設用地を約23億円出し3月議会で代行取得、本来なら医療センターが用地を取得しその上に病院を建設するのが当然の仕組み。しかし医療センターは黒磯の現病院用地が売れなければ取得しない方針。

 市は今年は年1500万円で有償貸付け、最終的には8500万円の貸付料を見込んでいた。それを只とは、筆者も所属する中心地域活性化特別委員会は14日に医療センター院長の出席を願い委員会を開催し、この問題で市の不明朗な対応を質す予定だ。

(田村順玄)