460−5.2012年8月5日、8・6ヒロシマ平和へのつどい2012 (41)〜(50) 
   
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「オスプレイの配備阻止!特別アピール」(下に)の提案と採択

新田秀樹さん(ピースサイクル全国ネットワーク、ピースリンク広島世話人)

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 新田秀樹さんは、連日のように岩国に関わっておられます。この日は、全国から広島に来られた方のために、「米軍岩国基地/錦帯橋 バスツァー」を行われ(新田さんが案内責任者、田村順玄さんが案内)、それを終えて、田村さんとともにこの会場に駆け付けられました。
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 翌8月6日の行動提起 森本道人さん(原発・核兵器なしで暮らしたい人々
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 長崎からの高校生たち。
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 森滝春子さん。NODU全国会議と核兵器廃絶をめざすヒロシマの会主催の集会案内。
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湯浅一郎さん(当実行委員会前代表)から閉会挨拶を兼ねた最後の発言。

湯浅さんは東北大学学生時代から女川原発反対運動にかかわりられてます。

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 福島事態に対して、「海の放射能汚染 生命の母・海からの警告」 をこの7月書かれたばかり。
   
              
   
 

MV22オスプレイの岩国強行搬入に抗議し、沖縄配備と全国での低空飛行訓練の中止を求める

7月23日早朝、配備が予定されている沖縄県民をはじめ、関連自治体、市民の猛烈な反対にもかかわらず、米政府はMV22オスプレイを米海兵隊岩国基地に強行搬入した。この暴挙に対して強い怒りの声をあげるとともに、これを追認する野田政権に対して断固抗議する。

MV22オスプレイは新型輸送機として開発が進められてきた。しかし、ヘリと固定翼機の利便性を追求し、無理のある構造から開発段階から幾度となく事故が続き、今年になってからも4月、6月と立て続けに墜落事故を起こし、「棺桶製造機」「空飛ぶ恥」と揶揄される欠陥機である。それにも拘わらず、米国軍事戦略を優先し、退役するCH46型輸送ヘリよりも速度で2倍、輸送能力で3倍、航続距離では4倍すぐれていることを理由に安全性を犠牲にして配備を進め、在日海兵隊普天間基地に今年から配備を目論み、「世界一危険」と言われる住宅密集地にある基地に押し付けようとしている。これに対して沖縄県民は辺野古への新基地反対、オスプレイの配備反対、普天間無条件返還を求めて大半の県民の総意として県民大会の開催を予定している。

今年、日米安保60年を迎えました。この間、沖縄は一貫して日米安保体制の犠牲を一方的に強いられてきた。1952年の沖縄を切り捨てての独立回復、1972年には基地を温存したままの「復帰」、返還後も沖縄の基地負担は一貫して変わらず、米軍犯罪や事故の恐怖に晒されながらの生活を余儀なくされてきた。日米安保第六条で基地の使用を認める一方で、部隊変更などの重要事項については事前協議が約束されているが、オスプレイの配備という重要事故に対しても、その対象にならないと野田総理は「米政府が決めることで、どうこういえる話じゃない」と日本政府は責任放棄しています。国民生活よりも米軍が優先され、一体どこの総理かと問いたい。

一方、岩国基地は1997年から始まった「沖合移設」事業により、1,4倍に拡張され、昨年5月には新滑走路の運用が開始された。悲願として進められた「沖合移設」事業を逆手にとって、この基地に2014年までに厚木基地から原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機の移駐が日米政府によって目論まれており、3月末には米軍住宅のための愛宕山開発跡地を防衛省が取得し、準備を着々と進めている。

今回のオスプレイ強行搬入は猛烈な沖縄県民の反発をかわすために岩国が選ばれ、場合によれば暫定配備が目論まれている可能性が高く、なし崩し的な基地強化は断じて許されない。国際平和都市ヒロシマの膝元に名実ともに極東一の軍事基地が誕生しようとしている。安全が確認されるまでは飛行しないというオスプレイも岩国基地内外での飛行をはじめ、中国地方を含む全国の低空飛行訓練ルートで訓練をすると発表している。米国内では厳しい基準を設ける一方で、日本国内では逆に騒音被害などは年々増加している。我が物顔で訓練を続ける米軍に対して強く抗議するとともに、オスプレイの訓練飛行開始を断じて許さない。

最後に、中国を最大の対抗者とした「アメリカの太平洋時代」という米国新国防戦略、それに追随した「日米の動的防衛協力」という名の自衛隊の実戦的動員、すなわち、自衛隊の南西諸島配備、テニアン島への日米共同演習場の建設、集団的自衛権見直しの動きにも警戒が必要である。

消費税増税、TPP、原発再稼働に反対するとともに、この欠陥機オスプレイの配備阻止の闘いから日米安保体制そのものを問題にする運動へ、今日、明日のつながりを梃子にして、全国で人々の大きなうねりを巻き起こそう。

2012年8月5日      沖縄県民大会に連帯して、8,6ヒロシマ平和へのつどい2012参加者一同