抗議文は下に

　抗議文

　私たちは国際平和都市ヒロシマの周辺に存在する軍事基地のありようを問い、本当に平和ですべての人々が安心して暮らすことのできる社会をめざし活動を続ける平和市民団体ピースリンク広島・呉・岩国です。とりわけ、世界中で戦争を続ける米軍基地がわずか４０キロ足らずの所に存在し、これまでも数多くの戦争を担い、さらにその機能は基地の大幅拡張と共に拡大しようとしている。私たちは断じて許すことは出来ない。

　さらに７月２３日、市民の多くが反対する中、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ１２機を強行搬入し、９月２１日からは試験飛行を行い、配備先とされる沖縄県の米海兵隊普天間基地へ強行配備しようとしている。日本国民の多くが反対し、とりわけ沖縄県の圧倒的な県民が反対する中での強行配備に強い憤りを感じる。

　垂直離着陸輸送機MV22オスプレイは、これまでにも何度も事故を繰り返しており、たくさんの人の命が奪われ、けが人も続出しており、「欠陥機」であることは明白です。最近でも今年４月にモロッコで墜落し、４人が死傷する事故が起こったばかりです。米軍は日本政府に対し、事故原因について機体に不具合がなく、安全性に問題はないと説明していますが、開発段階からその構造上の危険性は指摘されており、このような米軍の説明には誠意は見られません。

　そのような欠陥機であるMV２２オスプレイを岩国基地に搬入して試験飛行を行うことなど到底許されるものではなく、アメリカ政府自身が「世界一危険」という普天間基地への強行配備は、基地周辺にひしめく住宅や学校、そしてさまざまの公共施設など基地周辺で暮らすことを余儀なくされている市民はより一層の不安に陥れる。　　

沖縄県民は１０万人余りの市民が集まり、オスプレイ反対の県民大会開催し、断固移駐を拒否することを訴えている。さらに、配備を前にして普天間基地のゲート前では抵抗の闘いも続けられている。沖縄県民にとっては普天間基地は即時閉鎖であり、新たな部隊などいらない。

その上、配備後は地元住民の激しい反対闘争の中でも建設されている東村高江をはじめとする北部訓練場での演習に加え、中国地方をはじめとする全国の低空飛行訓練空域で訓練を予定しており、全国から多くの懸念の声が出ている。

私たちはMV22オスプレイを直ちに米国に持ち帰り、在日米軍基地への配備を中止するとともに、すべての米軍基地の撤去を求める。

　入れるな核艦船！飛ばすな核攻撃機！ピースリンク広島・呉・岩国

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２８団体）

（連絡先）岩国世話人：田村順玄（リムピース岩国）

              岩国市牛野谷町3-75-19　0827-31-3383

広島世話人：新田秀樹（ピースサイクル広島ネットワーク）

  　　　　　　広島市中区大手町4-3-10（広島ＹＷＣＡ気付）090-3373-5083

呉世話人：西岡由紀夫（トマホークの配備を許すな！呉市民の会）

              呉市幸町3-1（呉ＹＷＣＡ気付）0823-21-2414

カソリック正義と平和広島協議会／共育・共生を進める広島連絡会／呉教育労働者研究会／呉ピースサイクル／呉YWCA79女たちから／8.5広島集会世話人会／芸南火電阻止連絡協議会／原発はごめんだ!ヒロシマ市民の会／在日韓国青年同盟広島県本部／更紗の会／市民運動交流センターふくやま／障害者サポートセンターＴＯＧＥＴＨＥＲ広島／ストップ・ザ・戦争への道!ひろしま講座／全国水平運動研究会／第九条の会ヒロシマ　／毒ガス島歴史研究会／トマホークの配備を許すな!呉市民の会／広島キリスト者平和の会／広島平和と生活を結ぶ会／日本基督教団広島西分区牧師会／日本軍「慰安婦」問題を考える会・福山／広島YWCA／ピースサイクル広島ネットワーク／日本基督教団西中国教区基地問題特別委員会／平和を考える市民の会・三次／米兵犯罪を許さない岩国市民の会／わたしたちの性と生を語る会・広島／リムピース岩国