499−1.2012年12月11日、第84回愛宕山座り込み「開発跡地見守りのつどい」(1)〜(10)
 (1) 
  午前10時 座り込み開始 この日も司会は天野一博さん。風邪気味だ、ということでマスクをつけられていました。岡村寛さんが休養に入られ、地元町内会の参加者が減っているが、オスプレイの件や、多くの岩国基地に関わる問題で、この座り込みの「つどい」は、大きな役割を果たしてきた、今後とも頑張って続けていきたいと話をされました。

明日(12日)の「海の裁判」(広島高裁)(下に)、19日の「愛宕山訴訟」(広島地裁)のことも。

 (2) 
  地元の田村順玄市議。この間、毎週のように全国各地で講演会等に呼ばれたりして忙しく、この「つどい」は久しぶりになってしまわれました。オスプレイ反対の運動がこの間の活動でかなり全国的なものになってきたとの心象を披露。

次に、明日(12日)広島高裁で行われる「海の裁判」(埋立承認処分取り消し請求事件)、控訴審第1回口頭弁論。2人申請したが1人だけ(田村さん)になってしまった。多くの方の関心が無いと、口頭弁論1回だけで打ち切られるおそれがある。多くの方の傍聴をお願いしたい、と。

 (3)ついで市議会報告。
  一般質問で基地監視体制について質問した。基地海沿いのパブリックアクセスロードは、市民の憩いの場ともいうことで設置されたもので、看板には岩国市と米海兵隊岩国航空基地の連名規則があるが、米軍の意向で、岩国市はいとも簡単に閉鎖としてしまった。

管理権が米軍に移れば、如何に地元住民のためにということで設置された施設でも、米軍の意向には逆らえないということかと問いただした。

「平成24年7月21日より

基地から追って連絡があるまでのあいだ、パブリックアクセスロードが閉鎖されます。

岩国市」 と看板を出していた問題を追求したと。

 (4)
 如何に地元住民のために、という名目で設置された施設でも、米軍の管理下に入れば、米軍の意向には逆らえないのか。(つまり、パブリックアクセスロードの閉鎖されたのは7月21日、オスプレイ搬入が住民反対の中で強行された3日前のことだから、理由はオスプレイ搬入問題以外考えられない。岩国市はオスプレイ搬入には反対の筈。
 

※この論理でいけば、愛宕山の開発跡地には米軍住宅建設にともない、運動広場等、市民が自由に使える施設が建設されるということだが、一旦米軍の管理下に入ってしまえば、米軍の意向には逆らえない、ということになる。全ては米軍の思うがまま。

例えばだが、「運動広場」が出来ても、何か事あり、米軍が軍用フェリの発着場で使うこととしたりする。当然市民から反対の声が起きる。市長も反対と言うだろう。しかし、それを止めさせることは出来ない。「基地から連絡があるまで、当分の間閉鎖されます」という立て札を立てることになるのではないか。

建設予定の野球場等の運動広場は、米軍住宅と共に「米軍再編関連施設」内のもの。(この3月に国=防衛相に売り渡された。)「日米友好親善」を目的に(米軍の好意で)、「朝から夕方」と時間を定めて一般市民にも開放するというもの。今回のオスプレイ問題のように、岩国市民が反対し、岩国市長が反対の意を示しても、米軍が強行するようなことがあれば、そういうことになる。

「愛宕山用地における防衛相の施設配置案」(平成22年10月1日付け「広報いわくに」)参照
愛宕山米軍住宅建設は、運動広場等も含めて、まさに岩国基地の拡張ではないか!(※筆者註)

 (5) 
 山口から来られた板橋めぐみさんから、愛宕山の都市計画法用途変更について、公聴会が終わってからどうなっているのか、田村さんに質問。
 (6)県の審議会に意見書を出す準備をしている、まだ少し期間がある、と。
 
 (7)
 愛宕山の南ゲートについて自由に入れなくなっている問題、建設される国立医療センター、市施設の駐車場問題等、色々お話しされました。
 (8)
 田村さんの報告が終わってから、井原すが子県議から、「自衛隊は米軍の下請けか?」と問いただしたりした等、簡単な県議会報告。
 (9)
 吉岡光則さんから13日の「普天間」公演への再度のお誘い、と森住卓さんが作ったカレンダー「ヤンバルで生きる」の紹介。
 (10)10時50分。
 休憩に。朝早くは寒かったですが、天気は良く、暖かくなってきました。参加者はこの日はちょっと少なく25名でした、
 

           

   
 

埋立承認処分取り消し請求事件「海の裁判」

「控訴審・第1回裁判」へ傍聴のお願い

日時 2012年12月12日(水)15時開廷 広島高等裁判所

 今年6月、「請求却下」という不当判決のあった岩国基地沖合移設事業の控訴審が始まります。「国は悪いことはしない」という法規定から審理を避けた1審判決、国民をすっかり騙す基地機能の拡大策に結び付けられた「岩国基地沖合移設事業」の不当性を引き続き追及していくこの裁判です。

 その第1回口頭弁論「傍聴」参加をよろしくお願いします。

 12月12日(水)15時開廷ですので、「13時20分出発」予定で、錦帯橋下の公園にお集まりください。人数がまとまればレンタカーのバスを出します。人数把握のため、出欠をお知らせください。多くのみなさんのご参加を期待します。

2012年12月10日

岩国基地沖合移設事業公有水面埋立処分取り消し請求事件

 海の裁判原告団長 田村順玄 (090−9060−7625)