78−2.2003年5月23日.有事法制はいらない!広島県民集会(11)〜(20)

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 集会内容の概略は下に
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海員組合を代表して川田澄(かわだきよし)(港湾労働者、全港湾中国支部委員長)さん

 

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宗教者を代表して友国義信(ともくにぎしん)(浄土真宗本願寺派善徳寺住職)さんから

 

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石口俊一(いしぐちしゅんいち)弁護士(憲法見張り番)から

 

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在日の立場からシャンソン歌手の鄭澄恵(チョンチンヘ)さん

 

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内容概略

 5時30分、舞台になる街宣車が到着し、5時45分から、広島合唱団による歌が始まりました。
 まず150人声明の呼びかけ人の一人である広大名誉教授の北西允代表が、衆議院は
通過しましたが、今、参議院で審議中の有事関連法案を是非、廃案に持っていこうと挨拶。

 来賓挨拶として、予定されていた金子議員は、厚生労働委員会が急に入り、解雇しやすくするなどの労基法の改悪が図られようとしており、どうしても国会に残らざるをえず、欠席となりました。そこで送られてきたアピールを、広教祖の長岡さんに代読していただいた。

 井上哲士参議院議員は、在日米軍の機関紙を紹介し、5月20日、横須賀基地にイージス艦『きりしま』など日本の自衛隊艦船がイラク作戦から帰ってきた、と書いてある旨説明しました。日本の自衛隊艦船はテロ特措法で出ていったのだから、対アフガン、インド洋での支援以外は出来ないはずなのに、違憲・違法を行っていると指摘。

 栗原君子元参議委員議員は、「備えあれば憂いなし」と小泉首相は力説するが戦争の準備ばかりをしていたアメリカは、反発を喰った結果、9・11のようになりましたた。戦争の備えをすれば、憂いは増すのみだ、と力説。

 次に、各界からの発言では、まず川田澄全港湾中国支部委員長は、かつての戦争で、港湾労働者が戦争のために荷役業務をさせられ、多くの人達が亡くなった経験を忘れてはならないと、有事関連法案の廃棄を訴えました。

友国義信住職は、聖徳太子の和(集団主義の和ではなく)による政治のありかた、武力ではなく真に平和への意思を持つことによる政治・外交を訴え、一万円札から聖徳太子の絵が消えたのも象徴的だと指摘し、笑いを誘いました。

 石口俊一弁護士は、<備えあれば憂いなし>などという、歪曲した考え方ではなく、法案が憲法に合致しているどうかを根源的に問わねばならない、最近のマスコミも法案審議や衆議院可決などをただ伝えるだけでなく、憲法に則っているかどうかを論評を加えて報道すべき、と力説。

 在日韓国人の鄭澄恵シャンソン歌手は、祖父母、父母の戦前のような辛い経験は二度とくり返してはならない、日本が自分たちにとって住みやすくなる日がいつか来ると待ち望んでいたが、事態は危惧する方向に進んでいる。とても心配だと訴えました。
  
 集会の最後に、「有事関連法案の廃案を求めるアピール」を拍手と共に採択しました。集会の中では、「ファクスを送ろう」とのチラシが配られました。参議院で今、法案が審議されているが、本会議に先立ち、参議院の「武力攻撃事態への対処に関する特別委員会」で審議されています。そのチラシには、その委員会の委員全員のファクス番号が書かれています。一人一人の意思、意見をファクスで送ろう、という運動です。ピース・ウォークの最中にも、歩道でこのチラシがたくさん配られました。集会アピールは、この日、各政党本部と参議院上記特別委員会委員全員にファクスで送付されました。 


 アピール文はこの3ページ目下に。