79−1.2003年5月30日、5月30日.岩国基地事故・岩国市へ申し入れ・米軍岩国基地正門前(1)〜(8)
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午後2時、事故を起こした海上自衛隊は米軍岩国基地と同居、対応は第31航空群広報室長。ピースリンク広島・呉・岩国として行動。 翌日の中国新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞(ローカル版)、防長新聞、山口新聞に記事が出ていました。 |
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事故犠牲者を悼むと共に、危険な訓練に抗議。マイクを持っているのがピースリンク広島の久保田十一郎さん。真ん中が岩国の田村順玄さん(市会議員)、右が呉の湯浅一郎さん。 | |
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ピースリンク広島・呉・岩国および「憲法を活かす市民の会・山口」のメンバーが集りました。 | |
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この黄色い線が基地と公道の境界 | |
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あれ!新聞記者は踏み越えているじゃないの? | |
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犠牲者を悼んで黙祷 |
防衛庁長官 2003年5月30日
石破 茂様
海上自衛隊海上幕僚長
古庄幸一様
海上自衛隊第31航空群司令
松岡貞義様
要 請 書
海上自衛隊U―36A機による事故に抗議し、早急なる事故原因の究明と再発防止を求め、基地周辺に危険な離発着訓練の禁止を求める
さる5月21日、午前11時25分、岩国航空基地内において、第31航空群所属の訓練支援機「U−36A」が、離陸に失敗して炎上した事故は、乗員4人全員が死亡するというまことに痛ましい結果となった。残されたご遺族に対し、心よりご冥福をお祈り申し上げる。しかし、戦争や人殺しの訓練のために、自らの生命を失ったことの口惜しさを思うとき、私たちは、いたたまれない想いにならざるを得ない。乗員4名の人生とは何だっのかと慚愧に耐えない。しかも、自衛隊での葬儀では、「海ゆかば」という軍歌など、戦前の天皇中心の帝国憲法下におけるのと全く同じ様式が延々と続いていることは問題である。彼らは、国家のために犠牲にされたのであり、その死を祀り上げ、国家のために死すことを美化してはならない。このような儀式が今なお続いていることに対しては強く抗議せざるをえないし、早急にそのあり様を改めるよう強く要請するものである。
事故現場の近くには弾薬庫など危険物がひしめいている上に、基地の周辺には危険物を抱え込んでいる工場地帯や住宅地があり、一歩間違えば市民を巻き込んだ大惨事になる可能性も否定できない。この事故は、離着陸訓練の中で、離陸に失敗して起きており、同型機はもとより、他の航空機についても、離着陸訓練は中止すべきである。このような事故が、決してくり返されることのないよう強く要請する。
従来からも、岩国基地所属機は、アメリカ軍、自衛隊合わせると実に多くの事故を起こしてきており、 その都度、周辺住民に被害を加えたり、多くの不安を与えてきている。
現在、基地では滑走路の「沖合移設」と言う名の拡張工事が進んでおり、完成すれば大型岸壁を含めて機能が強化され、沖縄の海兵隊所属機等も含め滑走路の使用頻度が増える可能性が高い。また仮に審議中の有事法制ができれば、周辺事態法と相まって、海上自衛隊の機能も強化される危険性がある。
私たちは、軍事力によっては、国際的な矛盾を解決するどころか、むしろ矛盾を拡大させるだけであり、中長期的には岩国から基地を無くしていくべきものと考える。
この点を踏まえた上で、今回の事故に関連して以下の点について強く要請する。
一、 事故の原因を究明し、事故調査委員会の報告書を公開するとともに、我々にも本要請書に対する回答の意味も込めて、郵送すること。
一、 再発防止策を明らかにし、その徹底をはかること。
一、事故原因が解明されるまでU―36A機の訓練飛行はもとより、他の航空機による離発着訓練を中止すること。
入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!
ピースリンク広島・呉・岩国 29団体