99−2.2003年9月20日.アメリカ未臨界核実験抗議(原爆ドーム前)(11)〜(20)

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もっと多くの人が集まれば大きな力になるのですが、中止してしまっては敗北です。今後とも粘り強く抗議行動を行います。

下記の通り「抗議文を作製、配布。

下に掲載。

 

(8日のピースリンクからアメリカへ大統領あてへ送ったの中止要請書は次ページ下に)

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 伊達さんが、「抗議文」を造り、配布してくれました。
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   私(戸村)が入っているのは伊達さんが撮ってくれたもの・
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   ピースリンク広島地区世話人の久保田さんに弁士をバトンタッチ
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 さすが牧師さんだけあって、わかりやすく且つ流暢な話です。
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                2003年9月20日(土)

     アメリカの臨界前核実験に抗議する!

 日本時間で本日9月20日(土)の早朝、アメリカ合州国は、ネバタ州の地下核実験場で、通算20回目、ブッシュ政権下で7回目の臨界前核実験を行ないました。
 2000年に行なわれた核不拡散条約(NPT)の再検討会議において、アメリカをはじめとする核保有国は核兵器廃絶へ向けての明確な約束をした筈でした。それにもかかわらず、アメリカは臨界前核実験を続けてきました。このことはアメリカが、核兵器を保持し続けようとしていること、核兵器によって世界を支配しようとしていることを示しているのではないでしょうか。
 この間、アメリカは、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准の拒否、対弾道ミサイル(ABM)制限条約の破棄、気候変動枠組み条約京都議定書の批准の拒否、国際刑事裁判所(ICC)の批准の拒否など国際的なルールを踏みにじってきました。また、ニューヨークのワールドトレードセンタービルや国防総省(ペンタゴン)に対して行なわれた2001年9月11日の同時攻撃事件の後、アメリカは、アフガニスタンに対する「報復」戦争を行ない、イラン・イラク・朝鮮民主主義人民共和国の・とを「悪の枢軸」と決めつけました。そして先制攻撃戦略であるブッシュ・ドクトリンを採用し、国連安全保障理事会の決議の無い、国際法上違法なイラクに対する戦争を行ないました。決して少なくはない国々の反対があった
にもかかわらず、世界中の多くの民衆の反対があった(私たち広島の市民も「3・2ヒロシマ"NO WAR"人文字メッセージ」などで反対の意志をあらわしました)にもかかわらず、です。こういったアメリカの行ないが、朝鮮民主主義人民共和国の核開発を促してきたのではないでしょうか。
 現在、朝鮮民主主義人民共和国の核保有の表明が大きな問題となっています。朝鮮民主主義人民共和国に対して核保有を断念するよう求めていくのは当然のことです。しかし今回のアメリカの臨界前
核実験は、朝鮮民主主義人民共和国の核保有を断念させる目的で行なわれた「6か国協議」の後というタイミングで行なわれました。
このことは、今回の臨界前核実験が、朝鮮民主主義人民共和国に対する脅しとして行なわれたことを示すものではないでしょうか。朝鮮民主主義人民共和国との緊張を激化させ、北東アジア地域におけ
る平和を脅かすものであるという点でも、今回のアメリカの臨界前核実験を許すことはできません。
 核兵器の惨禍を体験した街、広島の市民として、今後一切の核実験を停止すること、CTBTを批准するなど国際的なルールを遵守すること、2000年のNPT再検討会議における「明確な約束」を守って核兵器廃絶へ向けて具体的に取り組むこと、朝鮮民主主義人民共和国の核問題は不可侵の約束をするなど対話で解決することをアメリカに求めます。

入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!ピースリンク広島・呉・岩国
 連絡先:トマホークの配備を許すな!呉市民の会
      世話人 湯浅一郎
       呉市幸町3−1 呉YWCA気付
        呉21-2414
        広島キリスト者平和の会
      世話人 久保田十一郎
       安芸郡府中町柳ケ丘9-4          
         広島281-9837
     岩国市平和研究所
      代表  田村順玄
       山口県岩国市牛野谷町3丁目75−19
         岩国31-3383