100−2.2003年9月22日.米「声を上げる軍人家族の会」クレグホーンさんを囲む集い(11)〜(20)

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  熱心に聞き入る参加者、テレビはRCC 
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アメリカでも、金持ち以外では、いまやブッシュたちへの信頼は地に落ちているとのこと

 

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精悍ないいお顔されてますね。

カメラもかなり歩留まりが良くなりました。

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一応講演が終わって会場から質問がかなり出ました

 

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一つ一つ丁寧に答えられていました

 

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 通訳の日南田さんが大活躍
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ピースリンク広島世話人の久保田十一郎さんも質問

 

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 遅れて来られたお二人が見えます
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熱心に答えるスティーブン・クレグホーンさん。自衛隊員への働きかけを!

 

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 ご存知、森滝春子さんはイラクでの経験をふまえた質問

             

イケンの会主催:クレッグホーンさん講演会に参加して

(さとうしゅういち)

有事立法はイケン(違憲)!広島県市民連絡会は、22日、アメリカの「声を上げる軍人家族の会」のクレッグホーンさんをアステールプラザに御迎えして、交流を行ないました。

クレッグホーンさんは、義理の息子さんが、バグダッドに駐留されています。

さて、その彼は「イラクの民衆のためになにかしたいのなら、アメリカの計画に取り込まれない様、細心の注意を」と呼びかけます。

「イラクへの日本軍派遣は、イラクの民衆を助けるどころかアメリカ帝国(主義)の建設を助ける事にほかならない」と警告します。

そして、「わかものは、民衆のためにイラクへ行ったはずなのに、イラクの民衆に危害を与える事になっている」と嘆きます。

「若者や、息子たちは、右翼のイデオロギーを実行することを強いられている。彼らは軍隊では声を上げる事は出来ないから、私がするしかない」と痛切に訴えます。

「間違った事をするのに正しい方法などない」
「アメリカがスーパーパワーとして民主主義を押し付けようとする傲慢さ、これが間違いだ。」
「民主主義の促進の錦の御旗のもとに実は、権力や資源、利権を奪おうとする事に荷担させられるのだ」と強く警告します。

「声を上げる軍人家族の会」として、イラク戦争に反対し、「テロリズムに動機を与えてしまう。」と警告してきたが、ブッシュ政権の誰も耳を傾けなかったと無念さをにじませます。

「占領軍はイラクを平和に導けない、日本軍が行けば、米兵とおなじ標的になってしまう。そして、自衛のためにイラクの人々を殺す事になってしまう」といいます。

また、日本に来た印象として「DUについて敏感な事」に感心したといいます。

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その後、長い時間を取って質疑応答や感想交流が行なわれました。

アメリカの国内世論については、「戦争支持の世論は、嘘に基づいて創られていたが最近は、泥沼状態で、失業者も300万人も増え、軍需産業以外奮わない。減税も億万長者のみ。ブッシュの支持率は低迷している。」ということです。

また、家族会は、同言うふうに結成されたか、との問いに対しては、最初、二人からEメールで連絡していたそうです。(労働組合幹部で民主党員、息子が派遣されていた。)

そして、裁判闘争では、三人の兵士が、記者会見に臨み、運動を盛り上げたそうです。

また、アメリカは自分がやられた事は「恐怖を呼び覚ますために」テロとよび、自分がニカラグアやチリでやったことは「政策」と呼んで来た、とし、身勝手さを批判しました。

また、当会共同代表の森滝からは、銭後のイラクへ調査に行った際の体験の紹介があり、「DUへの取り組みがポイントになるのではないか、ヒロシマは放射能の被害を受けている。この問題でももっともっと連帯して欲しい」との提起がありました。

クレグホーンさんからも、湾岸戦争について、多くのデータを公開している湾岸戦争リソースセンターがあるとのこと。

また、「自衛隊員の声を大変だとは思うが、引き出す様にして欲しい」とのお願いもありました。
そのためにも「はっきりしたメッセージを出して欲しい。私は軍隊は支持するが、その政策は支持しないとのスタンスだ」とのことでした。

最後に当会共同代表の湯浅から、「ピースリンクでの抗議行動で、昔は隊員からの野次もあったが今はほとんどない。むしろ、我らの話しにうなずいて、涙ぐんでいる人もいる。」とし、イラク戦争の責任追求や、総選挙を前にした派兵反対、そして、自衛隊員への働きかけ、被爆60周年でもあり、NPT再検討会議の年でもある2005年へ向けての核廃絶への取り組みに気合を入れようと、檄がありました