136−2.2004年2月20日.「おおすみ」「むらさめ」室蘭出航・派兵抗議、福屋前街宣(11)〜(20)

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繰り返し、横原由紀夫さんが通り行く人に「国の基本法である憲法を守るため、市民が声を出そう。チラシを受け取ってほしい。」「軍事費は増えていく一方、年金は改悪され、失業率は高いままだ。」などと平和と暮らしはセットであることを訴えました。
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伊達純さん、最後にしゃべったのですが、なぜかカメラが途中でおかしくなって雄姿が撮影出来ませんでした。ごめんなさい。
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大月じゅんこさん、笑顔で登場

 

 

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わが若手ホープ、「さとうしゅういち」さんも三次からいつものように大急ぎで駆けつける。

さとうさんのは、「石川県知事は地方交付税カットの小泉改革を『大規模テロ』と呼んだ。広島県知事も「詐欺的行為」と呼んだ。
自国民に対して『テロ』や『詐欺』を行う様な総理がイラク復興支援と叫んでも信用できますか?」と、政治経済を良く勉強しているので、切り込み方が違います。(大月さんのあと発言ーしゃべっている写真が撮れなかったのが残念)

 

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伊達純さんは、最語にマイクを持って「今回の派兵はPKOとさえもまったく違う。」「こんなことを許してはいけない」と派兵の不当性を強調。

 

 

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やっと大きな横断幕を拡げました。新聞記者が帰った後なのが残念。                          
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大月純子さんは「イラクで足りないのは薬。そして雇用。自衛隊が歓迎されているかのように見えるのも雇用を増やしてくれると期待(勘違い)しているから。」

 

 

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その期待はずれの反動が怖い、と。このあと「さとうしゅういち」さん、伊達純さんと続いたのですが、なぜかカメラがエンコ。ごめんなさい。

 

 

            

ピースリンクの湯浅です。
今日、「おおすみ」は、午前9時過ぎ、室蘭を出て、イラクに向かうとのことです。
室蘭の皆さんの行動に連動して、呉では、呉海自に再度、抗議文を出します。
 
  11時30分−12時
  海自呉、坂下の門

 ちなみに、広島市では、夕方、イケン連絡会として、街頭情宣がなされます。

以下、抗議文を貼り付けます。

海上自衛隊呉地方総監                2004年2月20日
 小串 茂様
                              抗 議 文
被爆県・呉から出た輸送艦(以下、戦車揚陸艦)「おおすみ」のイラク派兵への室蘭出港に強く抗議し、撤収を要請する
    軍転法の精神に沿い呉を海外派兵の拠点にしないよう求める!
        
  私たちは、海上自衛隊の輸送艦隊が、陸上自衛隊の武器弾薬、車両などを輸送する任務を持ってイラク派兵されることの中止を求めて、各地で様々な運動を進めている市民グループです。

輸送艦「おおすみ」は2月14日に呉港を出て、北海道の室蘭港で軽装甲機動車、水タンク車など70台を乗せ、本日、護衛艦「むらさめ」とともにイラクに向けて室蘭港を出港しました。私たちは、2月13日、呉を初めとして、室蘭、横須賀、そして旭川・札幌など北海道のグループの連名において、輸送艦隊の中心を担う揚陸艦「おおすみ」の呉からのイラク派兵の中止を求めて貴職に要請書を提出したところですが、本日、日本を離れイラクに向かったことに改めて強く抗議し、その即時撤収を求めるものです。「おおすみ」は、イラクでなく呉に戻るべきです。


  去る14日のF桟橋の両側に揚陸艦「おおすみ」、護衛艦「さみだれ」の2隻が停泊している異様な光景を私たちは決して忘れません。「おおすみ」は、戦地とも言うべきイラクへの物資輸送のため、室蘭へ向かう。「さみだれ」は、その翌朝、アフガンの対テロ掃討作戦のため、アラビア海に向けて出て行く。二日続けて、海外での作戦行動のために艦船が出て行くというのは、自衛隊創設以来 初めてのことであり、それが被爆県の呉から始まったのです。これをヒロシマに対する挑戦と見ずして何と見るのでしょうか。


  しかも、「おおすみ」は単なる輸送艦ではありません。LST、戦車揚陸艦です。
海外での侵攻作戦ができるきわめて攻撃的な艦船がイラクに派兵されるところに、ことの本質があります。今、日本は「派兵国家」とも言うべき国になるために暴走を始めているとしか思えませんでした。


 そもそも「おおすみ」のイラク派兵には何一つ正当性がありません。まずアメリカによるイラク戦争は、全く根拠のないものであり、むしろ、戦争犯罪です。イラク戦争の理由となった生物・化学兵器などの大量破壊兵器は未だに見つからず、アメリカのイラクへの先制攻撃の理由は成り立ちません。この時点で、日本政府がすべきことは、「アメリカ政府に対して、「イラクの大量破壊兵器に関する調査資料の公開」を求め、ことの真相を明らかにすることです。占領支援のために、自衛隊を出すことでは断じてありません。


 アメリカは、イラク市民を殺りくし、メソポタミア文明発祥の地の自然や社会的基盤を破壊し、永遠の放射能汚染源としての劣化ウランをイラクの各所に残したのです。これらはアメリカという国家による犯罪であり、それこそが断罪されねばなりません。


 日本政府が「人道復興支援」とくり返し主張しても、日本がアメリカのイラク戦争を全面的に支持し、その占領を支援する限り、日本は、戦争犯罪を犯したアメリカの仲間なのであり、標的にならざるを得ません。それを承知で、自衛隊を派兵するのは、イラク特措法、自衛隊法、憲法九条に照らして全く違法であります。


 自衛隊員の中には、イラク派兵が、「国民を守ることに寄与せず、逆に国民の危険性を高めることにしかならない」との強い疑問を持つ人が相当数いるはずです。1月22日夜、揚陸艦「くにさき」の作業艇が、防波堤に激突し、10人が重軽傷を負った事故は、不安や悩みを持った隊員が多数おられる状況を反映したものです。自衛隊員は、政府の誤った政策の被害者です。自衛官の生命と人権を軽んじた派兵は中止してください。


 また被爆県の呉から海外侵攻ができる戦車揚陸艦を派兵することは、ヒロシマが、アメリカの占領に加担することを意味しており、思想的にも人類史にとって極めて重大な問題です。被爆者が市民として多数生活し、敗戦まぎわに甚大な空襲被害を受けた呉市が、横暴で、大義のないイラク戦争を正当化するアメリカ政府のために、自衛隊を派兵する街になることは絶対に許せません。
 揚陸艦のイラク派兵で、呉は、海外派兵の拠点としてますます機能強化されました。既に2001年11月以来、続いている対テロ掃討作戦と合わせて、海外で作戦行動をとることを普通のことにしてはなりません。「おおすみ」がイラク派兵に出た翌日に、対テロ特措法によりアラビア海に向け護衛艦「さみだれ」が派遣された意味は、計り知れないものとして、強く抗議するものです。別個の二つの法律により、海外での作戦行動のために呉から2日続けて艦船が出ると言う事態が、戦後初めて出現したことは、呉の置かれている現実を象徴するものとしてきわめて深刻です。

これは、軍転法の精神を全く踏みにじるものであり、軍転法によって「平和産業港湾都市」をめざしてきた呉市政を根本から覆えすものであり、絶対に容認できません。そこで「おおすみ」のイラク派兵に改めて抗議し、以下、要請します。

 1)軍転法が適用されている呉市、横須賀市から、それぞれ揚陸艦「おおすみ」、護衛艦「むらさめ」を室蘭港を経由してイラクへ派兵しないこと。
 2)対テロ特措法に基づく護衛艦「さみだれ」のアラビア海への派遣を中止すること。

 3)これまでに派兵された全ての自衛隊の部隊をイラクから即時撤収すること。
 
 入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機! ピースリンク広島・呉・岩国(29団体)


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