144.2004年月11日、今井紀明さん等三名救出 呉駅前街宣(1)〜(10)

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湯浅一郎さん、堀野元治さん、山内正之さん(毒ガス島歴史研究所)からの、4月11日の、呉での取り組みと「緊急声明」を掲載します。

(1)〜(6)撮影、堀野元治

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下に湯浅一郎さんの報告と、4月11日付け緊急声明分掲載)

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   4月11日(日)13時より呉駅前にて〜、イラクで拘束された三人の解放を完全に実現させ、改めて自衛隊のイラクからの即時撤退を求める内閣総理大臣、小泉純一郎宛の署名を集めました。

自衛隊員にも話しかけました。
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 進んで署名する人、忙しそうに通り過ぎる人 、いろいろでしたが、思ったよりも多くの署名が集まりました。

それだけ拘束されている三人の解放を求める気持ちが強かったのだと思います。
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 (7)拘束された三人が早く解放されることを祈念します。最新情報を送ります。
(4月11日 毒ガス島歴史研究所 山内正之)

(7)〜(10)撮影、山内正之

   

 

 

(8)すぐに三人が解放されるよう、早期に、イラクより自衛隊を撤退させ、アメリカ軍を撤退させ、イラクに真の平和が訪れるよう自分たちのできる力を結集しましょう。

 

 

 

 

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ピースリンクの湯浅です。
朝起きてみると、すごい朗報。それからが大変。チラシと署名用紙を作り直さねばならない。声明も出すことになるだろう。7:30-8:30までテレビを見て、イメージを作る。

 これは、政府の仕事ではなく、拘束された本人たちと家族、そして全国で取り組まれた市民のすばやい行動による世論が総体として作り出したものだ。政府は、むしろ、逆のマイナス要因でしかなかった。怪我の巧妙というべきか。結果として、ある種の国際連帯が期せずして形成されたのではないか。何やらうれしくなってきた。

 8:30から職場に行き、10:30、やっと原稿が出来た。500枚、印刷。マスコミに、予定どうり行う旨のFaxを送るなどして、気付いたら12;20になっていた。

  そごう前に12:50分に到着。状況が状況で、いつも来ないメンバーも何人かいる。昨夜の段階では、8人くらいしか確認できなかったので、よく集まったといえる。解放が決まってしまった分だけ、署名の集まりは、昨日の広島と比べやや落ちたかな。もう一つは、人どうりが少ないのだ。

入隊したばかりの若い水兵服を着た自衛隊員がかなりいる。その3人くらいを捕まえて、色々話し込んでいる人もいた。20分くらい、何やかや話ていた。署名はしてくれなかったようだが。署名は、114名分。


終了後、小泉宛にFaxを送った。

 チラシの表:     

  イラクで拘束された3人の完全解放の確認を、
  改めて自衛隊のイラクからの即時撤退を!

内閣総理大臣               2004年4月11日
 小泉純一郎様
                            緊 急 声 明
        
 イラクのアルジャジーラ放送の速報により「拘束者3名の24時間以内の解放」という報道を知り、言葉にできないほどの安堵感を感じています。事態が大きく動いたことを心から喜びたいと思いますが、完全に解放が実現し、3人の無事な姿を確認するまでは、最後まで気を抜くことなく、尽力してください。
 これが、事実とすれば、何よりも拘束された本人たちの「イラク市民の立場にたって活動しようとする」日頃の生き方、それを支えた家族の方々の訴え、そして全国の市民が日本政府に対して行った抗議や要請の力などが総合的に働いた結果であることを確認したいと思います。非武装の市民を巻き込んでの脅迫とも言えるやり方は許されることではありませんが、事件を起こした武装勢力は、冷静な判断力と高い志気を持っていることが伺えます。

確かなことは、ただ自衛隊の撤退はしないというかたくなな姿勢を崩さない日本政府が動くだけであったならば、このような事態の展開はあり得なかったはずです。アメリカ一辺倒の政策に反対する市民の声がイラクの人々に伝わったからこその解決であることを、政府は思い知るべきです。「自衛隊派遣は人道復興援助のためであり撤退の必要はない」との姿勢を崩そうとしなかった日本政府は、事件の解決のために何もしていないに等しいと言わざるを得ません。

 仮にこの人質事件が解決しても、このような事態を招いた責任が、小泉政権にあることを忘れるわけにはいきません。今回の事態は、自衛隊のイラク派兵の結果であり、米英占領軍の仲間として、自衛隊を派兵していなければ起き得ようのない出来事です。私たちは、あらためて日本政府にたいして、自衛隊のイラクからの即時撤退を求めます。

  サマワでは、陸上自衛隊が移動中、地元住民から駐留に抗議する投石を受けていたことが7日わかりました。ここ数日、夜になると宿営地の近くで迫撃砲が何発も打ち込まれると言う事件も起きています。このため学校や道路の補修など宿営地外での活動を4日から中断し、自衛隊は「宿営地にこもるしかなく」、既に撤退したのと同じ状態です。自衛隊の体制が整ったのは3月下旬であることを考えると、「人道復興支援」をと大言壮語して派兵された自衛隊は、実はまだ何もしていないに等しいのです。これは、今回の人質事件とも独立した問題であり、これだけでもイラク特措法により、撤退する理由になり得ます。

  自衛隊員の中には、イラク派兵が、「国民を守ることに寄与せず、逆に国民の危険性を高めることにしかならない」との強い疑問を持ったまま、イラクに派兵されていた隊員が相当数いるはずで、その思いはますます募っているでしょう。自衛官の生命と人権を軽んじただけでなく、結果として日本の市民全体をも危険にさらす派兵は即刻中止してください。日本がアメリカのイラク戦争を全面的に支持し、その占領を支援する限り、日本は、戦争犯罪を犯したアメリカの仲間であり、標的になり続けます。

3月11日、スペインのマドリードでおきた列車爆破事件をあげるまでもなく、いまや世界中の日本人が攻撃の目標です。今回の拘束事件は、まさにその典型であり、
自衛隊がイラクに派兵されている限り、こうした事件は、いつおきてもおかしくないのです。

スペインをはじめ、連合軍の多くの国が撤退を決めている中、今回の拘束事件を契機に、日本政府も勇気を持って撤退の方針を打ち出すべきです。そこで、以下要請します。

  1)人質となった3人の解放を完全に実現させること。そのために、特に米軍の関与は絶対にさせないこと。
 2)自衛隊のイラク派兵部隊を、一刻も早く撤退させること。
 3)ファルージャでのモスク攻撃などの事実関係についてアメリカ政府に説明を求め、ジュネーブ条約の遵守などを申し入れること。
 4)イラクからの米英占領軍の即時撤退を求めること。

入れるな核艦船!飛ばすな核攻撃機!
ピースリンク広島・呉・岩国(29団体)
世話人: 湯浅一郎、 藤井純子、 田村順玄
連絡先:呉市幸町3−1 呉YWCA気付 Tel:呉21-2414

│ 自衛隊のイラクからの撤退を求める、要請Faxを│
│   小泉首相Fax: 03−3581−3883  │
│   自民党本部    : 03−5511−8855  │
│   公明党本部  : 03−3353−9746  │