287−3.2008年3月2日、艦載機が来たらどうなるの?〜厚木基地の地域住民を招いて〜(21)〜(30)
   

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2月5日に、額賀が「岩国に行くから静かになるよ」と言った。ところが当の米軍はそうじゃない。「自分たちはもっと重要な基地と思っている」と。国の言うことがなんであるかはわかる。
もっと決定的なことは基地対策協議会が毎年国に要望書を出している。
地位協定にある飛行の制限を遵守してくれ。→これ以上規制を求めることは困難です。協約上と言っている権利を言えない。向こうから言ってくることはすべてイエス。
NLP(夜間発着訓練)なんかもそう。通知を回すだけ。というのが、12月15日の申し入れへの回答。

 

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   続いてかなり長い時間を取って、NHKニュースの厚木基地と爆音に苦しむ住民、訴訟に立ち上がった住民の姿、さらに爆音の現実の音を交えて、判りやすい説明があり、見て聞いた皆さん、かなり興奮されたようでした。

ここで紹介出来ないのが残念。

 

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   2438mの滑走路。周りは住宅密集地。大和市、綾瀬市を貫き南北に細長い。うるささ指数75W。

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防音工事の件をいわなければ、当たり前と思われてしまう。
楽しく過ごせる環境にしていかなければならない。子供や孫に伝えられるか。ビデオではわからないので、5月くらいに厚木にきていただいて体験してほしい。

 

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憲法13条、25条の「健康で文化的な最低生活」が出来ない状態。

 

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続いて、第4次訴訟団 弁護団の野村和造弁護士。76年に提訴。その1年後から参加している。

軍隊は何をやってもいいのか?安保条約があったら何をやってもいいのか?厚い壁。

厚木基地も岩国も占領下。そこのけそこのけ米軍機が通る。やりたい放題。治外法権。アメリカは軍隊は大事。でも、いろんな問題は起こる。オシアナ基地。アメリカではネパ(国家環境政策法)=アセスをやらないと問題。滑走路の延長は墜落の危険があるので、住民に告知される。ちゃんと教えなければならない。住民とトラブルを起こさないようにする。

 

 

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共存共栄がアメリカにはある。住民といかに摩擦を起こさないか。しかし日本はそれをやらない。戦場のすさんだものをもってその延長線上で日本を見ている。基本的な人権が侵されている。

子どもは耳をふさぐだけではない。おびえる。それが大人になったときにどんな原体験になるのか?孫が遊びにこない。行くのは年をとると大変。

黙っていたらどんどんひどくなる。NOと言わなければいいということになる。踏まれたものの痛みはわからない。いたいならいたいと言うしかない。どうしてもっと早く言わないの?昔ピアノ殺人事件。ぶっ殺してやろうまで言ってしまう。音は微妙なものがある。わざわざ見に行く人がいる。

自分に有利なものはいいが、いやなものはいや。じゃまされるという感覚。いやがらせ電話は60デシベル。隣の人が同じことをやっていたら。爆音は騒音おばさんのうるささどころではない。普通の人がやったら刑務所に行く。

裁判はお金、時間もかかる。90数名で裁判をやる。その人たちが負担しないといけなかった。お金の使い方、どの範囲で。

全国で支援を募ろう。世間一般に理解してもらおうと思えば、助けてください。と言わなければならない。声を出すと気になってくれる。人の援助を受けるのはいやだではなく、仲間に引き入れることが大事。と運動は進化していくのだなと思う。困った時は誰か出してくださる方がいる。立派だと思えばお金を出してくれる人はいる。東京高裁全面敗訴。そういう時代は終わった。75W値以上には保証はあると思っていいだろう。裁判をやってある程度のものは取り戻すことができる。お金の問題で考えると支援はない。