315−3.2009年4月22日、上関原発建設反対、山口県庁前集会(21)〜(23) | |
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下関の方から低線量被爆の問題について補強意見。
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集会宣言を読み上げる、原水禁山口副議長。(集会宣言は下に)
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「団結・ガンバロー」で閉会
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集会宣言
私たちは、本日「知事意見」の徹底した履行と上関原発建設計画の白紙撤回を求め、山口県内外から多くの人々とともに、ここ山口県庁前に結集した。
2001年に上関原発建設計画が国の電源開発基本計画に組み入れる際、「知事意見」にお
いて、6分野21項目の要請を国に行い、その要請が担保されない場合には、県としての権限・事務・協力等を留保するとされた。それから、8年、「知事意見」は国に無視されたままであり、中国電力が解消すべき問題も未解決のままとなっている。それにも関らず、昨年には「埋め止て免許」をはじめとして保安林関係の許可も行うど、「知事意見」を自ら軽視した判断がされ続けている。
今月8日に、中国電力は、上関現地において原発建設工事に着手した:建設予定地の目の前の祝島では、2年ぶりの「小学校の入学式」が行われる日というタイミングに合わせた着手である。しかも、この着手は、僅か10分ほどの作業で、小さな溝を十数メートル掘っただけのマヤカシ着手である。中国電力のこのような態度は一流企業がとるべき真撃なものとは到底いえない。「地域住民の理解を得る努力を誠意を持って行う」とする中国電力の仕打ちがこれでは、地元の理解を得られるはずがないのは明らかである。
中国電力が進める上関原発建設計画は、数々の問題と不安とを残したまま強行に進められてきている。「上関原発自然の権利訴訟」や「埋立許可処分取消請求訴訟」にづいても現在係争中であり、この状態で建設計画が進めば、地元住民や近隣地域住民の暮らしや命が脅かされ、貴重な生物や環境は破壊され、安全で安心した暮らしができなくなると考えるのは当然のことだ。
ここに結集する私たちは、上関原発建設計画の中止を強く訴えるとともに、原発に頼らない自然・省エネルぎー政策への転換に国・県が舵を切り直すことを強く要求する。
「今ならまだ間に合う」
最後まで信じて闘い抜くことを全員で確認する。
以上、宣言する。
2009年4月22日
4・22知事意見の徹底した履行を求める山口県庁前集会