341−4、2009年10月25日、反原子力デー2009「原発いらん!in上関(田名埠頭)集会(31)〜(34) 
   

(31)

 
 

最後に「集会宣言」(下に)の読み上げは

 

 

 

 

(32)

 
 

「原発に反対する上関町民の会」の村田喜代子さん

 

 

 

(33)

 
 

団結

 

 

(34)

 
 

ガンバロー

 

 

   
      

集会宣言

1981年、上関原発建設計画が浮上して以来28年、海を隔てて4kmの対岸に位置する祝島を中心に「命と生活を守りたい」という純粋な思いを貫いてきた。9月10日からの阻止行動についても、生活の糧としての海を埋め立めたてるという、生存権を脅かされる事態に直面する中、純粋に生活を守りたいとたたかい続けでいる。そのことに共鳴して、原発に反対する多くの仲間が結集し、共に反原発・脱原発を訴え、「海は売らない」とたたかってきた。
 中国電力の今回の工事開始は、地元の理解を得ることを一切無視した上での強行作業であり、船上での発言には、個人への誹譲中傷も含まれ、およそ有り得ないこの対応は、絶対に許す事は出来ない。
 更には10月7日、いつもの台船がここ田名ふ頭に姿を見せる隙をついて、埋め申立て予定海域へ別ルートからのブイを設置するという、だまし討ち着手を行った。これが地元の理解を得て作業を進めるという態度とは到底言えず、大きな不信と怒りを覚える。
 また、カンムリウミスズメに代表される希少生物の保護に対しても、埋め立てありきの都合のよい一方的な調査の準論付けをし、全く影響がないかのようなデタラメな態度である。
 私たちは、今月2日に全国から集められた61万筆を超える「上関町の原廃建設計画中止を求める」署名を経済産業省に対し提出した。この数字の重みを国はしっかりと受け止めるべきであるし、埋め立て免許を交付した山口県知事も重みを感じるべきである。
 政府は、使用済み核燃料の処分方法も確立されていない原発政策から、未来に向かい持続可能なエネルギーヘの政策転換を図るべきである。中国電力は、未だ「地元合意」がなされていない上関原発建設を中止すべきである。
 本日、ここに結集した私たちは、原発によって暮らしや命が脅かされることのない世の中を、核も放射能もない未来を残していくため、決してあきらめることなく、最後までたたかい抜くことを全員で確認する。
 以上、宣言する。

2009年10月25日

10.25原発いらん!in上関集会