沖合い移設は「空母艦載機」移駐の受け皿に!
今年の再編関連事業費 なんと612億円
2010年 「日米神前デー」にお越しの皆さん「私たちは「ピースリンク広島.呉・岩国」という市民運動のメンバーです。私たちは毎年、この場所で皆さんへ「米軍基地と平和」について訴えのチラシを配っています。
いま普天間基地が連日.大きく報道されていますが艦載機移転や愛宕山の米軍住宅問題の岩国基地は、それ以上の重大事です。日米親書という衣の陰で、迷惑ばかり潜んでいる岩国基地を、今日はぜひこの目で確かめて下さい。
二井知事が会見で本音を白状
二井関成山口県知事は今月28日の定例会見で、来春完成する岩国基地沖合移設事業について「結果的には在日米軍再編に伴う厚木基地からの米空母艦義移駐の受け皿になった」.「新滑走路運用を一概に喜ぶべきことではない」と複雑な心境を述べました。騒音や墜落の危険回避が目的だった沖合移設事業が国に逆手をとられ、空母艦載機の受入先にされたことをやっと白状したのです。だからと育って、施設が完成したので「ハイーどうぞ」では無責任。
岩国基地の新滑走路は5月29日から運用がはじまります。海側へ1km移転し、沖合移投の効果が期待されていますが、垣根の無い空のこと、騒音が軽減するとは思えません。それより米軍は、気兼ねなく今以上夜遅くまで猛烈に飛ぶのではと心配しています。事実4月28日発行の米軍「星条旗新聞」新施設の完成で基地の任務が拡大すると予言しています。この記事の中で米軍は、岩国の再編問題が沖縄ほど住民の論争になっていないと分析し、さらに民間空港が出来れば「広島や福岡まで通わなければならなかった兵士たちの旅行の選択肢が広がる」と喜んでいるほどです。
いま、岩国基地は建設ラッシュです。日本政府の思いやり予算で、新管制塔は出来ましたし、艦載機の整備施設や格納庫など今年度だけで612億円が予算化されています。これから2014年までに投入きれる私たちの税金は−五〇〇億円が予定されています一九九億円の買い上げ予算も、こうした再編計画を貫こうとする国の思惑、絶対に阻止する決意です。
私たちはこうした思いを確認するため、5月23日には「五千人大集会」・を予定して
います。ぜひ皆さん!この集会にもご参加下さい。そして今日は、去年よりもさらに大きくなった岩国基地の素顔をしっかり監視して下さい。
見直せ!米軍再編「5・23岩国大集会」へ
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