411ー1.2012年1月28日、広島県西部住民の会、「みんなではね返そう!岩国基地の拡張強化」(1)〜(10)
   

(1) 

 
 

午後1時30分、最初は「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」第7回総会

司会は常任世話人の新田秀樹さん

下にこの集会への呼びかけ

西部住民の会のホームページはこちら

 

(2

 
   坂本千尋さん(事務局長)より第6期(2011年)の活動について説明、元旦宮島口宣伝、広島市長選&県議立候補予定者公開質問書、松井広島市長と面談&要請、講演会、米軍騒音落馬事故への調査・要請行動、廿日市市長選公開質問書、清野廿日市への要請行動等この1年間の活動報告。
 (3)  
   会計報告

(4) 

 
   第7期(2012年)の活動計画(案)の読み上げ(下に)

(5) 

 
   聴き入る参加者

(6) 

 
   採択されました。

(7) 

 
   午後2時、西部住民の会結成6周年記念講演「みんなではね返そう!岩国基地の拡張・強化」の開始
 (8)    
   開会あいさつは共同代表、柴田もゆるさん
 (9)  
   

(10) 

 
   新田秀樹さんよりこの集会に寄せられた来賓メッセージ廿日市市長 眞野勝弘さん、廿日市市元市長 山下三郎さん、宮島町総代会会長 正木文雄さん、岩国爆音訴訟弁護団・弁護士 内山新吾さん、第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団・副団長 仲宗根盛良一さん、愛宕山を守る会 世話人代表 岡村寛さん、「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」代表 大川清さん、岩国市桂町 津田利明さんー下に)の紹介。
   

           

 
 
西部住民の会第7期総会&結成6周年記念講演会

        みんなではね返そう!岩国基地の拡張強化


岩国基地から飛び立つ米軍機の目撃件数が、廿日市市や山県郡北広島町で増加しています。
艦載機の岩国基地への移駐後は、馬毛島を陸上離着陸訓練(FCLP)の恒常的な施設として整備する計画が示されました。また、愛宕山の米軍住宅化計画も進んでいます。米軍再編との関係では、政府は「普天間飛行場の移設が進まない限り、空母艦載機の移駐のみを進める考えはない」と説明しています。しかし、空母艦載機が移駐してくることに変わりはありません。移駐したら世界遺産宮島上空の米軍機飛行が増加し、馬毛島でのFCLP訓練が行われ、世界遺産屋久島の上空を米軍機が飛び交うことになります。艦載機移駐の問題は、岩国基地を取り巻く広い地域の皆さんと連帯し「艦載機移駐反対」の声を広げる事が重要です。そこで、記念講演に大石正博さんを講師にお迎えし、「馬毛島」を取り囲む
地域の声と連帯を深めようと思います。

日時:2012年1月28日()
    第7回総会 13時30分〜14時 
    記念講演会 14時10分〜16時40分

記念講演:来るな、艦載機! とどけ「馬毛島(まげしま)」の声!

講師:大石正博さん(鹿児島に米軍はいらない県民の会)

岩国からのアピール:田村順玄さん

場所:廿日市商工保健会館(交流プラザ)
    廿日市市本町5-1 TEL:0829-20-0021

資料代:500円 

託児・手話通訳あり

《講師プロフィール》
「鹿児島に米軍はいらない県民の会」事務局次長、「馬毛島に米軍はいらない種子島の会」所属。
大石正博さんが参加されている「鹿児島に米軍はいらない県民の会」は,米軍再編・日米軍事一体化の強化に反対し、「馬毛島に米軍はいらない種子島の会」などと連携し,馬毛島への米空母艦載機離着陸訓練施設建設、鹿屋への米軍空中給油機などの訓練・運用、徳之島など県内への普天間基地機能の移転を、決して許さない闘いを住民や自治体と連携して強めています。

主催:岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会
    〒738-0014 廿日市市住吉2-2-16廿日市市民活動センター郵便受1-01
     TEL&FAX0829-31-3356 
E-mailstop_iwakuni_kichi@yahoo.co.jp
     http://www.k5.dion.ne.jp/~stop/iwakuni-kichi/

総会

第7期(2012年)の活動計画

在日米軍岩国基地は、世界遺産宮島から約10kmのところにあります。岩国基地は、厚木基地から空母艦載機部隊59機(62機)、沖縄・普天間基地から空中給油機12機(15機)の移駐など120機の米軍機が私たちの上空を飛行することになります。

また、2011年6月21日日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、あらたに米空母艦載機離発着訓練(FCLP)の恒久的な施設候補地として、鹿児島県西之表市の馬毛島を対象とすることに合意しました。また、オスプレイの普天間配備に伴い岩国基地は代替施設に指定されました。愛宕山(岩国)への米軍住宅建設も強引に進められようとしています。

艦載機移駐やオスプレイの飛行は一層の騒音や事故・健康被害などの増大につながることから、地域住民の不安はさらに高まることが懸念されます。また、近隣には「錦帯橋」や「世界遺産・宮島」などがあり、観光にも甚大な影響を及ぼすものと思われます。

平和で、安心・安全な住民の暮らし、世界遺産宮島をはじめとする環境を守り、孫子に誇れる街をのこすために、この広島で「岩国基地強化反対の声」を広げ、馬毛島近隣地域・沖縄・厚木などと連帯し米軍再編反対の声をさらに大きくしていくことが重要になってきています。

 そのために会の目的、活動方針に沿って活動を計画し進めます。当面の活動として、以下の計画を推進します。
 @シンポジウム・講演会・懇談会、学習会などを開催する
 A目撃情報を各自治体に届ける活動を広げる
 Bニュースを発行する
C各選挙で各候補者に公開質問書を出す  三次市議会議員選挙
 D関係団体との情報交換
 Eその他、目的に沿った活動を進める

 ◇その時々の現状をふまえた活動を展開する
 ◇会員や地域住民の声をふまえた活動にする。
 ◇その他


 西部住民の会第7回総会&結成6周年記念へのメッセージ

2012年1月28日 

「廿日市市長 眞 野 勝 弘」

「第 7 期総会および結成 6 周年記念講演会」のご盛会をお祝い申し上げます。お招きいただきましたが、都合により欠席をさせていただきますので、皆様にメッセージをお送りします。米軍再編をとり巻く情勢は、普天間基地移設問題が混迷を深めるなか、国による愛宕山用地取得や MV22 オスプレイの沖縄配備が予定されるなど再編に向けた新たな動きに接し、非常に危倶しているところです。 2014 年(平成 26 年)を目途とした岩国基地への空母艦載機移駐が推進されれば、本市の市民生活や観光、宮島の神事への影響が懸念されるだけでなく、空母艦載機離発着訓練施設として検討されている地域を含めた広範な地域に与える影響は計り知れません。本市といたしましては、今後とも、市民の安心・安全な暮らしを守るという基礎自治体としての役割を果たしてまいりたいと考えております。本日の総会並びに講演会の成功と皆様のご健勝をお祈りいたします。 
  
「廿日市市元市長 山下三郎」 

「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会6周年」集会にご参加の皆様に心より敬意を表します。岩国基地に厚木基地の空母艦載機などが移駐され、極東最大級の基地となる構想が明らかになり広島県内で反対する広島県西部住民の会が結成されて6周年を迎えますが、県内を最近.低空飛行の回数が多くなっており、廿日市市内では、事故も起きており、生民の皆さんの不安が高まっています。
基地でさまざまなトラブルが起きるのは、沖縄の例を見れば明らかです。
住民の声を無視した基地強化は許すことはできません。
みんなの力を結集して安心して暮らせる生活を守りましょう。
 

集会の成功と皆さんのご活躍を期待したします 

「宮島町総代会会長 正木 文雄」

 拝啓 厳寒の候、貴会に措かれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は岩国基地増機反対の活動に対し格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。まずもって6周年お祝い申し上げます。みなさんご存じの通り本年はNHK大河ドラマ「平 清盛」が始まり我が宮島来島者数が過去最高を記録するのではないかと言われています。したがって岩国基地に艦載機、給油機が増機されるとわれわれ住民にとってはもちろんのこと観光に訪れた方々は「宮島は煩い島」となり、我々住民にとっても死活問題であることは言うまでもありません。外交、安全保障は国の専管事項ではあるが岩国基地においては世界遺産宮島が8キロ先にあり観光庁が進める「外国の方々を宮島へ」に来られても良い印象を持たない。今は東北大震災の被災に遭われた方々へ政府は全力を尽くすべきと思われます。私ごとで東京県人会出席の為、出席出来ませんが、宮島代表として強く、強く反対致します。みなさんで団結し一緒になって岩国基地艦載機移転に反対していきましょう。よろしくお願いいたします。敬具  

「岩国爆音訴訟弁護団・弁護士 内山新吾」 

岩国爆音訴訟の私の担当する原告が、ときどき、岩国市の対応のひどさに、心が折れそうになります。そんなとき私は、「県外にも声を上げている人がたくさんいるんだよ」と励まします。あきらめない、だまされない人たちの輪がさらに大きくなることを願っています。
  
 「第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団・副団長 仲宗根盛良一」

 昨年は、東日本大震災と人災による福島原発事故への対応に追われた年となりました。震災の復興はもとより原発の廃炉に向けては想像を絶する年数が必要とされ「原発と人間の共存はあり得ない」ことがはっきりしました。又、原発事故から分かるように、日本政府は、基地を含め、迷惑施設をすべで地方に押し付けていることが明確になったことです。戦後67年日に入り、沖縄県は復帰後満40年目を迎えます。ケビン・メア前米国務省日本部長の「沖縄県や日本への偏見と占領意識まる出し」の発言と田中聡前沖縄防衛局長の不適切な発言、鳩山由紀夫元首相の「抑止力は方便であった」 発言など、口では「肱心誠意」を言いながら、年の瀬をねらいうちして米軍普天間飛行場の代替建設に向けた環塊影響評価書の提出を強行している。沖縄返還から 40 年を経ても、米軍犯罪への不平等に対し日米地位協定の改定さえ要求せず、米軍属に対する裁判権の行使については日米地位協定の運用でしかできないという。憲法に規定された主権国家はどこに行ってしまったんだろう。私たちがだまっていては、今の政府は何でも押し込んできます。愛宕山への米軍住宅計画と艦載機移駐を阻止するのも、馬毛島への陸上離着陸訓練の阻止も、又、嘉手納飛行場への普天間基地統合の阻止も地域住民と連帯し、「いやなものはいや」と言える日常をつくりあげ、今年も運動をまずは「一歩から」展開して参りましよう。
  
「愛宕山を守る会 世話人代表 岡村 寛」 

岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会第 7 期総会が盛大に開催され共に闘っていることに「愛岩山を守る会」から速帯のメッセージを送ります。 山口県知事と岩国市長は昨年 12 月26日 防衛大臣に愛宕山売渡しの最終決断を伝えました。また、国に普天間問題が見通しの立つ前の空母艦載機の先行移駐を認めない旨の文書による確認事項も防衛省の 1 局長名の「艦載機移駐のみを進める考えはなく、全力で取り組む」旨の回答を受け取り、知事はこの回答を評価しました。国は来年度予算案で米軍住宅 270 戸と運動施設建設の設計費としえ25年度までに 56 億円を計上し、また、基地内の施設整厳予算としで約 305 億円が手厚く盛り込まれました。山口県知事と岩国市長は自らの失政を安易な赤字解消の政策を選び、今後 30 年 50 年以上にわたる岩国市の安全安心と健全な発展の芽を完全に摘み取りました。国は岩国基地関連の米軍再編計画を2014年度完成目指し粛々と進めることでしよう。空母鑑栽機 59 機を含め 150 機以上の戦闘機・ 1 万人以上米軍関係者の住む極東最大の米軍基地となってしまいます。耐え難い爆音をまき散らずスーパーホーネット49機も含まれ、これら戦闘機の訓練は日夜を問わず、場所を選ばず、《 部隊の運用 》 との錦の御旗を掲げれば日本政府はなすすべのない米軍のやりたい放題の占領状況が戦後 67 年を迎えてなお果てしなく続くことでしょう。この影響は、岩国のみでなく中国四国地方での気ままな低空飛行訓練・戦闘訓練、北関東地方での訓練が多くの日木人の生活を乱し悩まします。特に鹿児島県・馬毛島で予定している空母艦載機離発着訓練場建設・訓練も気にかかるところです。米国に反感を持つ国からの攻撃目標にもなりかねません。米軍・箪属による事故や事件も増えることとなりますが、県や市の対応は全くお相末で、白主性のない姿勢には不安が増すばかりです。岩国市が多くの若者に夢を与えられない環境作りに手を貸せば、企業誘致はおろか将来の発展のない岩国市から若者のいない町になってしまいます。

このような厳しい情勢ではありますが、私たらは簡単にはへこたれません。
今米軍基地関連で 3 件の訴訟を闘っています。 654 名の原告の「爆音訴訟」、基地沖合移設工事にかかわる「公有水面埋め立て許可取消し訴訟」、愛宕山開発事業中止の「承認の取り消しを求める訴訟」です。訴訟を優位に進める為には多くの傍聴者がいることで裁判関係者に緊張をもたらし、丁寧な訴訟指揮が行われることになります。皆さん、関心をもって是非傍聴に来てください。また、本年 1 月 1 日も昨年同様「愛宕山開発事業跡地見守りの集い」区切りの第 50 回目を行いました。約 60 人の参加を得て恒例の“茶がゆ・ぜんざい・おでん”で今年 1 年の力強い運動をすることを誓い合いました。今後の運動に質の変化も検討することとなりました。 2つの世界遺産を持ち、平和を希求する広島県に米軍塞地の戦闘機の爆音はいりません。住民を不安にする飛行訓練もいりません。米軍による事件事故もいりません。これらを達成する為に粘り強い戦いを共に頑張っていきましょう。
  
 「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」代表大川清

 「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」結成 6 周年記念「みんなではね返そう! 岩国基地の拡張強化」連帯のメッセージ
 「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」結成 6 周年記念講演会にあたり、皆様の取り組みに心から敬意を表し、連帯のメッセージをおくります 。今、岩国は本当に厳しい状況が日 々 続いていますが 1 住民投票から 6 年、これまで厳しくなかったことなど片時もありませんでした。しかしながらその度に、西部住民の会の皆様はじめ全国の方々が岩国基地の強化・拡張反対の声をあげるべく連帯してくださり、私たち市民も力を合わせ精一杯の声をあげてきました。愛宕山開発跡地を巡る問題も厳しい状況が続いていますが、万がーにも米軍住宅が建ってしまえば、岩国は米兵の犯罪に脅え続けて暮らさなければならない街になってしまいます。そんなことを私達は絶対にさせてはなりません。
昨年 11 月、「日米地位協定の運用の見直し」が合意されましたが、何重ものハードルがあり決して改善などと呼べる代物ではありません。市民が米兵の事件・事故の犠牲になっても、地位協定の故に日本の怯律で裁<ことすら出来ない。不平等な地位協定によって彼らは守られ、罪にも問われないのであれば、米兵の事件事故は決してなくなることはないでしよう。よく「米軍基地の存在によって国が守られている」などと言う人がいますが、国を守る為に市民が犠牲になるというのは本末転倒ではないでしようか。私たち市民の願いは戦闘機の爆音や米兵の犯罪に苦しめられずに安心して暮らせる街です。私たちは命や平和、私たちの街の未来を決して諦めません。
岩国の闘いも本当に正念場です。岩国市のみならず広島県や周防大島など多くの住民を危険にさらす無謀な岩国基地の拡張・強化に反対すべく、共に連帯して声を上げ続けていきたいと願っています。共に頑張りましよう。
   
「岩国市桂町 津田利明」

 昨年6月から新滑走路の運用を開始しましたが、騒音が改善されたという実感がありません。それより、これまで見られなかった滑走路から西側の市街地方向に離陸や、市街地上空を東西南北に飛行するジェット機の飛行目撃があります。また、ヘリコプターの低空飛行があちこちで目撃されており、喧しいとの訴えが多数あります。滑走路の運用時間外(午後11時から午前6時)の飛行も増加するなど、むしろ悪化したというのが住民の実感です。県外の状況も宮島上空を頻繁に越える米軍機の増加、中国山地での低空飛行の増加や土蔵の倒壊といった報道も見ました。
そもそも、沖合移設の目的は安全と騒音の改善でしたが、今起きていることは、目的とは逆行する米軍の傍若無人の飛行の増加です。それは、一重に政治家や官僚が米国の言い成りだからです。
その実例が四年前、「岩国防衛事務所の基地対策調査専門官K氏」が、日本は戦争で負けたのでアメリカに強く言えない。」との回答ですし、政権交代で官僚が公然と首相や民主党を批判したとの報道がありましたが、それを裏付けたのが、昨年二月の鳩山元首相の自分の意思より「防衛省、外務省が米国を大事にした。」との琉球新報記事や外務省官僚が「民主党は愚か」「アメリカは妥協するな」とアメリカ政府に伝えていたという米公文書の存在が昨年五月のウィキリークスの公表です。
日本の官僚等は国益より省益で、省庁への影響力は政権政党よりアメリカの方が強い事実が明るみになりました。アメリカの意向の方が省益に叶うのであろう。その最たるものが田中沖縄防衛局長の「犯す前に言うか」発言で、さらに言えば、東北大震災でのアメリカ軍の「ともだち作戦」では自衛隊トップの統合幕僚長がアメリカ軍司令官のもとに出向くなど、自衛隊が在日アメリカ軍の指揮下にあることも明確になりました。
こんな、状況の時だからこそ、貴会の主張どおり艦載機移駐反対や「馬毛島」を含む広域の連帯を深める行動で力の結集し、その力を更に大きな力にすべき活動を続ける貴会に賛同致します。
総会当日は絶対負けられない大事な岩国市長選挙の前日であり出席できませんのでメッセージで参加の代替とさせていただきます。