458−4.2012年7月28日、広島県西部住民の会、オスプレイ強行搬入「怒」の緊急集会(31)〜(36)
   
 (31)  
 答える田村順玄さん。
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(33) 

 
 スライドも使いながら説明。
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口頭でも多くの方が質問されました

広島の藤井純子さん。

 

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 アピール案(下に)読み上げは事務局次長の西浦紘子さん
 (36)  
 

(37) 

 
 閉会挨拶は事務局長の坂本千尋さん
   
              
   
   アピール

 米軍岩国基地を取り巻く現状は、広島県内の2011年度目撃件数が2,048件という過去最高の数値で表されるように、岩国基地から飛び立つ米軍機の騒音被害が広島県西部地域や島根県浜田市など広域において急増しています。また、山口県が在沖海兵隊を岩国に配備しないことを条件に3月末愛宕山開発跡地を国にばいきゃくしてしまったため、米軍住宅建設の計画も進められています。愛宕山に「治外法権」地区が誕生してしまい、治安悪化など市民に大きな影響が明らかに出ると考えられます。その上、2014年に移駐予定の艦載機のうち、F/1A18は49機すべてが、エンジン出力が35%も大きいスーパーホーネットに、またEA−6B(ブラウラー)はより強力なFA−18G(グラウラー)に交代配備機種変更されるなど、すでに大幅な機能強化が進められています。

 そして、垂直離着陸機MV−22オスプレイは、今年に入ってから4月・6月と墜落事故を続けて起こし、多くの米国専門家が墜落の危険性をもつ「欠陥機」であることを告発しているにもかかわらず米軍は、「構造的欠陥がない」と詭弁をろうし、7月23日に米軍岩国へ強行搬入しました。

 全国の自治体、国民の「オスプレイ配備は認めない」の声を無視して岩国基地に搬入するという暴挙は、米国政府の代理店となり国民の生命をないがしろにした、わが国政府の行為であり断じて許せるものではありません。このまま、見過ごしてしまうことは、岩国基地を取り巻く地域を「世界一うるさい街」「世界一危険な街」へと変貌させてしまいます。

 日米両政府は、既に岩国に「沖縄や厚木基地の負担軽減」を大義名分に、AV−8ハリアーとKC−130ハーキュリーズを沖縄から、艦載機59機を厚木から移駐させる手法を取りながら、更にオスプレイを配備し、その暴挙に国民が怒りに燃えているさなかに、体の不調を訴えるケースが相次ぎ、飛行制限していたF22までをも嘉手納基地(沖縄)に派遣するという負担軽減どころか新たな負担を押し付けることを明らかにしています。このような日本という国も国民も存在しないかのような言語道断の仕打ちは決して許せるものではありません。

 私たちは私たちからつながる「生命」と豊かな自然と歴史を脅かす、オスプレイの強行搬入に怒りをこめて抗議し、即時撤退を求めます。

 安全、安心の街、騒音の無い街のために、「空母艦載機の岩国移駐」と「オスプレイ配備」白紙撤回まで、岩国・沖縄・神奈川そして全国の米軍基地の拡大強化に反対する住民と連帯して行動することを決意します。

 

2012年7月28日

みんなではね返そう岩国基地の拡張・強化

  迫る艦載機移駐 オスプレイ強行配備「怒」緊急集会参加者一同