480−14.2012年9月27日、オスプレイ編隊飛行訓練・米軍岩国基地(131)〜(140)
 
  (131)16時07分 
また飛び立ちました。今度は前日のような編隊飛行の訓練が始まりました。 
  (132)16時08分  
 
  (133)16時10分   
 近づいて飛びます。 26日のリムピースのホームページで、田村順玄さんが編隊離着陸訓練の危険性について説明しています。説明は下記に掲載。
  (134)16時10分   
 折り重なるように飛んでいるのが判ります。
  (135)16時11分
 

(136)16時11分 

 編隊飛行の危険性は単独飛行の倍では済みません。このあたり写真はバンバン撮って数多くのショットを掲載しました。
 (137)16時11分 
 

慾言えばもうちょっとアップで撮れれば良かったのですが、反対運動に必要なら原本さしあげますのでトリミングして使用して下さい。

 

(138)16時11分 

 

(139)16時12分

 
  (140)16時12分 一旦着地
 
   
            
 
  9月26日、オスプレイが岩国基地で2機編隊の飛行訓練を何度も行った。沖縄への展開を狙うオスプレイが、より実践的な訓練を始めたと見られる。

低空飛行でのタイトな編隊飛行は、出来る限り認められた施設・区域内に限定するというのが、合同委員会での米側の意向表明だった。戸村さんの写真でもわかるように、2機編隊のオスプレイ同士の距離はかなり近い。26日のようなタイトな編隊離着陸を、米軍は「出来る限り施設・区域内に限定する」対象とは考えていないのだ。基地へのアプローチはタイトな編隊でも行うことを表明しているに等しい。

先行機より高いところを飛ぶ、という位置どりは今回の岩国の訓練では守られているようだ。しかし、勘違いから位置取りを間違えて先行機の航跡に重なり後方乱気流に巻き込まれたのがフロリダの事故の主因だった。
タイトな編隊離着陸の訓練を岩国で始めているのを見れば、米軍は、後方機が位置取りを間違えても後方乱気流の影響がないだけの距離を置くという「善後策」はとるつもりが無いことがわかる。

事故がパイロットの勘違いから始まったのに、勘違いをしても安全な距離を保つのではなく、勘違いをしないように訓練を重ねる、というのでは事故前の状況と大差ない。もし普天間基地への編隊着陸に際して、アプローチの過程で後方乱気流に入りコントロールを失えば、墜落する先は密集した住宅地だ。

編隊飛行は軍用機の常とう手段だが、危険性は単独飛行の倍では済まない。

(田村順玄・岩国市議・RIMPEACE共同代表)(写真は 12.9.26 戸村 良人 撮影)