486−1.2012年10月11日、第78回愛宕山座り込み「開発跡地見守りのつどい」(1)〜(10)
 (1)
  最初に井原すがこ県議から愛宕山米軍住宅建設について9月定例県議会で、米軍住宅建設を行うには都市計画法の用途地域変更の手続きを行う必要があるが、どのように変更するつもりなのかを示せ、岩国市のまちづくりには縁もゆかりもない米軍基地になるのに、わざわざ用途地域変更を行う必要があるのか、と追及したと、報告されました。
  (2) 
   また艦載機移駐、オスプレイの問題についての質問内容も皆さんに「井原すがこの県議会報告」を配って説明。

 

  (3)
   「住民投票を力にする会」の吉岡光則さんからは、12月13日18時からシンフォニア岩国で行われる青年劇場公演「普天間」(主催:岩国で「普天間」を観る会」のお知らせ。

 

  (4) 
   「守る会」代表の岡村寛さんから、この間のオスプレイ反対の取り組みと、前日の愛宕山訴訟第13回口頭弁論の報告。次回(第14回)の口頭弁論は12月19日10時から。2月に証人尋問、3月に判決ということになるのではないか?との見通しを語られました。

オスプレイの10月1日以降の動きについては、田村順玄さんが「おはよう愛宕山」にまとめられています。(下に掲載)

(5)事務局長の天野一博さん。 

    昨日の広島地裁での口頭弁論では傍聴席は満員、抽選漏れで傍聴できない方が出るほどだった、周防大島から7名もの参加があった、とお礼を言われました。

ただ、地元岩国からの参加者が、訴訟提起の頃と比べて減ってきている。裁判というのは小声でのやりとりで、何が何か判らないうちにアット終わってしまうので面白くはないだろうが、裁判官も世間の目を気にする、是非これからも皆さんの協力を頂きたい、と言われました。

  (6)この日の参加者は約40名。  
   
  (7)30分ぐらいで報告は終わり、皆さん、お互いに語り合いに。 
   
  (8)
   いつものように広兼隆充さんからチリメンジャコやせんべい、お菓子、野菜、お花等様々な差し入れがあり、ゆっくり談笑。気楽に話し合える場です。これがあるから皆さん、集まられるのかも?

 

  (9) 
   11時過ぎてからフリートーク。伊達純さんから「米軍機低空飛行訓練視察in島根」のお誘い。10月15日〜16日、15日朝8時岩国市役所前出発、1万5千円ぐらいということです。申し込みは0827−38−1866まで。瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク主催。
 (10)大阪から来られたアジア共同行動(AWC)の志賀英紀さん。
   11月23〜24日に「岩国行動2012」を行われるそうです。
 

           

 

おはよう愛宕山   2012年10月7日 第427号

超危険なオスプレイ沖縄へ!

  こんな欠陥機をまだ飛ばすのか

 7月23日、岩国基地に強行陸揚げされたオスプレイが9月21日、初めて岩国の空を飛んだ。

 森本防衛大臣はこのオスプレイの沖縄配備を目指し、都合4回の岩国入りをし、オームのように米国側の代弁を繰り返した。事実9月21日から始まった試験飛行は数々の日米合同委員会の約束に違反する飛行を各地で繰り返した。

 オスプレイは台風が去った10月1日以降9機が早速飛び立ち、沖縄・普天間基地に降り立った。

 残る1番、4番、5番機は部品の交換や重ねての整備を必要とされ試験飛行も出来なかったが、4日から形式的に飛ばせ6日には最後の沖縄行が行われた。

 こうして12機のオスプレイは10月上旬の日本配備を完了、これから普天間基地での本格運用に舞台が移された。

 しかしこれら12機のオスプレイは4機に1機はまともに飛ばせないという欠陥機だったということが判り、こんな危険な飛行機が日本の空を飛ぶことなど言語道断と言わざるを得ない。

 第一、何百人と言う整備部隊や機材と共に岩国に乗り込み2カ月も滞在しながら、その間飛ばす事の出来なかったオスプレイは相当重症の機体。

 先日新聞の投書で拝見した女性の主張に全く同感である。「普天間基地周辺の人たちが凧や風船を飛ばしオスプレイに抗議したら、森本防衛大臣は『飛行の障害になることは好ましくない、これは常識だ。』と述べたというが、あの普天間基地にオスプレイを飛ばす事が『常識』なのだろうか。

 その主張に全く同感である。森本防衛大臣の『常識』こそ伺いたいものである。