35.広島YMCA、原爆瓦とローマ法王平和アピール(中区八丁堀7−14・広島YMCA内)
   
 

広島YMCA3号館玄関前の柱に原爆瓦とローマ法王のアピール(裏に)が貼り付けてあります。

私たちは、世界平和を願い 原爆瓦を後世につたえます。

1981年12月26日 広島YMCA

   
 

原爆瓦について

一九四五年八月六日八時十五分、原子爆弾の炸裂により、爆心地の温度は、摂氏三千度から七千度の超高温になりました。(鉄のとける温度は約千五百度、太陽の表面の温度は約五千七百度です。)熱戦は爆心地の住民を焼き殺し、住居を炎上させ、屋根瓦をとかしました。この瓦には、表面がとけてできたガラス質の粒があり、原爆の熱線のあとをはっきりと示しています。爆心直下で生活した人びとも、この瓦と同様に焼かれ、とかされ、殺されました。泡状に表面が焼けただれた瓦は、この人類史上未曽有の惨禍を語りかけています。

 
   
   

鎮魂

1981年12月6日 広島県高校生平和ゼミナール

ヒロシマの瓦・ナガサキの瓦

アメリカの原爆投下から三十三年たって、広島の高校生たちが、平和公園とその周辺で原爆被爆瓦を見つけました。

原爆瓦発掘保存運動は、さらに、中学生、小学生、幼稚園児、一般市民にも広がり、被爆体験の継承がはかられました。原爆瓦は長崎でも発見されています。

中央、原型を比較的よくとどめている瓦は、広島市の爆心地近くの元安川河床から発掘されたもの。それをとり囲むように配置されている瓦は、長崎市の爆心地松山町から発掘されたものです。

   
 

ローマ法王平和アピール

全世界の若者たちよ。

ともに手を取り合って、友情と団結のある未来を作ろうではありませんか。

窮乏の中にある兄弟姉妹に手を差しのべ、空腹に苦しむ者に食物を与え、家のない者に宿を与え、踏みにじられた者を自由にし、不正の支配するところに正義をもたらし、武器の支配するところには平和をもたらそうではありませんか。

な力を持っています。

人類同胞のためにその精神を使いなさい。

一九八一年二月二五日 広島平和記念公園にて 

ローマ法王 ヨハネ・パウロ二世