18.本逕寺のシロダモとボタン (中区大手町三丁目13−11) 
   
   

法華宗 松栄山 本逕寺」と書かれた建物の横の駐車場の右にこの寺の墓地があります。被爆樹については、駐車場を管理している方に聞けば丁寧に教えてい貰えました。

左の被爆樹には「被曝樹木 シロダモ 爆心から890m  このシロダモは、1945(昭和20)年8月6日の原爆で地上部を消失しましたが、その後、根元から芽を吹き返しました。」とあります。長遠寺のソテツの説明板と全く同じです。

   
   聴かなきゃ判らなかったのは、ボタン。広島市の被爆樹木リストには「ボタンは株分け、敷地内で移植」とあります。がシロダモのように説明板はついていません。
   
   お墓の中の2つの場所に離れて育てられている、ということのようです。
   
   墓石を見てみると、やはり原爆で上が欠けた墓がありました。そばの、上がとんがっているのは軍人墓です。
   
   

また、ここでは被爆死した人の名前が、3基ならんでいます。手前「昭和二十年八月七日亡 七才」、中央は昭和二十年八月六日 亡 武市 四五歳」、そして向こうの墓には「昭和二十年八月6日 慧四十才、昭和二十年八月十三日 美須子三十三才、昭和二十年八月一三日 正 三才、昭和二十年八月一七日 達 一四才」と刻まれています。下の写真。

いずれも2012年9月15日撮影。