14.原爆供養三十三合同歌碑  (西区三滝山・三滝寺内)

原爆三十二年にちなみ被爆歌人有志相はかり原爆体験の短歌三十三首を選じ世界平和の祈りをこめてこの地に合同歌碑を建立、供養す、と書かれている。5首あげてみよう。
 「戦死せし 吾子の命日 墓参して そのまま母も 永久に帰らず」
 「一瞬に 死の街となり 音絶えし わが住みなれし 家も焼けたり」
 「幾万の 被爆者うめきし このあたり 今日人もなく 清き川の面」
 「医務室に 藤田あき子と 記されし死体は 正しく吾子 文子なり」
「のたうちて 家にたどりし 姉ならむ 仏間辺りに お骨をひろう」  
写真は2003年2月8日撮影