124−3.2004年1月11日.海上自衛隊イラク派遣反対!呉基地行動、平和船団(21)〜(30)

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これが第1候補の「くにさき」
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のち、1月22日夜、隊員10名が重軽傷事故を起こした、作業艇が積み込まれているのが見えます。

1月23日中国新聞に事故の様子と原因の記事があります。

ピースリンクの要請書提出については1月24日中国新聞に出ています。

1月24日読売新聞にも事故記事が出ていました

下に、ピースリンク広島・呉・岩国の事故に関する海上自衛隊呉地方総監への要請書、(23日挿入)

 

 

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その隣は、知らぬ人はいない同型の「おおすみ」

 

 

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この2隻に何度も接近して訴えました。

 

 

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だけど、この前と同様、休日とは言え人陰ひとつ現れないのが異様。前日の土曜日はかなり見張り等の人影が見えたのですが。

 

 

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精一杯迫って行きました。こんなに多くのゴムボートを浮かべたのは初めて。

 

 

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(ピースリンク広島・呉・岩国の事故に関する自衛隊への申し入れ、1月23日昼)(23日挿入)

海上自衛隊呉地方総監               2004年1月23日
  小串 茂様
                              要 請 書
   戦車揚陸艦「くにさき」作業艇の事故の真相究明を求め、
    あわせて被爆県・呉からの揚陸艦のイラク派兵を思いとどまるよう強く要請する

 昨夜、呉基地において、揚陸艦「くにさき」の作業艇が、地方総監部付近の防波堤に激突し、10人が重軽傷を負い、市内の病院に収容されたと報じられています。事故では、4名が頭や首の骨を折るなど重傷であると報じられています。呉市民としての自衛官の被害に心よりお見舞い申し上げます。


 それにしても、なぜこのような事故が起きてしまったのかについては、慎重に見極めるべきです。防波堤には、夜間用のライトがついていたとされます。どこに何があるか周知の、そもそも手慣れた場所で、なぜこのような大きな事故が発生したのか全く理解に苦しみます。原因の究明がなされる前に先入観を持った推測は慎まねばなりませんが、操縦士を含めた人間の不注意、精神的動揺などが真っ先に考えねばならない原因として考えられないでしょうか?


  これは、単なる交通事故ではありますが、事故が、イラク派兵の最有力候補で起きたことを重視しないわけにはいきません。丁度、同日、航空自衛隊の本体が、政府専用機により、イラクへ派兵されました。また、今日は、対テロアフガン戦争への支援として、舞鶴からイージス艦「」が出港します。また陸上自衛隊先遣隊の一部が今日、帰国し、 26日にも本体への派遣命令が出ると言われています。となれば、海上自衛隊も、近くその一員に加わることになるはずです。ちまたは、日本が戦争状態に近い騒然とした様相を呈していりわけです。海上自衛隊で派兵の対象になっている隊員は、そうした雰囲気を強く感じ取っており、不安や悩みを持った隊員が多数おられるのではないかと危惧します。少なくとも、そのような状況の中で起きた事故であることは疑いようがありません。


  ところで、艇にはどのような方が乗っていたのでしょうか?小さな艇にしては、乗員13人というのは余りに過剰で、違法ではなかったのでしょうか。また、何かの命令で、急いでいたということはないでしょうか? 海上保安庁や警察が調査することではありますが、徹底的に原因を究明していただきたい。


 「くにさき」がイラクへの派兵第一候補なのかどうかはわかりませんが、いずれにしろ、第一輸送隊で起きた事故であり、自らの基地地域内で、このような事故を起こしてしまう部隊が、はるか離れたイラクへの輸送や、自らもイラクの港に停泊し、荷役作業を行うというのは、あまりにも不適切です。


  これまで、私たちは、事故とは無関係にイラクへの、被爆地からの揚陸艦派兵は、絶対に止めていただきたいことをくり返し申し入れてきました。今もその考えに変更はありません。しかし、これほどの事故を起こし、4人もが重軽傷を負うという状態は、それ自体が、第一輸送隊の業務の負担増と隊員への圧迫が日常化していている可能性をも示唆しており、まずは、真相究明を強く要請するものです。

    ピースリンク広島・呉・岩国
  呉市幸町3−1 呉YWCA気付  呉21-2414 湯浅一郎