134−2.2004年2月14日、戦車揚陸艦「おおすみ」のイラク派兵、呉出航「平和船団」抗議 (11)〜(20)
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だんだん近づいて行くと思ったのもつかの間 下に、この日不発になってしまった、海上からのアピール例:
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にわかに曇りだし、海が荒れ始めました。
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これ以上先には行けなったのも止むを得ない状況に
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海に落ちた人もおり、仕方がないのでこのあたりを周回。まだ「おおすみ」で式典が始まる前です。 用意していた海上からのアピールも不発に
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今年から「平和船団」に病みつきになった「さとう」さんと大月さん 「さとう」さんからも報告が来ましたがオフレコとのこと。
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もうこうなりゃ記念写真?ですかね。左の平木さんからも報告が来ていますが、「歴史につきあった感慨」「疲れたけど、もうこうなりゃとことんつきあう」といった感想ですが、ホームページにはなじまないのであとはオフレコ。
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それでも少しでも絵になるかも、とシャッターを | |
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この日不発になってしまった、海上からのアピール例:
海上自衛隊呉基地周辺の市民の皆さん、自衛隊員の皆さん
Fバース周辺の自衛官、ご家族の皆さん!
私たちは、ピースリンク広島・呉・岩国の平和船団です。
本日、輸送艦「おおすみ」がイラク特措法により、イラクに派兵されようとしていますが、これには何一つ正当性はありません。
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私たちは、被爆県・呉からの輸送艦(以下、戦車揚陸艦)「おおすみ」のイラク派兵及び護衛艦「さみだれ」のアラビア海派遣の中止を求め、軍転法の精神に沿い呉を海外派兵の拠点にしないよう求めて、最後の最後までアピールをするべく、海上デモをおこなっていきます。
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今、沖に見える桟橋の両側に2隻の艦船が停泊しています。輸送艦{おおすみ」と護衛艦「さみだれ」です。「おおすみ」は、戦地とも言うべきイラクへの物資輸送のため、今日、呉を出て、室蘭で荷物を積んで、イラクへ向かう予定です。「さみだれ」は、明日の朝、アフガンの対テロ掃討作戦のため、アラビア海に向けて出て行きます。二日続けて、海外での作戦行動のために艦船が出て行くというのは、自衛隊創設以来 初めてのことです。
・しかも、「おおすみ」は単なる輸送艦ではありません。LST、戦車揚陸艦です。
海外での侵攻作戦ができるきわめて攻撃的な艦船が、派兵されるところに、本質がある。
今、日本は「派兵国家」とも言うべき国になるために暴走を始めているとしか言いようがありません。それが、呉という被爆県の街から始まろうとしていることを何としても止めねばなりません。
B「おおすみ」のイラク派兵には何一つ正当性がありません。
a)アメリカによるイラク戦争は、全く根拠のないものであり、むしろ、戦争犯罪である。
イラク戦争の理由となった生物・化学兵器などの大量破壊兵器は未だに見つかっておらず、アメリカのイラク攻撃の根拠はぐらついています。その限りにおいて占領支援のために、自衛隊を出すことは何一つ正当性がありません。
それどころか、アメリカは、1万人とも言うイラク市民を殺りくし、メソポタミア文明発祥の地の自然や社会的基盤を破壊し、永遠の放射能汚染源としての劣化ウランをイラクの各所に残したのです。これらはすべてアメリカという国家による犯罪です。
b)自衛隊の任務は、「人道復興支援」は名ばかりで、米軍を中心とした「連合軍」の仲間として、占領の支援活動をすることであり、「国際貢献」でも何でもない。
日本政府が「人道復興支援」とくり返し主張しても、日本がアメリカのイラク戦争を全面的に支持し、その占領を支援する限り、日本は、アメリカの同盟国として標的にならざるを得ません。それを承知で、自衛隊を派兵するのは、イラク特措法、自衛隊法、憲法九条に照らして全く違法であります。
c)隊員の中には、イラク派兵と自衛隊法・憲法九条との矛盾、イラク戦争の不正義とイラクの市民や自然が破壊されたこととの関係について、人間的な問いかけがわき起こっていると想像します。またイラク派兵が、「国民を守ることに寄与するどころか、逆に国民の危険性を高めることにしかならない」のではとの強い疑問に悩んでいるはずです。
1月22日夜、イラク派兵の対象艦の一つである揚陸艦「くにさき」の作業艇が、防波堤に激突し、10人が重軽傷を負った事故は、不安や悩みを持った隊員が多数おられる状況を反映したものです。自衛隊員は、政府の誤った政策の被害者です。今、派遣すれば、自衛官の生命と人権がないがしろにされることは明白である以上、自衛官の生命と人権を軽んじた派遣命令には従うべきではありません。
d) 私たちが暮らす被爆県の呉から輸送艦=戦車揚陸艦を派兵することは、ヒロシマが、アメリカの占領に加担することを意味しており、なんとしても中止していただきたい。被爆者が市民として多数生活し、敗戦まぎわに甚大な空襲被害を受けた呉市が、横暴で、大義のないイラク戦争を正当化するアメリカ政府のために、自衛隊を派兵する街にすることは許し難いこととして、いてもたってもいられません。
e) 揚陸艦がイラク派兵されれば、呉は、海外派兵の拠点としてますます機能強化されます。既に2001年11月以来、アフガンでの対テロ掃討作戦の戦争協力という<戦時下における海外派遣>が続いています。実際、「おおすみ」がイラク派兵に出た翌日には、対テロ特措法によりアラビア海に向け護衛艦「さみだれ」が派遣されます。
別個の二つの法律により、海外での作戦行動のために呉から2日続けて艦船が出ると言う事態が、戦後初めて出現することは、呉の置かれている現実を象徴するものとしてきわめて深刻です。
これは、軍転法の精神を全く踏みにじるものであり、軍転法によって「平和産業港湾都市」をめざしてきた呉市政を根本から覆えすものであり、絶対に容認できません。今こそ、貴職として、旧軍転法案要綱理由書(1949年10月)の平和宣言を見直していただきたい。
シュプレヒコール:
イラクへの自衛隊派兵をやめろ!「おおすみ」の派兵をするな!
戦車揚陸艦を派兵するな! イラクへの戦費を出すな!
米英軍はイラクから撤退しろ!
インド洋派遣部隊を即時撤収しろ!
護衛艦「さみだれ」のアラビア海派遣を止めろ!
自衛隊は海外派兵を止めろ 呉、佐世保からの派兵を止めろ
広島、長崎からの派兵を止めろ
被爆地を海外派兵の拠点にするな
・海外派兵を普通のことにするな
・自衛隊の海外派兵絶対反対!
・集団的自衛権の行使をするな!
・後方支援は、戦争の一部だ
・日本は戦争協力をするな!
・憲法九条を殺すな! ・憲法9条を活かそう!
・平和憲法を守ろう!
・軍転法を活かそう!
・基地のないヒロシマを作ろう!
・
「自衛官は逃げ出せ!」
「逃げても恥ではないぞ!」
「撤退する勇気を!」
「復興支援なんて嘘っぱちだ」
「ブッシュのための公共事業だ!」 「足りないのは薬だ!」
「足りないのは先生だ!」 「足りないのは雇用だ!」
「装甲車なんか要らないぞ!」 「無反動砲なんか要らないぞ!」
「大量破壊兵器なんてなかったぞ!」