231−1.2006年7月2日、岩国基地問題の本質を語る集い(1)〜(10)
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午後2時から岩国市民会館第4研修室で、山口県平和運動フォーラムの呼びかけで、じっくり岩国基地問題の本質を語ろう、とこの学習会が持たれました。 | |
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講師は山口大学教授の纐纈厚さん。「米軍再編問題は”保守再編”に連動する」というレジメに沿って約1時間半の講義をして頂きました。どこまで紹介できるやら?コメントには自信がありませんが一応書いておきます。 | |
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米軍再編は政治問題。日本は全く新しい段階に入っていく。改憲→保守体制の再構築から帝国日本の立ち上げに進もうとしている。 | |
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アメリカの軍事力の位置づけが転換されようとしている。確かにイランからアメリカとその同盟軍は手を引こうとしているかも知れないが、次の持って行き先は、スーダン、アフガニスタンそしてイランだ。先制攻撃戦略まで練られている。 | |
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そのような米軍再編は、まさに日本の保守再編に連動する。 | |
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日本の自衛隊については、フランス革命以来本来「国民軍」としてあるべき軍隊には、なることが出来ないまま、文民統制の形骸化が進んでいる。日本の軍事国家化・戦闘国家化の達成度において米軍再編の成果が評価され、それは日本国家のの政治システム及び経済システム、さらに国民意識の有り様をも規定する。 | |
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「拉致問題」は確かに問題だが、それが「経済制裁」に飛躍してしまう、というように。(このあたりレジメから離れたところで筆者の印象にのこっていることをコメントで入れているだけ。要旨から外れていれば御免なさい。) 田村順玄市議と佐々木明美県議が聞き入っていました。 |
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靖国問題について言えば、靖国参拝反対論も、根底的な靖国反対思想が全く出来ていないのが、現在の国民思想。小泉首相が参拝のゼスチャーを見せるだけで、今ある日本人の軍国思想を打ち固めることになる等指摘。 | |
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1時間半の講義がおわり10分の休憩に入ると司会者。 | |
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リレートークに入ります。進行は山口県平和運動フォーラム中嶋光雄さん。
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