319−4.2009年8月5日、8・6ヒロシマ平和へのつどい2009(31)〜(36)  
   

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水、氷、海洋、大気・・・複雑な現象。レイチェル・カーソン「われらをめぐる海」。
世界を滅ぼす=人類だけでなく、生物全体を滅ぼす。
最後に出てきた生物が、生物全体を滅ぼす可能性。
現状評価。アメリカにオバマ政権登場。64年間、世界政治を牛耳ってきた構造は、すぐには変わらない。
2010年NPT再検討会議に向けた準備会議が今年5月にあり、日韓シンポジウムに取り組んだ。風は吹いているが、実質的進展はない。ロードマップ、20〜30年かけて。2000年のNPT合意点がきっかけ。CTBT、先制不使用・・その合意に戻る。世論。8月末の選挙。政権が代わる。
24000発。この核兵器が世界政治の道具として使われてきた。アメリカ一極支配が崩れるチャンスがいま、ある。核兵器のない世界、と結び付けていく。

 

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会場からの質疑。「ヒロシマ・ナガサキの声は核戦争を止めてきたのか?」(週刊金曜日・成澤さん)との質問に対して、「戦後の大統領は全員、一度は核を使うことを考えている。その際、広島・長崎のことを考えたのは事実だ。
核兵器使用の3つの条件・・・。

「オバマの二面性。どう評価するのか?対テロ戦争を終わらせようとするのか?核兵器廃絶に向かうのか?暗殺の可能性はどうなのか?ケネディの再来か?」(鹿児島大学の木村朗さん)との質問に対しては、23の内容。また、統合参謀本部を敵に回して暗殺されたたケネディの例にも注意を喚起した。

 

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最後に「市民による平和宣言」を呉YWCA WE LOVE 9条の木村浩子さんが読み上げた。

 

 

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参加者一同の拍手で採択した。2時間45分の集会を終えた。

 

 

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   閉会挨拶を実行委員会代表の田中利幸さんが行った。

 

 

 

 

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   田母神とか右翼とか、個人の問題ではない。日本の状況全体の反映。日本政府の拡大抑止力要請という状況。
広島・長崎を核の傘政策に利用してきた日本政府。
オバマ登場で風は吹いているが、状況はよくない。
悪くても運動を地道に続けていく。他者を殺傷する権利はないということが最大の原則であることを確認したい。