4.西本願寺別院 表忠塔(中区寺町1−19)

 

 西本願寺別院に入って中国配電職員弔魂塔の反対側にあります。何故か、別院の人に尋ねた時には、被爆樹ソテツなどは詳しく教えて頂いたが、この「表忠塔」には、触れられませんでした。2度目に訪れた時、その存在に気がつきました。刻まれた文字を読んでみると、日露戦争で出征して負傷、広島の陸軍予備病院で病没した竹中某陸軍少将外279名を、合骨納安しその殉国の誠忠を追慕するもの、というものです。日付けは大正七年四月となっています。
ここは爆心地から約1.2キロ、被爆遺跡であると共に、軍都広島を今に伝える教材でもあります。しかし、何故か、報告書や文献に載っていません。お寺への遠慮かな、と思ったりします。

※建立年月日  大正7年4月

※建立の由来 広島陸軍病院にて戦傷病にて死没者の遺骨を納安し永く殉国の誠忠義を追慕するために本塔建設す。

 ※その他、特記事項 碑裏面に明治37〜38年戦役に出征し、戦地にて傷病を得て当地(広島陸軍病院)予備病院に没せられた  大正7年4月,広島別院 真宗司教 凌雲識

写真は2012年12月19日撮影。