7−1.江南地下タンク跡(江田島)

   

江田島は、中央の東、江田島町と大柿町との間、切り串港方面から行くと、「軍艦棒名・出雲戦没者留魂碑」のある「江田島公園」がありますが、さらに進んで、小用の近く。米軍秋月弾薬庫の手前、海上自衛隊飛渡瀬支所の道を隔てた山側、呉湾の展望が開けるところ、みかん畑の下に、巨大な地下タンク(貯油所)の跡が発見されています。

(写真はみかん畑ににょっきりと突き出たトンネルの鉄棒)

このあたりよそもの私たちはいつも迷って、道を近くの人に尋ねながら行っています。掘ったのはもちろん朝鮮人たち。大正のはじめから、昭和の3、4年ぐらいまで掘っていたといいます。

1993年1月撮影

   
 1993年1月撮影
   
 左手の広いみかん畑の下が全て、旧海軍の貯油所だったといいます。戦後民間に土地は払い下げられ、今は、もちろん全く使用されていません。どころか、場所はわかっても、入り口がなかなか判りません。ようやくそれらしき鉄板の入り口を、「海上自衛隊飛渡瀬支所」の鉄条網のそばに見つけますが、今度はバラのトゲが邪魔して中々近づけません。入るのをあきらめかけた矢先、メンバーの一人が、降りられそうな場所を見つけました。鉄製の扉は、何とか開けることが出来ました。幸い懐中電灯があったので、トンネルを通ってみかん畑の下まで行くことができました。中の様子は写真のとおり。

写真は2002年1月撮影
   
 写真は1993年1月撮影  
   
長いトンネルが続きます

写真は2002年1月撮影