8.三星製菓工場のレンガ(南区西蟹屋四丁目3−4・カニ公園)
   
  広島は軍の兵站基地でもあった。指定工場として、乾パンやビスケットを製造していた。戦後もバターシガー等製造していたが、1995年8月に、都市公園の建設のため解体、移転された。その地に出来た「カニ公園」(西蟹屋第2公園)の南端に、元の工場のレンガを土台にして、手押しポンプとその台座がモニュメントとして設置されている。

写真は、いずれも2012年5月16日撮影。
   
 
   
 

説明板

「三星製菓工場のレンガ(爆心地から約2.3キロメートル)

 このレンガは1924(大正13)年、この場所に立てられた菓子工場の一部です。1945(昭和20)年8月6日、人類史上最初の原子爆弾により、強烈な爆風を受け、この周辺の建物の多くが倒壊しました。この工場も屋根などに大きな被害を受けたものの、厚いレンガの壁は残りました。この敷地が公園として整備されることになり、被爆した工場の壁面の一部を保存したものです。」